生活にかかる費用を節約するためには、まず負担となる固定費を節約し見直さなければなりません。
その中でもすぐに効果を実感できるのが「通信費」。
いわゆるインターネットやスマホ代、固定電話などですね。
特にスマホ代は大手キャリアから格安スマホ会社に乗り換えることで、大幅に携帯代を節約することができます。
実は私も大手キャリアであるdocomoから楽天モバイルに乗り換え、スマホ代を月8,000円以上も節約することに成功しました。
それを見た私の両親が「スマホ代を安くしたい!」と格安スマホへの乗り換えを強く希望したので、両親にあった格安スマホ会社を探すことにしました。
そこで候補にあがったのが「イオンモバイル」。
手頃な値段でスマホが使えるという理由ももちろんですが、大手スーパーが提供しているというところにも惹かれました。
イオンモバイルを選んだ理由
全国に200店舗以上あるスーパー、イオンが提供している「イオンモバイル」。
格安スマホはネット契約が主流ですが、イオンモバイルは全国にある200以上のイオンに実店舗があるため、契約から修理まで顔を見て直接やり取りができます。
実家の両親は普段からスマホを使い慣れていますが、通信量や速度制限などの知識は全くありません。
さらに今回はSIMカードと同時に端末の購入も予定していたので、店舗がすぐ近くにあるイオンモバイルに決めました。
不明点や万が一故障してしまっても、買い物ついでに寄れるイオンであれば気軽に相談できますよね。
また、イオンモバイルの最大の魅力といわれているのが契約縛りのなさ。
格安スマホでも契約から1年未満の解約は違約金が発生する場合が多いですが、イオンモバイルは契約の縛りもなく、いつ解約をしても違約金は発生しません。
このようなことにもメリットを感じ、イオンモバイルを契約することにしました。
手続きの流れ
MNP予約番号を発行する
まずは電話番号を乗り換え先の会社でも使えるようにするために、「MNP予約番号」を取得します。
本来ならdocomoのマイページより取得ができますが、両親ともに今までほとんどアクセスをしていなかったのでパスワードが不明…。
そこで今回は直接docomoに電話をかけて聞くことにしました。
docomo回線を使っている場合、端末から「151」をかけるだけでインフォメーションセンターに繋がります。
電話をかけMNP予約番号の取得をお願いすると、やはり引き止められましたが…(機種変更時に利用できるポイントを数万円分付与すると言われました)
しかし、ポイントをもらっても毎月の支払額が安くなる訳ではないのできっぱりとお断りし、きちんと予約番号を発行してもらいました。
ただ、どうしても断りづらい場合があるので、なるべくマイページにアクセスして取得する方が良いと思います。
また、今回は更新月での解約のため違約金がかかりませんでしたが、更新月とその翌月(24~25か月)以外は9,500円(税抜)の違約金が発生します。
とはいえ更新月を待たず、違約金を払ってでも乗り換えた方が安くなることが多いので、ひとまず以下の記事を読んでタイミングを確認してみてくださいね。
イオンモバイルへMNP転入
取得したMNP予約番号のほかに、身分証明書やクレジットカードを持ってイオンモバイルに向かいました。
イオンモバイルの毎月の料金支払いはクレジットカード決済のみ。
基本的にどのカードブランドでも利用できますが、おすすめはやはりイオンカード。
イオンモバイルに乗り換える際に端末も購入すると、24回までの分割手数料が無料になります。
さらに20日30日のお客様感謝デーに端末を購入すると、なんと5%引きになるので必見ですね。
イオンカードは年会費無料で作れるクレジットカード。
20日30日のお客様感謝デーには提示するだけで5%割引が受けられるので、1枚持っておくと便利ですよ。
もちろんわたしの両親も、イオンカードで毎月の料金支払いをしています。
またMNP転入時、契約するプランも選ばなければなりません。
イオンモバイルのプランは他社とは違い音声プランは1GB、2GB、4GB・・・と細かく分かれています。
普段どのくらい使っていたか、大手キャリアのマイページより確認しプラン選びをするようにしましょう。
詳しいプラン内容はこちらの記事で紹介しています。
両親の場合は自宅にWi-Fi環境が整っていたということもあり、ひとまず音声2GB(1,380円)プランを契約することにしました。
