初心者でも簡単!季節のおいしい野菜をベランダで菜園して食費の節約に繋げよう!


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カワウソさんカワウソさん

ベランダでもつくれるお野菜、結構あるってご存知ですか?
庭のない一戸建てのお家だって、マンションのベランダだって、鉢やプランターを置くスペースがあれば沢山のお野菜を育てていくことができるんです。
キッチンから数歩で行けるベランダ菜園なら、毎日の水やりや手入れも気軽にできます。
洗濯物を取り込むついでに野菜を収穫して、そのまま晩ご飯づくりへなんて便利に使えちゃうんです。

最近では家庭菜園ブームもあって、100均ショップで必要な道具はほとんど揃えることができます。
簡単にはじめられ、1年を通して野菜を育てられるようになればかなり食費節約ができるんですよ。

「食費節約になるのはいいけど、おいしい野菜が小さなプランターでできるの?」って思った人もいるかもしれませんね。
育てやすい野菜、プランターを置く場所、土や肥料、栽培時期などのポイントさえ押さえていれば、しっかり美味しい野菜を収穫していくことができます!
初心者でもはじめやすいベランダ菜園の方法やコツをたくさん紹介していきますので、美味しい節約生活をあなたもはじめてくださいね。

まずはベランダ菜園の置き場をつくりましょう!

限られた自宅スペースの中で、野菜が元気に育つ場所にプランターを置かなければいけません。
野菜の栽培しやすさにも直結するので、住宅タイプそれぞれに押さえておくべきポイントがあります。

共通して言えるのは、日当たりと風通しの良さを確保すること。
野菜の成長に太陽光は欠かせません。
1日最低でも3~4時間は直射日光に当たる場所で栽培しないと、なかなかうまく育たないのです。
トマトやピーマンなどの夏野菜は特に、半日以上しっかり直射日光に当ててやる必要があります。
コンクリートのベランダや床に鉢やプランターを置くときは、必ず床の上にレンガやすのこを引いて直置きしないようにしてください。

コンクリートの床は夏は熱を吸収して温度を上げたり、照り返しの影響を植物に強く与えたりします。
逆に冬は冷却効果を保持して野菜を冷やしてしまうので、負担を軽減できるよう必ず対策してください。
すのこやレンガは100均ショップのものでOK。これを敷いておけば、水はけや風通しも良くなるので一石二鳥です。

<一戸建て>

■ 屋根のない場所には置かない
雨が直接降り注いでしまう屋根のない玄関先やバルコニーなどは置き場にあまり適しません。
梅雨時期など雨が続く季節には根腐れを起こしやすくなったり、病気になりやすくなってしまいます。

雨のよく降る時期には移動させることができるよう、屋根のない場所は軽めの鉢などで栽培をするようにしましょう。
どうしても雨ざらしの場所にしか置けない場合は、ビニール傘を掛けたりタープを張ったりして対処するようにしてください。

■ いつも目につく場所におく
毎日の生活動線上にある場所に置きましょう。
ベランダ菜園を見るためだけに行かなきゃいけないような場所に置いてしまうと、うっかり水やりを忘れたり、苗が病気になっても気がつかず手遅れになってしまいがち。
洗濯物を干す場所、キッチンから必ず見える場所、玄関わきなど、必ず毎日成長をチェックできるところに、ベランダ菜園を設けましょう。

<マンション>

■ 管理会社に確認
都心など特に、ベランダ利用に制約がある場合が少なからずあります。
いま住んでいるマンションのベランダで、野菜栽培をしてもいいかどうか確認しておきましょう。

■ 近隣に迷惑をかけないようにする
避難通路を妨げてしまったり、排水溝やといに土や枯葉が溜まってしまったりしないように気をつけましょう。
害虫なども発生させないように、こまめにチェックするようにしてください。

