完治しにくい「紫外線アレルギー」から身を守る紫外線対策とは?ー実は紫外線吸収剤より紫外線散乱剤がカギー

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80年代から問題視されて始めたオゾン層の破壊。「フロンの積極的な回収」や「フロンガスの不使用」など、世界中での対策が続けられています。一方で「紫外線アレルギー」を突然発症する人が急増しているそうです。

「紫外線アレルギー」は一度発症すると完治しにくいため、そうなる前に的確な「有害紫外線対策」が必要です。でも、日焼け止めひとつをとっても何がいいのか迷ってしまうくらい種類がありますよね。
そこで今回は「日焼け止めの選び方」「使い方の注意点」についてご紹介していきます。


「紫外線アレルギー」とは?

紫外線とは太陽光の中でも波長が短く強いエネルギーを持った光のことで、「紫外線アレルギー」とはUVケアをしないで生活を続けていると、日光に当たるだけで湿疹やかゆみができたり、赤く腫れる、頭痛や吐き気をもよおすなどのアレルギー体質になってしまう病気のことです。
有害な紫外線から身体を守る抗体が一定量を超えることで、ある日突然発症する、とても厄介な病気なのです。
有効な対策は「紫外線を浴びないこと」「浴びても紫外線の影響を受けないUVケアをきちんとする」ことです。

紫外線の種類と特徴

紫外線の種類は波長の長さによってA波、B波、C波の3つに区別され、肌に与える影響にも違いがあります。
まずは紫外線の種類をしっかりおさえておきましょう。

<気象庁HPより>

A波《 UV-A 》地表に届く紫外線の約95%
波長の長さ・・・315-400nm  
特長・・・3つの紫外線の中では最も波長が長く、曇りの日でも雲を突き抜け地表に到達します。また窓ガラスをも突き抜けるので、家の中にいても紫外線対策が必要がです。
肌の真皮層にまで到達し肌の弾力を保つコラーゲンを破壊するのでたるみやシワなど皮膚の老化を加速させます。エネルギーは、UV-Bよりは小さく浴びても赤くならないため気がつきにくいのが特徴です。

B波《 UV-B 》地表に届く紫外線の約5%
波長の長さ・・・280-315nm
特長・・・UV-Aほど波長は長くないため、雲や窓ガラスでカットされますが、エネルギーが強いため表皮の細胞にダメージを与えシミや皮膚ガン、白内障などを引き起こす恐ろしい紫外線です。浴びると火傷のように赤くなるのが特徴です。

C波《 UV-C 》
波長の長さ・・・(100-280nm)
特長・・・地表に届く波長の長さは310nm以上のため、本来ならオゾン層に吸収され地表までは届かない紫外線のはずですが、オゾン層の破壊が進んでいる近年、最も危険な紫外線になりつつあります。
紫外線は波長が短いほどエネルギーが強いため、今後人体への影響が懸念されている紫外線です。

日焼け止めクリームの種類と働き

紫外線対策として活躍する日焼け止めクリーム。これに含まれる成分には「紫外線吸収剤」「紫外線散乱剤」の2つ。両方入っているのが一般的ですが、それぞれ一長一短があります。ポイントは「紫外線散乱剤」。「紫外線散乱剤」の特徴を知ってより効果的に使いましょう。

《 紫外線吸収剤 》
役割・・・A波(UV-A)に威力を発揮し、表皮の上で紫外線を吸収し真皮層に届くのを防ぐ
表記・・・「PA」
最高レベル・・・PA++++ 
日焼け止め効果の度合いを示すもので+の数が多いほどUV-Aを防ぐ効果が高い
メリット・・・サラッとして白浮きしないので使いやすい
デメリット・・・比較的成分が強いので刺激で肌荒れする場合も

《 紫外線散乱剤 》
役割・・・(UV-B)に威力を発揮し、紫外線を反射、散乱させて皮膚を守る
表記・・・「SPF」
最高レベル・・・SPF50+
UV-Bを防ぎ数字が大きいほど、皮膚が赤くなるまでの時間が長い
メリット・・・紫外線吸収剤より刺激が少ないので肌も弱い人でもOK
デメリット・・・とろみがあり白浮きしやすく汗に弱いので塗り直しが必要 肌が乾燥しやすい

