自分でもできる!介護に備えたリフォーム~おじいちゃんもおばあちゃんも安心・安全・快適な住まいづくりのDIY術

カワウソさんカワウソさん

いつまでも親には元気でいてもらいたいものですが、自分が40代にもなれば両親も高齢者と呼ばれる世代になっていきます。
いまは何の心配もなくても、いつ介護が必要になるかは誰にも分からないのです。
あなたが住んでいるいまのお家は、足腰が弱くなってくる両親(義両親)に優しいつくりになっていますか?
離れた実家はどうでしょうか?

介護のことまで考えて建てられている住まいはあまりないので、いざ介護生活となったらリフォームが必要になる場合がほとんどです。
まとまったお金が必要になりますし、ベッドや衣服などその他の準備も考えると環境を整えるだけでも大変。
それならいざと言う時に備えて、高齢者にも暮らしやすい住まいづくりを自分ではじめてみませんか?
介護用のリフォームだってDIYできちゃうんです!

気になる玄関の段差、滑りやすい床や階段、部屋の間のちょっとした段差など、まずは解消していきましょう。
滑り防止やバリアフリー対策をしておくだけでも、住みやすさは格段にアップします。
家庭内の転倒事故などを防止するのも、介護予防には役立つもの。
自宅内のつまづきや転倒で不自由している高齢者も多いのです。

「ちょっと足腰が弱くなってきたかなぁ」「もの忘れするようになったなぁ」など両親(義両親)に感じるようになったら、これから紹介する介護に備えたリフォームを考えてみてください。
業者に頼まず自分でできるリフォーム術ばかりなので、材料費だけで済み、かなり費用を押さえることができます。
DIYを楽しみながら、快適な住まいづくりをしていきましょう!

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介護も考えたDIYリフォームを早くからはじめるメリットって?

実際に介護生活がはじまると、在宅で一緒に暮らすのか、有料老人ホームなどの施設にかかるのかでも違ってきますが、ある程度まとまったお金が必要になるのは間違いありません。

介護にどれくらいかかるのか詳しく調べた記事が節約大全にあるので、そちらも参考にしてみてください。



介護用のリフォームは介護保険の認定を受けられれば、1割負担で済みますが(所得により2~3割への負担変更の場合も有)、工事費の上限金額は20万円までと決まっています。
参考ページはこちら
※2018年11月現在

工事費用は工事完了後にいったん全額を業者に払う必要があるので、まとまった出費はどうしても避けられないのです。
先のことは心配してもしょうがないし、介護が必要になった時に考えればいいわと思われたかもしれませんね。
でも、DIYしてリフォーム代を節約する以外にも早く対策しておくことで得られるメリットはたくさんあるんです。
近年増えて問題になってきているのが、高齢者の家庭内での事故です。

事故といえば外出時の交通事故をすぐ思い浮かべると思いますが、高齢者の場合、家の中での転倒などの事故が6割近くを占めています。
ニュースでは高齢者の運転による事故や歩行中の事故などが大きく報道されるので、そちらに目がいきがちですが、実際には家庭内で起こる事故の方が交通事故の件数を上回っているのです。

家庭内の事故でケガをした時の内訳をみると転倒が8割も占めています。
部屋の間の段差や滑りやすい階段・床などが、つまづきや転倒の原因になっているのです。

さらに自宅で転倒した高齢者のうち約1割は骨折をしているという調査報告もあり、ちょっとしたつまずきも大きなケガにつながってしまいます。
私たちでも骨折すれば生活に支障が出てくるくらいですから、高齢者の骨折負担はさらに大きいものに。
高齢者の骨折は要介護生活の原因になることが多いので、未然に防ぐ対策は実はとても大切なことなのです。

特に下半身を骨折してしまうと歩けなくなり、そのまま寝たきりにというケースは多いもの。
寝たきりの介護生活にさせないためにも、DIYリフォームでできる対策を早くからはじめていきましょう。

段差をなくすDIY

つまづきの大きな原因になる段差をまずはDIYでなくしていきましょう。
100均ショップにもお役立ちグッズがいろいろあります。
うまく活用しながら、転倒事故防止のリフォームから取り掛かりましょう。

<敷居の段差>

部屋と部屋の間にあるちょっとした段差。
足が上がりにくくなる高齢者にとっては、わずかな段差もつまづきの原因になります。
敷居の段差を解消できるアイテムは"段差解消マット""段差解消スロープ"と呼ばれており、床に貼り付けるだけのお手軽DIYで事故防止できるんです。
100均ショップにもありますし、ホームセンターやネットショップでもいろいろ販売されています。

