本当に困ったときは利用しよう!生活保護の金額と申請できる人

閲覧回数 : 3,317 views

生活保護。誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
そして受給者は毎年増え続けています。
厚生労働省は2014年度の65歳以上の生活保護受給世帯が急増したとの発表をしました。
主な理由は「貯蓄の喪失」が3割以上、次いで「病気・ケガ」「収入の減少」などです。

また就職難や雇用環境の変化を受けて、若い世代の生活保護受給率も増加しています。
身近に受給者がいても珍しくはないでしょうし、自分は絶対に大丈夫といった保証もありません。
それほど今は難しい時代であり、決してひとごとではないのです。

でも、その内容を詳しく知っている人は多くはないのではないでしょうか。
そこで、どんな時にこの制度を利用できるのか生活保護の条件やルールを整理しまとめてみました。

スポンサーリンク

生活保護とは

生活保護とはどうしても自力で生活することができなくなった場合、最低限の生活ができるお金を保障し、自立を助ける制度です。

相談・申請窓口は所轄の福祉事務所、または市町村役場の福祉課で、「生活保護を受けたい」と相談して下さい。
認定されれば約1ヶ月以内に保護費を受取ることができます。

生活保護をもらえる人とは

生活保護は以下の条件を満たしていれば受けることができます。

1.財産がない人(貯金・換金できる資産をまったく持っていないなど)
2.援助をしてくれる身内または親族がいない人
3.病気、傷害、高齢などどうしても働くことができない人

この3つを満たしていて、さらに収入が最低生活費よりも下回っていれば生活保護を受けられます。

生活保護費はいくら?

保護費は、年金や児童手当などの収入から厚生労働大臣が定める基準で計算される最低生活費を差し引いた不足分が支給されますが、基準となる最低生活費は年齢や家族構成、居住地などで違います。

支給される保護費=(厚生労働大臣が定める)最低生活費-年金、児童扶養手当等の収入

例えば、家族が多ければそのぶん生活費がかかりますし、物価が高ければ最低生活費は高くなります。
正確な金額を知りたければ、住んでいる場所の福祉事務所や市町村役場の「生活保護課」に問い合わせてみて下さい。

そして、生活保護制度では次に挙げる8つの扶助を受けることができます。

どんな免除があるのか

・生活扶助- 食費や光熱費(母子加算あり)
・住宅扶助- 家賃の
・教育扶助- 義務教育に必要な学用品など
・医療扶助- 医療サービスの費用(指定された医療機関に限定される)
・介護扶助- 介護サービスの費用
・出産扶助- 出産費用
・生業扶助- 就労に必要な技能の修得等にかかる費用
・総裁扶助- 葬祭費用

生活保護の認定が下りると保険証は返却しなければなりませんが、医療扶助が受けられるため病院にかかる場合は自己負担ゼロで受診することができます。(ただし保険適用外の診療は自己負担)

このほか、NHKの受信料の免除や運賃の減額、住民税や国民年金なども免除されます。

こんな場合は支給される?Q&A

①働いていたら生活保護はもらえない?
働いていても生活保護を受けられる場合があります。
それは1ヶ月の収入が最低生活費を下回った場合です。
その居住地の最低生活費ラインが9万円と定められていた場合、6万円しかならない
ときは差額の3万円を生活保護費として受取ることができます。

②シングルマザーで短時間しか働けない場合
その場合でも生活保護を受けることができます。
また、シングルマザーの場合は子どもの数に応じて最低生活費が加算される「母子加算」という優遇措置があります。

③現在59歳。働く意欲があるがなかなか仕事が見つからない場合
就職活動の内容や現在の生活状況を聞いた上で、福祉事務所が判断します。

④税金の支払いを滞納していた場合
税金や年金の滞納を理由に生活保護の申請が却下されることはありません。
受給開始とともに、年金保険料、国民健康保険、住民税、所得税は免除になります。

⑤生活保護が再び必要になったとき再申請することはできる?
保護なしで生活ができるようになり保護を返上しても、再び生活に困った場合は再申請することができます。

生活保護の申請に必要な書類

・印鑑
・運転免許証
・保険証(社会保険証または国民健康保険証)
・持っている通帳全て(当日まで記帳済みのもの)
・給与明細
・保護申請書
・家賃証明書
・資産証明書
・生命保険証

必要書類は、その人がおかれている生活の状況によって異りますので、窓口で確認が必要です。

以上、生活保護制度に関する条件や保護内容をお伝えしましたが、例えば東京都に住む4人家族で生活保護を受けた場合25万円以上にもなるため「真面目に働くより生活保護の方がトク」「年金をもらうよりもトク」と考える人も多く、生活保護に関するさまざまな問題も起こっています。

記憶に新しいところでは有名芸人の不正受給報道や、つい最近では生活保護費をパチンコに費やす受給者の支給を一時停止をしてきた大分県別府市・中津市が、国と県から「不適切」と指摘を受け来年度から停止を断念するといった報道もありました。

ただ納税者からは手厚過ぎるその内容に現物支給にすべきだとの声も多く、制度そのものを問題視する風潮も。今後は段階を経て見直されていくことでしょう。

とはいっても、社会に貢献してきた私たちにも万が一の時は「生活保護」を受ける権利があります。
頑張って節約して切りつめても限界がありますので、本当に困った時は躊躇せずこの制度を利用しましょう。

その他、よく読まれている記事☆保険の見直しも大切ですね☆
年金破綻に備えてる?「100年安心プラン」の実態と保険見直しの必要性


著者情報
プチマダム

プチマダム

プチマダムの書いた他の記事を見る

年金問題を身近に感じるようになったアラフィフ。なのに自分へのご褒美グセが直りません。健康に関する情報や、今からでも間に合う老後対策についてご紹介します。

ピックアップ記事

よく読まれている記事

総合
節約術
資産運用

公式ツイッター

過去のキャンペーン

50000