相続税改正で生命保険の活用をすることで有効な節税対策になる理由とは

閲覧回数 : 1,313 views

2015年1月より改正された相続税や贈与税。
これまで相続税に無縁だった一般の人にも贈与税対策を考えなくてはならない時代がやってきました。
このサイトでも贈与税の最高税率の引き上げや相続税の基礎控除額の縮小に対する節税方法、対策について何度かご紹介してきましたが、なかでも生命保険に大きな節税効果があることをご存知ですか?

そこで今回は、相続税対策に効果的な生命保険についてご紹介します。


生命保険が節税対策になる理由

生命保険が節税対策になる理由それは非課税扱いになるからです。
相続税の改正後、最高税率が50%から55%にアップし、さらに相続財産の基礎控除が40%も縮小してしまいました。

たとえば法定相続人が3人だった場合
改正前までは遺産に係わる基礎控除額は6,800万円でした。
(5,000万円+600万円×3人(法定相続人)=6,800万円)

ところが改正後の基礎控除額は4,800万円に縮小。2,000万円も減ってしまったのです。
(3,000万円+600万円×3人(法定相続人)=4,800万円)

とくに都市部に土地や家などがある場合はそれだけで多額の贈与税が発生するので、今年から課税対象になる人が急増しているのです。

そこで生命保険がなぜいいのかというと基礎控除額にプラスして基礎控除額を増やすことができるからなのです。生命保険の非課税枠は法定相続人1人あたり500万円。相続人が多いければ控除額も増えます。

こんなに違う!生命保険の節税効果

それでは実際に例を挙げて計算してみましょう。
例)家族構成 夫 妻 子供2人(長男、長女)
夫の相続財産8,000万円の場合

【A:生命保に2,000万円加入していた場合】

●基礎控除額
3,000万円+600万円×3人=4,800万円

●生命保険の非課税枠
500万円×3人=1,500万円

●課税対象になる相続財産
8,000万円-4,800万円-1,500万円=1,700万円

●相続税額(下記の税率表参照)
1,700万円×15%(相続税率)=255万円

2015年1月1日以降の相続税率一覧表

各相続人の法定相続財産税率
1,000万円以下10%
1,001~3,000万円15%
3,001~5,000万円20%
5,001~1億円30%
~2億40%
~3億45%
~6億50%
6億円55%

【B:生命保に加入していない場合】

●基礎控除額
3,000万円+600万円×3人=4,800万円

●課税対象になる相続財産
8,000万円-4,800万円=3,200万円

●相続税額
3,200万円×20%(相続税率)=640万円

なんと385万円もの差額が出ることに。
生命保険の加入で約400万円もの相続税を支払わなくてすむという計算になるのです。

法定相続人に配偶者が含まれている場合は納付税額が半額に

さらに配偶者の相続税は配偶者特典によって1億6,000万円もしくは法定相続分(この場合4,000万円)のうちどちらか多い方までは相続税がかからないので、妻は相続税を納める必要がありません。
実際には子供2人がそれぞれ425,000円ずつ払えばいいことになります。

≪Aの場合の課税対象遺産相続額 1,700万円で相続人に配偶者がいる場合≫
支払う相続税
・妻 (法定相続分1/2)850万円×10%=85万円←配偶者特典によって全額免除
・長男(法定相続分1/2×1/2)425万円×10%=425,000円
・長女(法定相続分1/2×1/2)425万円×10%=425,000円
相続税の総額 850,000円

このように法定相続人に配偶者が含まれている場合、実際の納付税額を半分以下に減ることになります。(また子供が20未満の場合は「未成年者控除」が、傷害者がいる場合は「傷害者控除」が受けられますが今回は割愛します)

まだある生命保険を相続対策にするメリット

相続税対策には有効な手段となることがわかった生命保険ですが、活用するメリットはまだあります。
それは家族が支払う相続税の準備金にもなるということです。

相続税には支払い期限があり、被相続人が亡くなってから10ヶ月以内とされていますが生命保険金は被相続人の死後すぐに受取ることができるため、急に相続税を支払うことになっても慌てたりする心配がありません。

また相続で起きやすい財産分与での争いも、生命保険のばあい死亡保険金の受取人をあらかじめ指定しておくことができるため、このようなトラブルが起こりにくいのです。
このように生命保険は「相続税対策」だけでなく「遺産分割でのトラブル」も避けることができるのです。

まだある生命保険を相続対策にするメリット

では相続税対策に適した生命保険とはどんなものなのでしょうか?
生命保険には3種類あります。
1.死亡保険(a.定期保険 b.終身保険 c.定期付終身保険)
2.生存保険(年金保険)
3.生死混合保険(養老保険)

この中で生涯保障のある保険は1.死亡保険のb終身保険です。
一定期間を過ぎて長生きをした場合、保障が減ってしまう定期保険や定期付終身保険は、相続税対策には向いていません。満期がある養老保険も同じです。
よって死亡時に一定の死亡保障が約束されている終身保険が相続税対策にはもっとも適した保険と言えます。

残された大切な家族に少しでも多くの資産を残すために、相続税を節税したり、事前の遺産分割をすることでトラブルを回避できる生命保険。
賢い節税対策であなたの大切な財産や家族を守りましょう。

相続税の対策に保険を活用!?保険相談なら【保険のビュッフェ】

⇒ 心配な老後もこれで安心!今からコツコツできる資金の作り方はこちら


著者情報
プチマダム

プチマダム

プチマダムの書いた他の記事を見る

年金問題を身近に感じるようになったアラフィフ。なのに自分へのご褒美グセが直りません。健康に関する情報や、今からでも間に合う老後対策についてご紹介します。

ピックアップ記事

よく読まれている記事

総合
節約術
資産運用

公式ツイッター

過去のキャンペーン

50000