■ 強風に注意
強い風が当たりやすい高層階は特に注意が必要です。軽い鉢などが飛んでいかないよう、しっかり重しなどして対策しておいてください。
強い風は植物を傷つけるので、手すりにネットやビニールを張るなどして、強い風から苗を守るようにしましょう。
台風時は高い苗のものは寝かせたり、部屋の中に一時避難させるなどして対処してください。

■ 季節ごとに場所を変える
季節によって、ベランダに差し込む日差しは変化します。季節ごとに一番日当たりのよい場所へ鉢やプランターを移動させて、育てていくようにしましょう。
一方向からしか光が当たらないベランダでは、向きや置き場所を時々変えて、まんべんなくベランダ菜園の野菜たちに日光が届くようにしてあげてください。

ベランダ菜園づくりに必要な道具

材料はすべてホームセンターや園芸店などで揃えられます。
手軽にはじめたいなら、100均ショップの園芸コーナーで探してみてください。
年々、園芸グッズが充実してきているので、大きな店舗ならほとんどの材料を100均ショップでゲットすることができます。

■ 容器
土を入れることができて、排水できる穴が開けられるものであれば基本的に何でも使えます。
目安としては、苗の丈が高くなる野菜・収穫までに時間がかかる野菜・根をしっかり育てなければいけない根菜類は深くて大きめのプランターがオススメです。

プランターは小型・中型・大型といろいろ販売されています。
大型を使えば、それだけたくさん植え付けることができますが、土を入れるとかなりの重さに。
女性ひとりで動かすにはしんどいので、自分が無理なく動かせる大きさ&重さのものを選びましょう。

そこまで背丈が伸びない野菜などは、鉢や木箱、三角コーナーやコランダー、麻袋や不織布の手提げ袋など、家にあるものを活用して容器にすることができます。
栽培に適したサイズは野菜それぞれの育て方の説明の時に紹介していきますね。

■ 野菜用培養土
本格的な人は自分で野菜ごとにブレンドして栽培土をつくりますが、初心者には手軽な市販されている培養土を使ってはじめましょう。
肥料なども混ぜ込んであるので、初心者には使いやすいのです。

■ ジョウロとバケツ
水やりに欠かせないジョウロとバケツ。
ジョウロは口の細いタイプを選んでおくと、苗を傷つけずに水やりすることができます。
液体肥料をやる時にも便利です。

水の量を測りやすい1ℓや5ℓタイプのものがオススメ。
バケツもあると重宝します。
土や肥料を混ぜたり、栽培グッズをしまう場所にしたりと便利です。

■ スコップ
容器に土を入れる大きめのものが1つは必要になります。
土がこぼれにくい円筒形のタイプも使いやすいです。
長く使えるのはステンレス製がオススメすが、手近なもので代用したいなら、ペットボトルの上から1/3あたりを斜めにカットして円筒形にすれば使えます。

■ 鉢底ネットと鉢底石
プランターなどの容器の水はけを良くし、さらに底穴からの害虫の侵入を防いでくれるのが鉢底ネットと鉢底石です。
鉢底ネットは水切りネットで代用できますし、鉢底石は1~2cm角にカットした発泡スチロールでもOK。

■ 園芸用のはさみ
枝や茎を切ったり、なった実を収穫したりする時に使います。
ふつうのハサミでは固い茎や枝などがカットしにくいので、1本あると便利です。
工作用のはさみなら代用できます。

■ 液体肥料
水で薄めてジョウロでまんべんなくまけるので、ベランダ菜園には液体肥料がオススメです。
必要な時期に与えて、しっかり収穫につなげてください。
基本は以上ですが、その他便利な栽培グッズはたくさん販売されているので、栽培する野菜によって必要なものを揃えるようにしてください。