例えば、SPF25の日焼け止めを使用した場合、何も塗らなかった場合より25倍長い時間日焼けしないという意味です。SPFは20分を1単位とするので
SPF25×20分=500分(8時間20分)
SPF50×20分=1000分(16時間40分)

なんと一日の日照時間をはるかに超える効果を持っているんですね。

日焼け止めの「選び方」と「使い方の注意点」

このように紫外線を防止する効果は+の数や数値でわかりますが、必要以上の高い数値は肌への負担も大きいため正しく使い分けることが大切です。

《 日焼け止めの選び方 》
日焼け止めは、紫外線を浴びるシーンによって使い分けるのがベスト。
必要な数値がわかれば日焼け止めで肌が荒れてしまった・・・なんて失敗もありません。

例えばSPF10なら
SPF10×20分=200分 
最も数値の低いSPF10でも3時間20分は日焼け止め効果があるということなので洗濯などの家事や散歩でも十分なのです。

【SPF・PA 日焼け止めクリーム使い分けの目安】

生活のシーンSPFPA
洗濯・散歩10~20+~++
屋外での軽いスポーツ20~30++~+++
山・マリンスポーツ40~+++~++++
スキー場・長時間の試合観戦50~++++

その他、紫外線は反射するということも忘れてはなりません。

《 場所による反射率 》
アスファルト10%
水面20%
土15%
80%

なんと雪の反射率は川や海よりも相当高いことがわかります。
日焼け止めを購入するときは自分が「何処でどの位の時間、太陽の光と過ごすことが多いのか」を考えて選ぶか、わからなければSPF10・30・50の3本を揃えておくのもオススメです。

《 日焼け止めクリームの使い方の注意点 》
どの日焼け止めも汗で流れ落ちると日焼け止めの効果が落ちるため、2~3時間おきの塗り直しが必要です。それなら10~30までのSPFをこまめに塗り直した方が日焼け止め効果が落ちることなく肌にも優しいUV対策ができますよね。実際SPF30以上の日焼け止め効果には大差はないと言われているくらいですから・・・。

顔に塗る場合は、全体に塗ったあと日焼けしやすい鼻や頬は厚めにすることがポイント。また、パウダーファンデーションにもSPFが入っているものが多いので重ねづけでより防止効果が高まります。
日傘をさしていても地面からの照り返しがあるので、首まわりも忘れずに塗りましょう。

塗り直す場合は、日焼け止めクリームなどを含ませたスポンジで一旦ファンデーションを拭きとった後にァンデーションを塗り直すか、乾燥が気になる場合はファンデーションを塗る前に乳液で保護することでキレイに塗り直しができますよ。

また、海外セレブが使っている飲む日焼け止めなら、サプリメントタイプなので内側からしっかり紫外線対策ができます。
日焼け止めの塗れない髪や粘膜部分も防ぐことができるので、おすすめですよ!

まとめ

以上、生活シーンにあった日焼け止めを使い分けること、こまめに塗り直すことが、肌にやさしい万全な紫外線対策になります。

一日の中で紫外線が多い時間帯は11:00~15:00。季節は春から急激に増え夏が最も多くなるため日焼け止めだけでなく帽子や傘、手袋、サングラスも忘れずに活用しましょう。
また、日焼け止めはクリームやジェルタイプのものが主流ですが、スプレータイプも増えているので顔だけでなく髪にも忘れずに活用しましょう。

長い目でみれば、「紫外線アレルギー」から身を守ることは皮膚ガンや白内障のリスクを下げることにも繋がりますし、高い化粧品に頼らなくてもシミやシワのない美肌が保てます。小さな積み重ねこそ無駄な出費を抑えるカギです!
万全な紫外線対策で今年も乗り切りましょう!


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プチマダム

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