もうちょっと痩せたら着れるから…
ちょっと今年流行のカタチやサイズ感と違うかも…
このプチプラ服、もうちょっとキレイ目に着れたらいんだけどな…
などなど、気に入って買ったのにタンスの肥やしになってしまっている洋服って、誰でも1着や2着はありますよね。
その洋服たち、少しだけ手をかけてリメイクして、明日から着れるコーデの中に復活させませんか?
お気に入りで高かったから捨てられない洋服たちも、着なければモッタイナイだけです。
ダイエットを成功させるコトも大事ですが、リメイクでサイズ調整してどんどん着回しましょう。
着るものがないからと新しい洋服やアイテムを購入しなくても、サイズ感を調整するだけで服って見違えるんですよ。
でもそれってミシンが必要だったり、お裁縫の得意な人じゃないとむずかしいんじゃない?って思いましたよね。
ご心配なく!
今回紹介するのは、ミシンがなくてもできる手縫いのリメイク方法です。
手縫いなら、針と糸があればできますし、失敗も少なくやり直しも簡単にできます。
100均ショップのお役立ちグッズなども活用して、タンスの肥やしになっている服たちをよみがえらせましょう。
簡単リメイクができるようになれば、思った以上に洋服代の節約ができるようになりますよ!
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ウエストサイズのリメイク
買った時はぴったりだったのに、あれ!?今年はピチピチ…(っていうか苦しい)
安かったからか、ワンシーズン置いたらゴムがゆるゆる…などなど
ジャストサイズで買ったスカートやパンツって、ウエストがキツイorユルいってなりがちです。
苦しいまま着るのもしんどいし、ユルユルのままでもイヤですよね。
まずは、ウエストサイズ直しの方法から紹介していきます。
<ウエストゴムのゆるみを解消>
ウエストが全部ゴムのスカートや後ろ部分がゴムになっているパンツなど、履きやすいボトムスが増えていますよね。
ゴムが伸びて履けなくないのはモッタイナイので、手縫いでツメて履きやすくしましょう。
ポイントはツメる場所を何箇所かに分けることです。
ウエストのゴム部分を内側にV字(山折り)になるようにつまんで、山の頂点から5mm~1cmのところをなみ縫いしてとめてください。
ツメたい長さだけ、一箇所にまとめてツマミをつくって波縫いしてもいいですが、不自然なタックができやすくなるのでオススメしません。
小さなV字のツマミを何箇所かに設けておけば、仕上がりも自然でツメたことも分からなくなります。
ウエスト全てがゴムで取り替えられそうな場合は、新しいゴムに入れ替えましょう。
ワキの部分で縫い目をほどけそうなところがあれば、そこをゴムの通し口にしてください。
ほどけそうなところがなければ、ワキにくる部分の布を思い切ってゴムの幅だけカットしてしまいましょう。
大きく切らなければ、ウエストの内側なので外からは分かりません。
ゴムの通し口ができたら、古いゴムの片方の端に新しいゴムを安全ピンでとめて、古いゴムを取り出しながら新しいゴムを一緒に通してしまいましょう。
新しいゴムが入ったら、サイズを確認してちょうどよいところでゴムの端を縫い合わせて円にしてください。
結んで留めてしまうと、結び目が出っ張ってウエストがキレイに見えないので、ひと手間かけるようにしましょう。
最後にゴムの通し口をふさぐようにかがり縫いすればできあがりです。
<ウエストゴムにスカートをリメイク>
ウエストがキツくて履けなくなったスカートは思い切って、ゴムのウエストにリメイクしてしまいましょう。
Aラインやフレアスカートなら簡単にチェンジすることができます。
ウエストのヨーク(補強されているベルト部分)を取り外して、ウエストより広くなった部分にゴムを通して楽に履けるようにするのです。
まず、ヨークを丁寧にスカート部分から取り外します。
ワキなどにファスナーがある場合は取り外して、縫い代部分をなみ縫いしてファスナーだった部分をつなげます。
筒状のスカートになったら、ウエスト部分の上から1cmを内側に向かって織り込み、アイロンで押さえていきます。
次に幅2cmのゴムが通せるように、2.5cm分をさらに内側に折ってアイロンをかけ、3つ折りされたゴムを通すベルト部分をつくります。
3つ折りしてできたベルト袋の下側をなみ縫いでぐるっと一周縫いましょう。
ただし、ゴムが通せるように、最後の5cmくらいは開けて縫い終えてください。
できたベルト口にゴムを通します。ゴム通しがあれば便利ですが、なければヘアピンにゴムをはさんで通すと簡単に作業ができます。
試着して、ゴムのサイズを決めたら両端を重ねて縫い合わせてとめてください。
ゴムがきれいに通ったら、通し口をなみ縫いで閉じましょう。
最後にゴムがよれたりねじれたりしないように、ワキの縫い目に重なるようにに縫ってとめておけば完成です。
タイトスカートやゴツいジーンズ地などではむずかしいですが、それ以外のキツくて履けないスカートのリメイク方法としてオススメのやり方です。
ベルトループをつけてキレイめコーデに使えるようリメイク
ウエストゴムのボトムスの話が続いたので、次はウエストゴムのボトムスをキレイめに着ることもできるようになる、簡単リメイク術も紹介したいと思います。
