【格安スマホ解説第1回】ケータイショップ元店長に学ぶSIMの基礎知識とは

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はじめまして、miSIMaといいます。

昔、町のケータイ屋さんでたくさんのケータイを売っていました。
そのあとはソフトバンクショップなどでiPhoneを売っていた経歴を持ってます。

そのころからケータイが好きで、毎月のようにケータイを買っていました。
今も昔も新機種の発売日には並んで買うくらいのケータイ好きです。

そんな私が最近よく、友人知人達から多くの相談をもらうのが格安SIMについてです。

・本当に安くなるの?
・なんで安いの?
・どうやって使うの?
・本当は何か不便だから安いんじゃないの?

などなど、安くなるらしいけど、実際どうなの?という質問が多いですねー。

まあ確かに今やスマホなしで生活するのが不便なくらいですから、ちゃんと今までと同じように使えるか心配ですよね。

というわけで、こんなにたくさんの相談がくるってことは他にも悩んでいる、分からないでいる人が多いと思って、ここで解説というか説明をしていこうと思います。

専門用語みたいな単語もたくさん出てきますが、大丈夫。
格安スマホに対してきちんとイメージができるように書いていきますね。

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 SIMとは

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では、まずは「SIM」って何??というところから。

SIMカードと呼ばれるICチップを搭載したカードで、そこには電話番号などが記録されています。
ICCDIDという19桁の固有の番号が割り振られています。(こんなのは知らなくてもいいです)

これは世界に一つしかないそのカード独自の認識番号になっていて、この番号と電話番号が紐付けられています。
なので、このチップを他のケータイに挿せば、その機種に電話がかかってくるようになります。

大きさは3つに分かれています。

標準SIMmicroSIMnanoSIMの順番に小さくなっています。
nanoSIMだと指の先くらいの大きさなので、気をつけないと無くしてしまうくらいの大きさです。

現在の主流はnanoSIMですが、まだmicroSIMを使っている機種も多いです。

SIMもどんどん小さくなってきました。
なんで、nanoSIMが主流かというと、その分、スマホの内部でスペースを取らないから!

大きさが半分になればその分をバッテリーのスペースや小型化、薄型化に有効活用が出来ます。
なので、小さいSIMが主流になっています。

でも、これ以上は小さくならないかな。小さすぎて持つのが大変だから。

ちなみにiPhoneではiPhone5からnanoSIMを採用しています。iPhoneの右側面の小さい穴にクリップなどを挿して押し込むと、SIMが乗っているトレイが出てきます。
もしよければ自分のiPhoneで試してみてください。

あと、実はあまり知られていないのですが、SIMには電話番号の他に電話帳が保存できます!
氏名と電話番号1件のセットで50件と少ないですが、保存出来るんです。

ただ、iPhoneではSIMに電話帳を書き込む事をサポートしていないので、日本では忘れられた機能になっています。(iPhoneからも読み込みは出来ます。)
まあ、今はiCloudを始めとしてバックアップできる手段は他に沢山ありますからね。

ここまでがSIMについての説明です。
まあざっくり言うと大きさが3種類あって、nanoSIMが多くの機種で使われているってことです。

格安SIMを契約するときには、SIMのサイズを選ぶ必要があるから、
自分が使う機種のSIMの大きさはしっかりと調べておきましょう。

 SIMの歴史

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ここからはちょっと昔の話になります。(つまらなかったら、飛ばしてもらってもいいですよ)

日本でSIMが普及したのは、第三世代携帯というモノが開始してからになります。
ドコモだと、FOMAというサービスでP900iやN702iなどの型番がアルファベットと9か7から始まる機種ですね。
auだとW42SなどのWから始まる機種になります。

昔は新しいケータイを持っているとクラスで自慢出来たんです。
なので、型番は結構覚えていました。

それまでは、SIMというものがなく、携帯電話本体の内蔵メモリーに電話番号を直接書き込んでいました。
ロム書きと言われる作業です。携帯電話のSIMが挿さっていない状態を白ロムといわれる語源はここにあるんですね。

機種変更の時は、新しい機種とそれまで使っていた機種をショップの専用の機械でつないで、電話番号と電話帳などを移していました。

でも、海外では第三世代携帯の前の第二世代からSIMが普及していました。
何で海外はSIMを使っているのに、日本ではSIMが普及しなかったのでしょうか?