基本の育て方

多くの野菜はタネもしくは苗から栽培することができます。
タネから栽培すると安価にスタートでき、間引いた葉なども食べられるので長く楽しめます。

ただし、発芽してからある程度大きくなるまでに時間がかかるので、早く収穫したい人は苗からはじめましょう。

初心者さんが秋・冬に栽培をはじめるなら苗からがオススメです。
良い苗を選べばスムーズに育ち、多くの収穫が期待できるので、まず苗からの栽培方法を紹介していきます。

<苗から育てる>

栽培がうまくいくかどうかは、苗選びに大きく左右されます。
購入するときはしっかりチェックして、元気な苗をゲットしてください。

■ よい苗を選ぶポイント
よい苗は緑色が濃く、葉と葉の間隔が狭くて太い茎をもっています。葉っぱも厚みがあって、ヒョロっと高く育っているものより、太くどっしりしている方がオススメです。
季節によって、ホームセンターや園芸店などで販売される苗は異なります。
基本的にちょうど店先にあるものが、いま植え付けるのに適した苗なので、時期を逃さないように植えましょう。

■ 容器に植える
鉢やプランターの底穴に鉢底ネットを敷いたら、その上に底面が見えなくなるまで鉢底石を入れます。
水はけの良さを保つためにも、底面の全体にまんべんなく鉢底石は置いてください。
次に、培養土を容器の1/3の高さくらいまで入れます。

根っこを傷つけないようにポットから苗を取り出し、培養土の上に置いて、周りからスコップなどで土を盛って植え付けます。
土の高さは容器のフチから2~3cm下まで入れるようにしてください。
大きいプランターに植え付ける場合は、先にフチの2~3cm下まで容器に土を入れて、苗のポットと同じ大きさ(深さ)の穴をスコップであけて、苗を植えてもOKです。
隣の苗と葉っぱが重ならないように、適度に間隔をあけて植え付けるようにしましょう。

■ 水をやる
ジョウロで苗に直接水がかからないようにしながら、土全体に水がいき渡るようにまんべんなく水やりします。
底穴から水が染み出してきたらOKです。

水やりは野菜栽培にとって、とても大事な作業です。
少なすぎもダメですし、やりすぎても苗を腐らせてしまいます。
土の表面が乾いていても、土の中に指を入れて湿っていれば水やりは必要ありません。
常に土の中が湿っている状態は水やりのしすぎです。

土の表面だけでなく、中の状態もチェックして水やりをしましょう。
日々の水やりのタイミングは朝がオススメです。
日中の光合成を促進するので、朝たっぷり水を与えておきましょう。
夕方以降は苗が冷えるので、寒い時期などは特に遅い時間の水やりはやめてください。

<タネから育てる>

育ちやすい葉物野菜や豆類などはタネからでも簡単に育てられます。
苗よりも安く、たくさん収穫できるので、ゆっくり成長を楽しみながら育てていくのがオススメです。

タネの育て方をチェック

タネ袋の裏面に種まきの時期や栽培ポイントが記載されています。
種まきの時期を外してしまうと育ちにくいので、栽培条件をしっかりチェックしてからタネは購入してください。

容器に植える

苗の時と同じように鉢底ネットと鉢底石を容器に敷いたら、培養土を容器のフチから2~3cm下まで入れます。
タネのまき方は「すじまき」「ばらまき」「点まき」の3種類の方法があります。
間引きながら育てられる青菜類は「すじまき」をします。

すじまきとは、容器の土にシャベルなどを使って深さ1cm程度の一直線の溝をつくり、タネをまいていくやり方です。
横長の容器を使うとすじ(溝)がつくりやすいので、プランターなどがあると便利。
2列以上すじをつくる時は、すじとすじの間を5~8cm以上はあけるようにしましょう。

すじを作ったら、タネを指でつまんで塩を振るように、すじにタネをまいていきます。
タネ同士が重ならないように気をつけながら、まいてください。
タネがまけたら、すじの両側の土をかぶせて溝を埋めれば終了です。