ウエストゴムのボトムスは履きやすく、楽でいいけれど、ブラウスやセーターなどインしてウエストが見えるとどうしてもカジュアルな印象になりがちです。
ウエストラインがキレイに見えず、太って見えがちという難点もあります。
それを解消してくれるのが、ベルトループです。左右のワキにベルトループがあれば、ベルトを通してしっかりウエストマークすることができるんです。
細いベルトでもするとしないでは、全体の印象が大きく異なります。
ベルトをするだけで、ウエストが締まって見えますし、全体の印象もワンランクアップします。
目立たないようボトムスと同色系の色でベルトループをつくっておけば、ベルトをしてキレイめにも、ベルトなしでカジュアル&ナチュラルにもどちらでも着られるようになるのです。
コーデの幅が広がりますので、ぜひ試してみてくださいね。
<ベルトループのつくり方>
太めのミシン糸(30番程度)や刺繍糸を使って、編み物の基本でよく使われる鎖編みでベルトループをつくります。
ボトムスに馴染むように、生地に近い色の糸と針が用意できたらOK。
あとは鎖編みをつくっていくだけです。
糸をしっかり玉結びしてから、生地の裏側から針を通します。糸が輪っかになるように、もう一度生地に針を刺したら、つくった輪の中に糸を通して引っ張ります。
同じように、次の輪の中に糸を通して引っ張るを繰り返してください。
鎖編みのループができます。
ベルト通しに良い長さになったら、輪の中に針を通して鎖編みをとめ、そのまま布に刺して裏側で玉留めすればベルトループのできあがりです。
糸を使ったベルトループなら、生地を傷めず簡単につけたり外したりできるので、ボトムスだけでなくワンピースやコートなどにもオススメです。
ウエストマークできるようになるとシルエットが変わるので、同じ服でも違った表情を見せることができるようになります。
同じワンピースでもベルトを変えるだけで印象は変わっていくので、マンネリコーデの解消に役立ててくださいね。
<リボンベルトのつくり方>
フェミニンコーデにオススメなのが、リボンを活用したベルトです。
革ベルトがなくても、リボンでウエストマークするだけでグッと高見えコーデに変身させることができます。
1.5~3cm幅のベルベットリボンやサテンリボンを150~160cm程度用意して、ベルトループに通して蝶結びするだけで、しっかりとしたベルトになります。
リボンだけなら数百円で済むので、プチプラ服の高見えリメイク方法のひとつとして覚えておいてくださいね。
蝶結びだとコーデのテイストに合わない場合は、バックルをつけてリボンのベルトをつくりましょう。
ベルトにしたいリボンとリボンが通るバックルを用意してください。
手芸店などで数百円で手に入ります。
リボンはウエストサイズに20cm~30cmプラスした長さが必要です。
リボンの片方をバックルに通して、手芸用のボンドでリボンが輪っかになった部分を貼り合わせて、バックルを固定したらできあがり。
リボンの幅が細かったり布厚が薄かったりして、バックルの固定が不安定であれば接着芯をリボンに貼り付けて補強してください。
接着芯も手芸店などで簡単に手に入ります。
革ベルトとはまた違った、女性らしいベルトが簡単に手作りできちゃいますよ。
<スカーフもベルトに活用>
ベルトループを取り付けておけば、スカーフをベルト代わりに通してウエストマークすることもしやすくなります。
スカーフを使うと、一気にコーディネートが華やかになったり、大人のこなれたオシャレ感を出すことができるのです。
昔買ったままとか、お土産でもらって使っていないスカーフを活用しましょう。
なければ、プチプラでも大判のスカーフを買えるので探してみてください。
シンプルなワイドパンツやシャツワンピなどの腰に巻けば、単色コーデが見違えますよ。
大人っぽいキレイめコーデができるので、通勤服にもオススメ。
単色コーデのポイントに多色のスカーフを使ったり、トップスと同色系のスカーフで統一感を出してまとめたりなどすれば、バランスの良いアレンジになります。
コートなどにも応用できるので、ベルトループとスカーフを活用した大人の上質コーデアレンジも試してみてくださいね。
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シャツやブラウスををノースリーブにリメイク
チェックのメンズライクなシャツ、そでやデザインの感じがトレンドに合ってないように感じるブラウスなどが眠っているなら、ノースリーブにアレンジして復活させましょう。
そでを取るだけで印象は大きく変わるので、素敵なサマーブラウスにリメイクできますよ。
そでを外して、そで口をと縫い止めるだけなので、ブラウスの生地に近い色の糸があれば簡単に作業ができるのです。
まず、身ごろとそでを縫い合わせている糸を丁寧にはずしましょう。
ゆっくり作業すれば、きれいにはずれます。その際、ワキまでほどけてしまったら、先に縫い止めておいてくださいね。
そでがとれたら、身ごろに残った縫い代をまつり縫いで身ごろに縫い付けてください。
仕上げにアイロンで軽く抑えればできあがりです!