また父はこれを機に端末も新しくする予定だったので、3万円ほどのオススメ端末を購入しました。
契約時に受けた確認事項は全部で10項目
初期費用
イオンモバイルに転入する際はSIMカード代として3,000円(税抜)が発生します。
これは必ずかかるものなので把握しておくようにしましょう。
キャリアメールの停止
格安スマホの場合、キャリアメールを使うことができません。
大手キャリアで使用していた場合はアドレス変更の連絡やフリーメールアドレスの取得などを事前に済ませておくとスムーズです。
利用期間と違約金
音声SIMを契約した場合、契約後180日以内に他社へMNP転出をすると8,000円(税抜)の違約金が発生します。
また181日以降の転出は3,000円(税抜)が発生。
契約縛りはありませんが、この金額は注意しておくべきですね。
同一名義の契約数
音声通話SIM、データ通信SIMの両方ともに同一名義は5回線までが上限となります。
マイページについて
契約翌日よりログインが可能。
紙での利用料金明細は有料になるので、マイページで毎月の利用料金を確認することをおすすめします。
通話料金
30秒ごとに20円が発生しますが、これは他の格安スマホ会社と同じになります。
しかし、音声プランを契約している人だけが使える「イオンでんわ」というアプリを経由して発信すると30秒当たりの通話料が10円になるので、必ずインストールしておくようにしましょう。
日割り計算
申込み月は全て日割り計算となります。
ユニバーサル料金は初月無料、翌月より約2円が加算されます。
解約とMNP予約番号
契約は日割り計算となりますが、解約時は1か月分丸々発生となります。
またイオンモバイルから他社へMNP転出する場合、予約番号の発行に数日かかる恐れがあります。
海外での利用について
音声通話やSNSは利用できますが、データ通信は利用できません。
また音声通話やSNSも利用料金が高くなるので注意が必要です。
月々の支払
クレジットカード決済のみ、イオンカード以外も利用が可能です。
以上の10項目を説明され、大丈夫であれば同意書にサインします。
その後回線の開通工事に入りますが、所要時間は約1時間とのこと。
その間にイオンで買い物ができたので、無駄なく時間をつぶすことができました。
乗り換え完了!果たして使い勝手は・・・?
予定通り1時間程で回線工事も終わり、SIMカード代と端末代を支払いました。
たまたま契約した日がお客様感謝デーだったこともあり、端末は5%OFF!
イオンカードのポイントも貯まるしお得に乗り換えができました。
支払いが済めば全ての契約手続きが完了となりますが、SIMカードを入れ替えた後にインターネットに接続するための初期設定「APN設定」が必要になります。
端末をイオンモバイルで購入した場合は必要ありませんが、自分で端末を用意する場合は設定が必要です。
とはいえ設定が詳しく書かれた書類をもらうことができるので、Wi-Fi環境でQRコードを読み込み指定されたプログラムをインストールするだけととってもカンタン!
万が一自宅にWi-Fi環境が整っていない場合は、イオンモバイルの店舗内やフリーWi-FIを利用してインストールしておくようにしましょう。
まとめ
両親あわせて17,000円も払っていたスマホ代が、なんと3,000円以下(一人1,500円)に抑えることができました。
月々14,000円の節約なので年間で168,000円も節約に成功!
これって結構豪華な海外旅行に行けてしまう額ですよね。
気になる通信速度ですが、やはりWi-Fi環境ではない場所だと遅いかなぁといった印象。
特にyoutubeなどの動画や画像を多く掲載しているサイトは、きちんと表示されるまでに時間がかかります。
外で見る人はモバイルWi-Fiを持っているとストレスなく視聴できるはずです。
また中盤でもお話ししましたが、更新月以外の乗り換えでもトータル的に安くなる可能性があります。
端末残債金額や違約金、携帯料金を現在利用しているキャリアと乗り換え先の格安スマホ会社とで比較をして、安くなるタイミングでしっかり乗り換えるべき。
解約に新規契約といろいろ面倒ではありますが、スマホ代(通信費)は乗り換えてすぐに節約効果を実感できる項目なのでタイミングをみてきちんと乗り換えましょう!
節約を成功させるためには、削れるものを今すぐ削り無駄な出費を抑えることが大切です。
しっかり見極めてやりくりすることが楽しい節約生活を送るポイントになります。