葉物の中でも間引く必要のない、ベビーリーフやミックスレタスなどは「ばらまき」をします。
タネが重ならないように、容器一面にばらまいてください。
タネの上に薄く土をかぶせれば、終了です。

背丈が伸びる野菜や株同士の間を広くとらなければいけない野菜は「点まき」します。
間隔をあけて、深さ1cm程度のくぼみをつくり、タネを2~3粒ずつ置いて、土をかぶせば終了です。
オススメの植え方もタネ袋の裏に書いてあるので、それを参考に植え付けてくださいね。

タネまきが終わったらしっかり水やりをします。
せっかくまいたタネが流れ出たりしないように、目の細かいシャワー口がついたジョウロか霧吹きでたっぷり水やりしてください。

秋・冬栽培にオススメな野菜

気温が下がり、害虫も減ってくるこの時期は無農薬で育てるベランダ菜園をやりやすい時期でもあります。
寒さや霜対策には気をつけながら、しっかり育てていきましょう!

<キャベツ>

収穫時の満足感が高いキャベツは、初心者さんにぜひトライしてもらいたい野菜のひとつです。
苗が9~11月頃まで出回るので、元気な苗を購入して植えていきましょう。
緑色のキャベツはもちろん、紫キャベツも栽培すれば、サラダの彩りにいいですよ。

直径30cmくらいの鉢なら1株、横長プランターで複数株を育てるなら20cmくらいは株間をあけて植えてください。
水をやりすぎると腐るので、土が乾いたら水やりするくらいにしましょう。
苗を植えてから1ヶ月ほどして、外気が下がってくると葉の中心が丸くなりはじめます。
この頃から養分がたくさん必要になってくるので、液体肥料を1週間に1回程度あげるようにしてください。
容器のあいているスペースには、再利用できる野菜の根っこを植えて育てましょう。

長ネギや万能ねぎ、小松菜の根っこなどを捨てずに残しておいてください。
根っこ部分を長めに残してカットして、容器の端に植えておくと1週間程度で伸びたものを収穫できるようになります。
薬味野菜の節約にもなりますし、キャベツ鉢の土の湿度を保つにも役立つので一石二鳥です。
キャベツの葉が大きくなるまでは、空きスペースもしっかり活用してください。

キャベツは寒さにさらすとより甘くなるので、焦ってとらなくても大丈夫。
直径が15cm程度になったら、根元を切って収穫しましょう。
冬から春にかけて収穫を楽しめます。

<ブロッコリー>

キャベツの仲間であるブロッコリーも秋に植え付けます。
9~10月頃まで苗が販売されていて、冬に食べごろを迎えるのです。
直径30cmくらいの鉢なら1~2株、横長プランターで複数株を育てるなら10cm以上は株間をあけて苗を植えましょう。

ブロッコリーの葉っぱやアブラムシやヨトウムシなどの大好物なので、もし見つけたら割り箸で取り除いてください。
新芽を食い荒らされないようにしましょう。

植え付けてから1ヶ月程度で、葉もしげり茎も太くなってきます。
この頃から10日~2週間に1回程度、液体肥料を与えてください。
ブロッコリーもキャベツ同様、水をやりすぎると根腐れしてしまうので、土の中が乾いているかどうかをしっかり確かめてから、水やりするように気をつけてください。

花のつぼみが集まってできる花蕾(からい:食べられる部分)が直径10~15cmになったら、茎をナナメにカットして収穫してください。
さらに液体肥料を追加しておくと、ワキの方からも新しい花蕾が伸びてくるので、しっかり育てていきましょう。

<ミニカリフラワー>

シチューなどに欠かせない、冬野菜の定番のカリフラワー。
ベランダ菜園向きなのはミニタイプの方です。
育て方はブロッコリーと基本的に同じ。花蕾は直径10cm程度の使い切りサイズなので、ブロッコリーよりも小さな容器でも育てられますし、大きめの容器ならたくさん植えて収穫できます。