わざと糸の色を目立つ色に変えて、なみ縫いでそで口を止めても、ステッチがかかったみたいでかわいいですよ。
手芸が得意な人は、そで口に両側が折れているタイプのバイアステープを一緒に縫い付けて止めれば、そで口がしっかりします。そで口の縫い代をバイアステープでくるむように、縫い付けてください。
<ノースリーブのそで口が大きすぎる時の対処法>
取りはずしたそで口が大きくて、横から下着が見えてしまっては困りますよね。
そういう場合はそで口を狭めるように、身ごろを縫ってツメていきましょう。
そで口の下側(ワキ部分)をつまんで、狭めたい大きさのところにマチ針で印をつけます。
ブラウスを中表にひっくり返してから、ワキにつけた印からウエストに向かって直線をひいて、その上をなみ縫いしてください。
試着してみて、ウエストからワキまでツメたラインが不自然じゃないかどうか一度確認してみましょう。
無理にツメたような感じがあるなら、ワキにつけた印からウエストまでの直線をさらに下に伸ばします。
印からの直線がウエストを終着点にしていたのを、ウエストよりさらに下に下げるのです。
そうすれば、仕上がり直線が伸び、ワキのラインが自然に見えるようになるので、調整してみてください。
仕上がり直線のなみ縫いが終わったら、ウエスト部分からワキに向かってツメた分だけ余分な縫い代ができます。
仕上がり線から1cm程度の縫い代を残して、余分な布はハサミでカットしてください。
ロックミシンなどで布が処理されていないところはほつれやすくなるので、新しくできた縫い代部分は糸がらせん状になって布のほつれを防ぐように針を通して、縫い止めておきましょう。
前身ごろと後ろ身ごろの縫い代2枚を合わせて、巻きがかりしておくのです。
その名のとおり、布を糸でらせん状に巻きながら縫う方法でほつれを防止します。
らせんの幅を小さくすればしっかりほつれ防止ができますし、ほつれにくい布であればざっくりかがってあれば大丈夫。
内側で見えないので、神経質になる必要はありません。
縫い代の処理が終わったら、縫い代を片側に倒してアイロンで抑えてワキのラインをきれいに出しましょう。
最後にそで口のワキの部分の縫い代を身ごろと合わせて2~3針糸を通して止めておけば、ゴワゴワしません。
これは試着せず買って失敗したノースリーブ服や、そで口が伸びてしまった、まだ着れる子ども服などにも使えるリメイク方法なので、他でも活用してみてくださいね。
ボタンを使って高見えリメイク
シンプルなプチプラブラウスやカットソー・カーディガンなど使いやすいアイテムは、友達や同僚と色もカタチも丸かぶりなんてことがあったりしますよね。
でもちょっと恥ずかしいので、できれば避けたいもの。
そこで簡単な手直しで高見え服にチェンジできるのが、ボタンを使ったリメイクです。
プチプラ服はどうしても素材にこだわれないので、プラスチックの安いボタンが多く使われています。
このボタンがチープ感を出してしまいがちなのです。
これを取り替えて、飾りボタンにするだけで高見えアイテムに変身させることができるんですよ。
カーディガンなら、一番上のボタンを飾りボタンに変えるだけで印象をワンランクアップさせることもできます。
手芸ショップにカーディガンを持っていって、ボタンを実際にあててみたり、ボタンホールに通るかどうか試してみたりして、お気に入りのボタンを購入してください。
色や大きさ、素材が異なるボタンを組み合わせて付け替えても、さりげなく個性が入って素敵に見えます。
ビシュー付きのブラウスやカットソーも流行りなので、シンプルなアイテムを購入したら、首回りや肩口にビシュー代わりにボタンを取り付けるのもオススメです。
真鍮のような丸ボタンなら上品な飾りに見えますし、かわいい包みボタンもオシャレに見えます。
100均ショップや手芸ショップで探してみてください。
そで口周りに平らな光沢ある貝ボタンを縫い付けても、華やかな仕上がりになりますし、ボタンアレンジはアイデア次第。
取り付け場所も組み合わせ方もいろいろあるので、シンプルなプチプラ服の上にお気に入りのボタンをバランス良く並べて、高見え服へのアレンジを楽しんでください。
穴や破れを直してお気に入りを復活させる
お気に入りの服に限って虫に喰われてしまったり、買ったばかりの服を子どもがひっかけて破いてしまったりってありますよね。
まだ着れるのにモッタイナイ…とため息をつきたくなります。
