いまだに双子のマナカナの違いがわからないモリオ(@moriospecial)です、こんにちは。
日ごろ、さまざまな節約情報をお届けしている私たち節約大全編集部スタッフですが、
「あんたたち自身はちゃんと節約できてるのか。どうなんだオラ?」
読者の方からすれば、そんな声もあろうかと思います。
い、いちおう頑張ってるんですよ、みんな・・・。
ほら、その証拠にこんなまとめ記事だってあるし。(モリオはあまり節約体験記書いてませんすみません)
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編集部スタッフのゆかにゃんは、うちのサイトで紹介した各種節約術を駆使して家計を黒字にもっていきましたし、同じくスタッフのakiちゃんも家計簿をつけ始めてから節約生活が軌道に乗って着実に貯金を増やしています。
じゃあ、彼女たちはめっちゃ生活を切り詰めてストイックな毎日を送っているのかといえばそうでもなくて、ゆかにゃんは大好きなビジュアル系バンドのおっかけに余念がないし、akiちゃんも好きなアニメのグッズ収集はプロの域に達しつつあります。
倹約はしているけど、決してケチケチした生活を送っているわけじゃないんですよね。
実は、節約を成功させて貯金を増やすなどの目的を達成するには、
この「ケチではなく、しっかり倹約している」という状態を実現するのがミソだったりします。
それを知らずに「ケチ」でいると、目先のお金を守れているようで、人生をトータルで見たとき失うものがあまりに多いんです。
そこで今回は、「ケチ」と「倹約」の違いについて解説します。
この違いを知ったうえで、「自分はケチに陥ってないかどうか」をチェックしてみてくださいね。
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「ケチ」と「倹約」、それぞれの定義はどう違う?
「ケチ」と「倹約」。
お金が出ていくことを少なくしようとする点では似たもの同士ですが、まったく同じ意味ではないということは、なんとなくおわかりですよね。
両者を辞書で調べてみると、
[ケチ]
お金をひどく惜しむ‐ようす(人)
[倹約]
むだ使いをしないこと
このように定義されています。(三省堂WebDectionaryより)
とりあえずこの定義を比べてみるかぎりでは、「ケチ」という言葉がネガティブなニュアンスを含むのに対し、「倹約」はニュートラルな感じがしますね。
でも、これだけではなぜ倹約は良くて、ケチは駄目なのか、まだ伝わらないと思います。
そこで次に、「ケチ」と「倹約」それぞれの具体例を挙げてみましょう。
「ケチ」と「倹約」の具体例!あなたも心当たりありません?
世間の皆さんは、「ケチ」と「倹約」の違いをどんなふうに認識しているのでしょうか。
みんなの声を集めてみました。
あなたも何かしら心当たりのあるもの、ありませんか?
「ケチはなにがなんでもお金を使わないこと。倹約は無駄なことにお金を使わないこと。」
「ケチな人は他者のためには使わず、自分のためならお金使う。倹約は、他者のためにちゃんとお金を使える。」
「ケチとは、何に対してもお金を使おうとしない(払おうとしない)こと」
「やたらとお金に細かいのはケチだと思う。倹約は、お金を使う場面や対象をちゃんと吟味して選んでいる感じ」
「払うべきものを払わなかったり、払い渋ったりする人はケチ」
「ケチは出すべきところでお金を出さない。倹約は無駄な出費はしないけど、ここぞという場面や特別な時にはしっかり生きたお金を使える」
「目標や目的があって、そのために出費の無駄を省くのは倹約。そういうのに関係なく、ただ財布を開かないのがケチ」
以上のような声が集まりました。
これらを総合してみると、
「倹約」
なにかしらの目的や目標があって、それに関係ないお金は払わないのだけど、その目的・目標を達成するために必要なことや、他人のためにはしっかりお金を払えるということ。
[ケチ]
そういった目標や目的もなくただ単に出費に引き締め、他人のためにもお金を使えないことや、そういう人。
このように言えそうですね。
もっと単純に言ってしまえば、
「倹約」とは、出すべきところで出せること。
「ケチ」とは、そのメリハリがなくとにかく出さない。
ということなのかなと思います。
つまり、お金を使うにあたっての“メリハリ”があるかないかという点に、「ケチ」と「倹約」の違いのキモがあるということなります。
ケチは得るものより失いものが多い!?
「でもやっぱり、節約してお金を貯めるためにはとことん切り詰めたほうがいいんじゃないの?
お金が出ていくのを徹底的に防ぐことが、節約の最短ルートでしょ!」
そんな声もあるかもしれませんね。
たしかに、出費をとことん切り詰めれば貯金などは成功しやすいかもしれません。
でも、そうして目先の貯金額というわかりやすい数字が得られる代わりに、失うものはもっと大きいということはわかるでしょうか?
見た目を気にして服や靴を買い換えずにボロボロのままでいれば、不潔な印象を与えてしまってまわりから見たあなた自身のイメージは悪くなります。
自分ではボロをまとうこともまわりの目も気にならないと思っていても、着ているものは無意識にその人の自信に影響を与えてしまいますから、やはりどこかで損をしかねません。
冠婚葬祭への参加は、個人のポリシーに左右されるものではあります。
でも、結婚のような誰かの人生のハイライトでお祝いするのを渋ったり、あるいは逆に葬儀に参列しなかったりすれば、「あの人は私のことを大事に思ってないんだな」と白状な人間に見られて、以後は親切にしてもらえなくなるかもしれません。
友情にひびが入ることだってあるでしょう。
幸福で充実した日々をおくるうえで良好な人間関係の維持は不可欠な要素ですが、お金に汚い人と思われると人が寄りつかなくなり、目先のお金よりも大切なものを失ってしまいます。
まわりの人からもたらされるチャンスだって、きっと逃げていってしまうでしょうね。
安さだけを基準に食材や食事のメニューを選んで、栄養のしっかりしたものを口にしなくなれば、健康を損なう日は遠くありません。
体調を悪くすると結果的に医療費が高くつくこともありますし、そもそも、体がつらいと気分までしんどくなるので日々の暮らしに幸福感を感じられなくなってしまいます。
このように、ケチを貫こうとするとその代償として失うものが大きすぎるんです。
ケチに陥らず、良い倹約家になるために
当サイトでさんざん推奨しているように、節約して貯金をするなどの目標を立てること自体にはなんら問題はありません。
そして、そのために頑張ることもまた大変素晴らしいことです。
ただ、そのためにシャカリキになりすぎてバランスを崩し、“ほど良い加減”を見失ってしまっては元も子もありませんよね。
そんなムリな節約は上述のようにデメリットばかりですし、そもそも精神的にも疲れてしまってどうせ続けることができませんから。
以下の記事で解説したように、節約を正しい形で長期間に渡って続けるには、やってはいけない節約行動を知ってストレスを溜めないように気をつけることも大事です。
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そして「ケチ」に陥らず、良い倹約家になるためには、自分にも、他人にもストレスをかけないお金の使い方を心がけましょう。
それくらいのさじ加減が、楽しみながら節約できて、結果的に目標を達成するためのコツですよ。
「四六時中切り詰めなくたっていいじゃない。たまには息抜きも大事。僕らはロボットじゃないんだもの。モリオ」