白い花蕾が直径10cmくらいまで育ったら、すぐに収穫してください。
秋に植えれば、12月頃が食べごろになります。
日光に当てすぎると変色して味も落ちるので、白くて花蕾の目が細かいうちに美味しくいただきましょう。

<ほうれん草>

冬の寒さにさらされると甘みが増すほうれん草。年中スーパーなどにはありますが、もともとは冬の野菜です。
害虫がつきやすい野菜のひとつなので、初心者は秋にタネから栽培するのがオススメ。
タネからしっかり育ちますし、ほとんど市販されているタネは発芽しやすいよう加工されているので、初心者でも安心です。
タネまきは9~10月中に行いましょう。深さが10~15cm程度ある容器ならなんでもOKです。

すじまきすると育てやすいので、横長の容器での栽培がオススメ。
ほうれん草も水のやりすぎはNGなので、中の土が乾いたら水やりする程度にしておきましょう。
発芽して5cm程度まで伸びたら、株と株の間が2~3cmあくように間引きます。
葉の色の薄いもの、伸びが悪いものなど、弱い株を引き抜いてください。

間引いた株は捨てずにお鍋に入れたり、軽く茹ででポン酢などでいただいたりしましょう。
青菜代の節約にもなり、収穫を楽しみながら育てられるのはうれしいポイントです。

間引いた後には液体肥料を1週間に1回程度与えて、成長を促します。
さらに10~15cmまで伸びてきたら、もう1度間引きます。
株の間が5cmくらいあくように、弱い株を引き抜いてください。
液体肥料を与えたら、残した株の周りに土を寄せて、しっかり株が立つように固定します。

20cmくらいまで伸びてきたら、よく育ったものから収穫していきましょう。
片手で葉をまとめながら持って、根元をはさみでカットします。
収穫しはじめたら、肥料はもう与えなくてOKです。
-10℃まで耐えられるほうれん草は、寒い時期にゆっくり育てると葉も茎も太くなり、甘みと旨みの強いものが収穫できます。

間引き菜も楽しみながら、冬~早春まで美味しいほうれん草をいただいてくださいね。
ほうれん草と同じように、チンゲンサイや小松菜など冬の青菜も栽培できます。
お好きな青菜のタネを購入して、袋に書いてある栽培ポイントを参考にしながら、収穫を楽しんでください。

<スナップえんどう>

次のシーズンに向けて栽培するなら、スナップえんどうがオススメ。
茹でて食べると美味しいですし、お弁当の彩りに重宝します。
栽培にあまり手間がかからないので、初心者にも育てやすいんです。

苗は春に出回りますが、安くタネから育てるなら10月中旬~11月中旬にタネまきしてください。
苗まで育ててから、冬を越させます。
タネは点まきしてください。1週間から10日ほどで目が出ます。土が乾いたら水やりするようにしましょう。
苗が育ってきて、気温が下がってきたら、落ち葉やわらをかぶせて寒さ対策をしてください。

時々水やりする程度で、このまま冬を越します。苗が10~15cmくらいまで育ったら(2月頃)、支柱を立ててつるをはわせていきます。
支柱は100均ショップで購入できます。
つるが絡んでいきやすいように、つると支柱を麻ひもで結んでおいてください。
支柱を立てたら、ぐんぐん成長していくように、1週間に1回は液体肥料をあげるようにしましょう。

つるがたくさん伸びてきたら、中心から離れた端のつるはカットして、日当たりと風通しの良さを保つようにしてください。
あたたかくなってくる時期に白い花を咲かせるので、その花が散って10日くらいたつとサヤが膨らみます。
サヤの中心が丸く太ってきたら食べごろです。