そんな時、すぐに捨ててしまわず簡単作業でリメイクしましょう。
洋服代の節約に直結するお直し方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
<虫喰い穴のお直し>
■ アップリケを使う
子ども服や普段着なら、かわいいアップリケを貼り付けて隠してしまいましょう。
セリアやダイソーにさまざまなタイプのアップリケが販売されています。
ディズニーなどのキャラクターから、クールなワッペンタイプ、北欧風な柄のアップリケなどデザイン性もクォリティーも高いものがたくさん販売されています。
隠したい場所に置いて、アイロンで押さえるだけなので作業はとても簡単です。
穴の部分だけでなく、その周りにも何個か置いて、アップリケでアレンジするのも楽しいですよ。
■ 共布を使う
お気に入りの服は共布をとっておくとお直しがしやすくなります。
洋服を買った時に一緒についている予備のボタンや布は、裁縫ボックスにすぐ入れておくとイザという時にとても便利。
共布を穴の裏側から貼れば、すぐに穴が目立たなくなるからです。
共布がない場合は、小さな穴ならスソやワキの縫い代を少し切り取って代用することもできます。
共布と一緒に必要なのがアイロンを使って布を貼り付ける接着テープです。
100均ショップでも手芸店でも手に入ります。
穴より少し大きめに両面接着タイプのテープをカットして、布の裏側から穴に置きます。
接着テープより少し大きめに共布もカットして、接着テープの上にさらにのせます。
チェックやストライプなど柄のある生地は、柄が揃うように布を置くように気をつけてください。
柄を揃えて共布を置けたら、上からやさしくアイロンで押さえて布を接着させます。
ほつれやすい布の場合は、穴の周りを目立たない糸で細かく針を刺してかがっておくと、洗濯などでほころびにくくなるので安心です。
■ ニットの穴は縫い合わす
ざっくりと太い毛糸を使って編まれているセーターやカーディガンは毛糸と同色系の糸を使って、穴のまわりの毛糸をすくい、糸をひっぱりながら穴がつぶれるように毛糸を縫い止めましょう。
糸を通してゆっくりひっぱりながら縫っていけば、穴は徐々に小さくなります。
無理に引っ張るとそこだけヨレてしまうので、針で毛糸を穴の中央に寄せながら作業してください。
<破れのお直し>
子ども服やお気に入りの服が破れたり少し裂けてしまったりした時も、虫喰いと同じようにアップリケや接着テープを使ってお直ししましょう。
アップリケはアイロンで貼り付けるだけでOK。
接着テープは破れの場合は片面接着のテープを貼り付けるだけで、かなり目立たなくなります。
布の裏からセロハンテープを貼るように、洋服の破れを接着テープを置いて止めてください。
ただ、テープで止めただけでは弱いので、裂け目を細かくらせん状にかがって縫い止めておくと補強になり、布もしっかりします。
このやり方は裏地が破れたり裂けたりした時にも使えます。ジャケットの裏地など、脱いだ時に破れが見えてしまうと恥ずかしいですよね。
接着テープを使って、お直ししてください。
まず、作業しやすいように破れた部分の上下の縫い目をほどき、裏地の破れた部分の両側に裏から(表に出ないように)片面接着タイプのテープを貼って補強します。
破れた箇所をずらしてまつり縫いでかがればお直し終了です。
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まとめ
ミシンがなくてもできる、手縫いのリメイク方法についていかがでしたでしょうか?
ひと手間かけるだけで、簡単にサイズ直しできたり、シルエットチェンジしていくことができます。
タンスの肥やしになっている、お気に入りだった服を取り出してアレンジしましょう。
手縫いなら糸と針があればできますし、直しも楽にできます。
100均ショップには紹介したようなお役立アイテムがたくさんあるので、活用してどんどん着れなかった服を復活させてください。
ボタンやリボン・アップリケなどを上手に使えば、プチプラ服もよそ行きOKな高見え服にリメイクすることもできるのです。
誰にでもできる簡単リメイク方法ばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。
自分の服だけでなく、子ども達の服も含めて、家族の洋服代の節約をしていくことができますよ!
ミシン不要!簡単リメイク術に関するオススメ雑誌はこちら