それは通信方式の違いにあります。
(ここからはマニアックなので、7,8行くらい飛ばしても大丈夫です)

日本で第二世代携帯の電波の通信方式として普及していたのは、
ドコモ、vodafone(J-PHONE)がPDCという方式、au(当時はIDO)がPDCとcdmaOneという方式を使っていました。
このPDCという方式はNTTドコモが開発した技術になります。

それだけならまだ良いのですが、この電波方式をしようしている国は基本的には日本だけでした。
海外ではGSMという方式が主流で一部CDMA方式がしようされていました。これらにはSIMが採用されています。

日本でしか使えない携帯電話で、携帯の本体も各キャリアが販売していたので、SIMを採用する理由がなかったんです。
こうして日本の携帯電話は鎖国的になり、ガラパゴスケータイと言われるようになりました。

しかし、その功罪は功の方が大きかったように思えます。
i-modeをはじめとする日本独自のサービスはこの時期に開発されました。
携帯でのEメール、着メロ、着うた、おサイフケータイなど、日本では普通のサービスも海外のケータイからすると画期的で斬新なものでした。

iPhone7でiPhoneもようやく防水とおさいふケータイが搭載されましたが、日本のケータイではそれが何年も前から当たり前でしたからね。
ケータイで扱うデータも写真や音楽などが増えてくるに当たって、第二世代携帯では通信が遅すぎて使えないということで、第三世代携帯が発足しました。

第三世代携帯で日本もSIMを採用することになりました。
そして、二つの通信方式が採用されることになりました。
ドコモとノキア、エリクソンなどのヨーロッパ勢が推進するW-CDMA方式とauとアメリカのクアルコムが推進するcdma2000方式です。

まったく、一つの規格に統一すれば良いのに、何でまた分けるんだよ!と正直思っていました。

そして、ようやく日本では2001年5月30日に第三世代携帯サービスのFOMAの試験サービスをスタートしました。
4000人という狭き門でしたが、私も応募して無事に当選することができたんですよ。
当時は高校生でしたが、このころからケータイ好きでした(笑)

因みに090-8029-○○○○という電話番号がFOMAの試験サービスの電話番号で試験サービス後も試験ユーザーはそのままその番号を使用することが出来ました。
この番号は一度解約してしまうとそのあと再利用されることのない番号なので、レアな電話番号になります。
(通常は半年から1年経つと他のユーザーが使用できるよう、開放されてしまいます。)

私が始めてSIMに触れたのはこの時です。珍しくて、本体から抜いて起動してみたり、試験ユーザー同士でSIMを交換して機種変更(買い増し)を体験したりしていました。

こうしてSIMが日本でも普及していきます。

 SIMフリーってなにがフリー?

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(↑ちなみにこれはデューティーフリー(免税))

最近格安SIMと一緒にSIMフリーという単語をネットや雑誌などで見かけるようになりました。
でもSIMフリーって何がフリーなの?と思っている方も多くいるかと思います。

私の周りもそういう人がばかりで質問も多いです。

特に女性のほうが気にしている方が多いですね。
毎月の携帯代は安くしたいけど、よく分からないモノは怖いですからね。

SIMフリーはその言葉だけが先走っていますが、SIMフリ-端末のことです。

SIMカード自体がフリーなのではなく、端末の受信できる電波方式が合っていれば、どのSIMでも自由(フリー)に挿して使うことができる端末になります。

といっても、何言っているか分からないですよね。

では、何故、こんな言葉が生まれたのでしょうか?
それは、今現在でもそうですがドコモなどの各携帯会社が自社で販売している端末にロックをかけて、他の携帯電話会社のSIMを挿しても使えないようにしているからです。

これをSIMロックと云います。

逆にロックがかかっていない端末をSIMフリー端末と言います。

どうして携帯会社はロックをかけるのでしょうか?

それは、携帯会社は端末を安く売る代わりに毎月の携帯代金で儲けるというビジネスモデルを確立しているからです。
安く売った端末で他社のサービスに乗り換えられたのでは、損をしてしまうので、自社のSIM以外を挿しても動かないようにしているのです。

まあそのおかげでiPhoneが実質0円だったりと世界の中でも
かなり安くiPhoneが使えるので、それはそれで良かったんですよね。

日本でiPhoneが普及したのは、安く持てるからというのも大きいですよね。
でも…

格安SIMでもっと安くしたい!!

という方向けに次回は格安SIMの料金についてぶった切っていきます。

続きはこちら…

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携帯、通信業界の裏も表も知り尽くした元携帯ショップ店長。 今までに購入した携帯台数は300台を超えます。 全キャリア、メーカーを使い倒してます。

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