置きすぎるとサヤが固くなるので、早めの収穫がオススメ。
とれたては生でもやわらかく、美味しいですよ。
キヌサヤやグリーンピースも同じ仲間なので、スナップえんどうと同じように育てられます。
4~6月の収穫を楽しみに、晩秋から栽培してみてください。
春の収穫が終わったら、次はナスやゴーヤなど夏野菜の栽培にプランターを活用すれば、支柱などもそのままでベランダ菜園を続けられます。

寒さが厳しい地域で冬のベランダ菜園がむずかしい場合は、室内の空きスペースでできる野菜栽培を紹介しているので、こちらも参考にしてみてくださいね。
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春・夏栽培にオススメな野菜

育てやすい代表的な夏野菜を中心に紹介します。
秋冬に比べると水やりと肥料がしっかり必要になってくるので、こまめに手入れしながら育てていきましょう。

<ピーマン>

狭いスペースでも栽培できる、夏野菜の代表と言えばピーマンです。
育てやすさもピカイチで、あまり手がかからないのに長く収穫を楽しむことができます。
苗は春先から出回りますが、寒いと苗が弱ってしまうので5~6月くらいに植え付けるのがオススメ。

20cm程度の深さがある容器に植えてください。
直径30cmくらいの鉢に1本が目安です。
コンテナに複数本植える場合は、15~20cmは苗の間をあけるようにしましょう。

苗のわきに30~50cmの支柱を立てて、苗を麻ひもで結びつけます。
苗を植えたらたっぷりの水やりと、液体肥料を適量与えてください。
苗が伸びて、白い花が咲くまで2週間に1回の肥料やりと、土が乾いたら水やりをするのを忘れずに。

最初の花が咲いたら、その花より下に出ている小さな芽はすべてカットしてください。
枝が横に伸びてきたら苗の両脇に支柱を立て、3本で上に伸びていけるように支えます。
一番最初の実ができたら、なるべく小さいうちに摘み取ってください。
早く摘み取ることで、その後の実のつきを良くすることができます。

2週間に1回の液体肥料はやり続け、実ができる頃には暑くなっているので、こまめに水やりするようにしましょう。
ピーマンは乾燥に弱いので、土の表面が乾いたら水やりしてください。
次々に実ができていくので、5~6cmになったら食べごろです。

それ以上実を大きく育てると、苗への負担が大きくなり長く収穫を楽しめなくなります。
早めに収穫して、秋頃まで美味しいピーマンをいただきましょう。

<ナス>

ナスもピーマンと同様、上手に育てれば秋まで収穫を楽しめます。4月下旬~5月中に苗を植え付けましょう。
容器は30cm程度の深さがあるものにしてください。直径30cmくらいの鉢に1本が目安です。
コンテナに複数植えるなら、20cm程度は苗の間隔をあけましょう。

ナスは根元をしっかり垂直に立てて、植えてください。
50cm以上の長めの支柱を1本立てて、苗を支えます。
ナスは水も肥料もたっぷり必要とするので、植え付けたらしっかり与えてください。

表面の土の乾燥を防ぐのに、ニラの苗を一緒に植えておくのもオススメです。
ニラが土の乾燥を防ぎ、病気などからもナスを守ってくれます。
ひと鉢で2種の野菜が育てられるので、お得ですよ。

とにかくこまめな水やりは欠かさないこと。
乾燥に弱いので、毎朝しっかり与えるようにしてください。
葉っぱの裏側にも水がかかるようにやると害虫予防にもなります。
苗が育って中心の枝に最初の花が咲いたら、その花から下の主枝からでている小さな芽はすべてカットしてください。

花の近くで左右に出ている枝(側枝)だけ残して育てていきます。
2本の側枝を支えられるように、最初の支柱を中心にしてクロスするように(バツ印になるように)、2本さらに支柱を追加してください。
3本の支柱で、主枝と側枝2本の成長を支えます。

一番最初の花の咲き具合で、肥料の過不足も判断してください。
花の中心から雌しべが飛び出していたら、水も肥料も足りている証拠。
雌しべが雄しべの中に隠れているままだと肥料不足なので、液体肥料を与えましょう。

