ふるさと納税特集
by 節約大全

自分のためでなく、誰かのために返礼品が選べる思いやり型返礼品プロジェクト「きふと、」とは?


行きすぎた返礼品競争を抑えるために見直し案適用が施行された「ふるさと納税

現在では返礼品は寄附額の3割以下というルールになりました。
以前のふるさと納税に比べ大きく還元率が下がったため、一見お得さに欠ける印象がありますが、もともとふるさと納税は寄付金税制なので「返礼品をもらえるだけでも嬉しい」と思う部分もあります。

ふるさと納税は専用のポータルサイトを使うことでカンタンに寄附することができますが、中でも「ふるさとチョイス」は利用率だけでなく自治体掲載数や返礼品掲載数もNo.1
今年もメディアやCMで取り上げられているので、一度は見たことがあるなんて方も多いのではないでしょうか。
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そんな「ふるさとチョイス」ですが、2019年2月に新しいプロジェクトがスタートしました。

その名も「きふと、」

自分のためではなく、だれかのために返礼品を選ぶことができるという”思いやり型返礼品プロジェクト”のようですが、「自分のためではなく人のため」という所がなんとも寄附金税制らしいですよね。

思いやり型返礼品「きふと、」とは

ふるさとチョイスが新たに始めたプロジェクト「きふと、」は、「自分のためではなく誰かのためになる返礼品」や「社会貢献に繋がる返礼品」を選ぶプロジェクト。
群馬県前橋市と岩手県北上市・そしてふるさとチョイスを運営しているトラストバンクが連携して開始されました。
寄附と寄附の先にある「繋がり」や「新しい価値の創造の取り組み」を全国に広めるために活動しています。

いままでのふるさと納税との違い

従来のふるさと納税は、寄附をすると自分が希望した返礼品をもらうことができました。

■ 従来のふるさと納税返礼品の流れ

寄附をする ⇒ 自分の希望した返礼品が届く

返礼品を用意することでお肉やお米・工業製品などの地域の事業の売上にもなるため、産業支援や雇用支援に繋がると自治体にも大きなメリットがありました。
また納税者も実質2,000円で寄附金額の3割分の返礼品がもらえるとお得なメリットもありましたね。

■ 新しい思いやり型返礼品の流れ

寄附をする ⇒ もらえるはずの返礼品が”誰かのためになる”

ふるさと納税で本来もらえるはずだった返礼品が、困っている誰かのためになります。

例えば困っている人に直接支援をしたり・・・
障害者福祉施設で作られた商品を返礼品としてもらい、障害者の方に対価と作る喜びを感じてもらったり・・・
他にも福祉施設等で作られた品物を受け取ることで間接支援ができ、地域のNPOや児童養護施設などの支援にも繋げることができます。

特産物やお得感ではなく、社会貢献に繋がるふるさと納税ができる「きふと、」
まさに思いやりにあふれた返礼品プロジェクトなのです。

中には返礼品をもらえる自治体もあります。
障害者就労支援施設で作られたアイテムや手作りクッキー、オリジナルのカレンダーや藍染め商品などもあるようです。
純粋に寄附をしたい人は「返礼品不要」と選択することもできます。

「思いやり型返礼品」は大きく分けて4つ

「思いやり型返礼品」は、大きく4つに分類されます。

■ 支援型
障害者支援施設で作られた品物や障害者支援施設でピッキング・加工している「品物」をもらい、対価や作る喜びを届けることができる

■ 寄贈型(あしなが型)
車椅子の購入や維持費など、困っている人の手助けとなるサービスや商品に使ってもらうことができる

■ 協賛型
NPOや障害者支援施設・職業訓練学校やコミュニティ活動団体など、地域で活躍している団体への協賛金として使ってもらうことができる

■ 参加型
雪かきや草むしりで悩むお年寄りや、災害で困っている人たちのために、実際にイベントに参加し直接手助けをすることができる(資金はイベントに活用)

このように、さまざまな方向から手助けを行うことができます。

「困っている人を助けたい」と思っていても、普段できることといえば募金や災害時のボランティアくらい。
それが「きふと、」なら、ふるさと納税をするだけで手軽に手助けをすることができます。
しかも控除を受けることで負担額は実質2,000円。
気軽に人のためになる活動ができるのも嬉しいですね。

参加自治体の紹介

「きふと、」に参加している自治体は2021年11月時点で約100箇所あります。

最初にスタートしたのは群馬県前橋市。
「返礼品」や「お得感」にフォーカスされているふるさと納税とは別に、困っている誰かの手助けとなるような返礼品も選択肢の1つとして用意するべきとの想いから平成29年7月に思いやり型返礼品を開始しました。

そんな想いに賛同し、平成30年に思いやり型返礼品を開始したのが岩手県北上市。
ふるさと納税の返礼品に地域福祉団体への応援メニューも加え、自治体を中心に共感の輪を広げています。

そんな2つの自治体は平成31年2月18日に株式会社トラストバンクと提携。
正式に思いやり型返礼品を紹介するプロジェクトとして「きふと、」を立ち上げました。

GCF(ガバメントクラウドファンディング)のように社会貢献に繋がるふるさと納税がメインとなるのも、そう遠くないかもしれませんね。
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まとめ

誰かのためになる返礼品が選べるというのは、とても素晴らしいプロジェクトですね。

少し前にふるさと納税の返礼品の中で「ヤクルト配達見守り訪問」というものがありました。
福島県須賀川市の返礼品で、ヤクルトを配達するついでにお年寄りの安否や体調変化の確認をするという内容でしたが、これもまさに今回紹介している「きふと、」と同じ思いやり型返礼品。

遠方で暮らす両親の見守りを返礼品としてお願いできるのは、ふるさと納税だからこそできるサービス。
高齢化社会といわれているいま、こういった返礼品はさらに需要が増えていくのではないかなぁと思っています。

また障害者のつくった商品を返礼品としてもらうことで、障害者の活動の場を広げることができるだけでなく、工賃向上支援も行うことができます。
恥ずかしながら私は「きふと、」を調べることで初めて間接支援というものを知ることができましたが、こういった支援はどんどん広めていくべきなのではないかなとも感じています。

ただ、一方では「返礼品をもらうことこそがふるさと納税」と思っている人もたくさんいます。
普通に考えればたくさんの税金を払っているので、少しでも返礼品を受け取りお得を感じたいというのもわかりますよね。

GCFやきふと、は寄附額に余裕がある人が通常のふるさと納税と並行して行っても良いかもしれません。
年収が2,000万円以上あれば、50万以上の寄附ができるのでその一部で社会貢献として寄附をしても良いですね。
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「きふと、」は大手ポータルサイト「ふるさとチョイス」から寄附ができます。
「きふと、」の寄附はふるさとチョイスからできます
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この記事を書いた人
ゆかにゃん

ゆかにゃん

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