最初の花が実をつける頃(6月頃)はまだ苗が成長しきれてないので、実をつける前に花を切り落としてください。
続けて花は咲いていき実をつけるようになりますが、最初の2~3個は小さいうちに収穫して、苗に養分を回すようにしてください。
これが長く収穫を続けるためのポイントです。

花が咲きはじめたら、1週間に1回の肥料やりも行っていきましょう。
10~15cmまで実が成長したら、食べごろに。秋口まで収穫を続けたければ、実を育て過ぎずに苗に負担をかけないことが大切です。
苗が成長して葉っぱが密集してきたら、内側の葉を適度に摘み取って風通しと日当たりの良さを確保してくださいね。

<きゅうり>

とれたてのみずみずしさが格別なきゅうりも、ベランダ菜園で楽しみましょう。
5月中に苗を植えれば、梅雨時期から秋口まで、収穫していくことができます。

きゅうりは高く伸びていくので、150cm以上の支柱が必要です。
容器も30cm以上の深さがあるものを選んで、倒れないようにしてください。

苗を容器の中心に植えたら、苗を囲む三角形になるように支柱を3本立てて、支柱の側面にもつるが絡んでいけるように、麻ひもを回しかけておきます。
苗を植えたら、しっかり水と液体肥料やりを忘れずに。
苗が伸びてきたら、下から3~5節くらいのわきに生えている芽はカットします。
上に成長させるために、下部分があまり茂り過ぎないようにしましょう。

黄色い花が咲いてきたら、1週間に1回くらい液体肥料を与えてください。
花がしぼむ頃には実がふくらみはじめます。
長さが15cmくらいになれば、食べごろです。

長く置きすぎると味が落ちるので、表面のトゲトゲが触ってチクチクするくらいの時に収穫してください。
きゅうりは成長がとても早く、一晩でかなり大きくなるので食べごろを見逃さないように!
夏場は朝晩の水やりをしっかりして、みずみずしいきゅうりを長く楽しんでください。

<ゴーヤ>

グリーンカーテンとして話題になったゴーヤは、あまり手をかけなくても次々と実をつけてくれる夏野菜のひとつです。
直射日光が厳しいベランダや窓際があれば、今年はぜひ食費節約も兼ねてゴーヤを育ててみてください。
5月中に苗は植えましょう。
きゅうりと同じように3本支柱で育ててもOK◎
ベランダの手すりにネットなどを張って這わせれば、簡単に緑のカーテンができあがります。

伸ばしたい方向へつるを誘導してください。
主枝のわきに生える芽から出るつるがどんどん伸びて実をつけるので、主枝の葉が7~8になったら主枝の先端をカットして、わきの芽に養分を回すようにします。

花が咲き始めたら1週間に1度の肥料やりをはじめてください。
花の数のわりに実の付きが悪いようだったら、受粉のお手伝いをしてあげましょう。
根元が膨らんでいるのが雌花なので根元の膨らんでいない雄花を摘んで、雌花に花粉をこすりつけてください。

実の表面のイボイボが大きくなり、ツヤがでてきたら食べごろ。
はさみでつるをカットして収穫しましょう。

実をそのままにしておくと、完熟してオレンジ色になりやがてはじけます。
実は食べられませんが、中の種の周りに真っ赤な甘いゼリーがついていて冷やして食べると夏のいいおやつに。
ベランダ菜園していなければ味わえないものなので、ゴーヤの新しい食べ方も楽しみましょう。

夏野菜はこのほかにもトマト栽培など紹介している記事もあるので、こちらもチェックしてみてください。
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年中収穫できるハーブ

苗を買ってきて植えておけばどんどん育つハーブは、ベランダ菜園初心者にうってつけ。
料理やお茶、お風呂に入れたりとさまざまに活用することができます。

春と秋に植え付けするものが多く、はじめる時期に出回っている苗を購入して栽培をスタートしましょう。
料理用にオススメなのは、バジル・ローズマリー・セージ・タイムなどです。

<バジル>

パスタやサラダなどイタリアンには定番のハーブです。
乾燥に弱いので、しっかり水やりしてください。
苗が15~20cmくらいまで大きくなったら、主枝の先端をカットして側枝の方を伸ばして栽培します。
葉っぱを大きくしすぎると固く茶色くなってしまうので、やわらかく小ぶりなうちに収穫しましょう。
夏によく伸びて、秋が収穫のピークです。

<ローズマリー>

肉料理によく合うローズマリーは若返りのハーブとも呼ばれるほど、高い抗酸化作用を持っています。
乾燥に強いので、水やりをこまめにする必要はありません。
日当たりのよい場所においておけば、1年中収穫することができます。

<セージ>

手をかけなくても良く育つので、葉が茂って密集しないように適宜収穫してください。
高温多湿に弱いので、梅雨時期や熱帯夜が続いて葉が変色したら、これも随時摘みとるようにしましょう。

<タイム>

煮込み料理やハーブオイルにすると美味しいタイム。
乾燥を好み、風通しのよい状態を保っておけば、このハーブも年中収穫することができます。

この他にも、ハーブティーにオススメなミントやカモミール、レモングラスなども春に苗を植え付けておけば、1年中楽しむことができるんです。
良く育つので、大きくなったら株分けしてプレゼントしても喜ばれます。
摘み立ての葉や枝をよく洗って、荒くちぎってティーポットに入れてお湯を注げば、フレッシュなハーブティーのできあがり。
1~2分蒸らしてから飲んでください。

たくさんつくって持ち歩けば、ドリンク代も節約できます。
節約方法はこちらの記事をご参考に!
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紹介したハーブはそれぞれ異なる容器で育ててもいいですが、三角コーナーやバスケットカゴなどに培養土を入れて好きなハーブを2~3種類ミックスして寄せ植えするのもオススメです。

家族で楽しむ分くらいだったら小さな容器で寄せ植え栽培しても十分な量が収穫できます。
ハンギングバスケットなどを使って、寄せ植えをベランダ先に吊り下げておけば、窓から爽やかな香りが漂いますよ。

ハーブは他にも他の野菜と一緒に植えれば、病気や害虫から野菜を守るためにも役立つんです。
キャベツにはディルを一緒に、トマトにはスイートバジルや和のハーブであるニラやシソも好相性。
ブロッコリーにはミント、ピーマンにはタイムがオススメです。

お弁当に欠かせないパセリには、どんな野菜と組み合わせても病気や害虫を撃退してくれる効果があります。
暑さや寒さにも強いので、表土の保護が必要な場合にも使えて便利です。

紹介した組み合わせはお互いの成長も助け合う効果もあり、肥料も少なくて済む効果もあります。
組み合わせ方によっては逆効果になってしまうものもあるので、相性のよいもの同士をちゃんと組み合わせて、野菜もハーブも両方の収穫を楽しんでいきましょう。

まとめ

初心者さんでも簡単にできるベランダ菜園について、いかがでしたでしょうか?
家にある不用品や100均ショップの材料や道具を活用すれば、手軽にはじめることができます。

1年を通していろいろな野菜を栽培して、しっかり食費節約につなげてください。
100均ショップのカラーボックスやすのこなどを使って、鉢やコンテナを2段置きできるようにすれば、さらに収穫量を増やしていくこともできます。
限られたスペースを最大限生かしながら、美味しい節約生活を続けていきましょうね。

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家庭菜園やスーパー、ネットスーパーでできる食費の節約方法まとめページはこちら
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この記事を書いた人
カワウソさん

カワウソさん

小さなことからコツコツと・・・! 日々の生活で心がけている節約術を中心に記事を書いています。
さがす