スロープの断面は直角三角形になっているので、敷居の高さと直角三角形の高さをぴったり揃えることだけ気をつけて購入してください。
材質は木製のものやゴム製のもの、クッション性の高いものなどいろいろあります。
車椅子生活まで想定するなら、木製のスロープをネジ止めしておくと安心です。
価格は1,000円~数千円程度。
木製のものなら、カンナややすりで削って微調整しやすいので細やかな対応ができます。

小さい子どもも同居する住まいなら、やわらかなゴム製タイプがオススメです。
表面にしっかり滑り止めの加工がしてあるものを選んでください。
こちらも数百円~数千円です。

安くお試しするなら100均ショップのものではじめてください。
市販品には色もさまざまあるので、床に馴染むものを選んでおけば悪目立ちしません。

<玄関の段差>

玄関の上がり口の段差も高齢になってくると負担になります。
毎日の出入りをスムーズに行えるように、踏み台を設置しましょう。
市販品の踏み台でも、安いものなら数千円からあります。

大切なのは上り下りしやすくなるサイズの選び方です。
目安を紹介しますので、参考にしてみてください。

まず踏み台の高さは玄関の上り口の半分くらいであること。
次に奥行き(タテ幅)は30~40cmあるもの。
左右(ヨコ幅)は60cm以上がオススメです。
もちろんお住いの玄関の広さにもよるので、あくまで目安としてご検討ください。

ぴったりのものがなかなか見つからなければ、簡単にDIYすることもできます。
安い板・角材・木工用ボンドがあればつくれちゃうんです。
踏み台(天板)の大きさと、脚に使う角材を高さをメモしてホームセンターに行きましょう。

つくりたい踏み台のサイズに合う板と角材を選び、ホームセンターでサイズどおりカットしてもらってください。
ホームセンターの店員さんに相談すれば、コスパの良いものを提案してくれます。
木材のカットは無料で行ってくれるところが多いので、無料サービスのあるホームセンターで材料は購入しましょう。

材料をカットしてもらったら、天板(踏み台)部分の板を並べて、その上に脚となる角材を板とは垂直になるように木工用ボンドで貼り付けていきます。
両端に1本ずつ角材を貼り付けたら、中央に1本、端と中央の間に1本(横幅が長ければ複数本)ずつ、踏み台の脚になるよう取り付けてください。
ボンドがしっかり乾けば完成です。

高さがある角材なら、上から釘を打って固定しておきましょう。
強度が心配な方も釘打ちしておけば安心です。
木材の角でケガをしないように、カンナで面取りしたりやすりでしっかり磨いたりして、滑らかにしておくのを忘れずに。
賃貸住まいなら、玄関の床にキズが付かないようゴムのクッション材もホームセンターで一緒に購入して、ボンドで脚の下に貼り付けておいてください。

安い木材を使えば、1,000円程度の材料費でも踏み台をDIYすることができます。
100均ショップの水性ニスやアクリルスプレーなども使って、ステキに仕上げてください。
踏み台をDIYできるようになっておけば、他の段差ある箇所にも使えるのでとても役立ちます。

玄関だけでなくキッチンなどの勝手口・ベランダの上り口・リビングから庭への掃き出し窓の段差などなど、踏み台が必要な場所はたくさん。
住まいの導線をしっかり確認し、段差解消が必要なところに設置して、暮らしやすい環境づくりをしていきましょう。

滑りをなくすDIY

気になる段差が解消できたら、次は滑りやすい場所での転倒防止もしていきましょう。
ちょっと滑るかも?とあなたが感じるところは、おじいちゃんやおばあちゃんにとっては危険箇所。

私たちには考えられないような場所でも事故は起こるのです。
お家で配慮が必要な場所それぞれでできるDIY術を紹介していきます。

<滑りやすい床>

ワックスがけする時に滑り止め効果のあるものを選んで、床のお手入れをしましょう。
滑り止め効果のあるワックスを塗ると、とっても小さな突起物がたくさんできて、床がザラザラするように仕上がるんです。
特に最近はペットの床滑り防止用のアイテムが充実しているので、それらも役立ちます。

ただ、今まで滑り止め防止用のワックスを使用したことがない場合は、効果の低いものから試していきましょう。
どうして効果の低いものから?って思いましたよね。

それはあまり滑りにくくしてしまうと、高齢者にとってはつまづきの原因になってしまうからです。
滑らないことが歩きにくさにつながってしまいます。

ですので、スリップを軽減するワックスシートや滑り軽減ワックスなどから試してみてください。
おじいちゃんおばあちゃんの歩きやすさを確認しながら、スリップ防止効果を高めていくのがポイントです。
滑り軽減ワックスやシートなら数百円で購入できるので、手軽にお試しできます。

<滑りやすい階段>

階段でのつまづきや転倒は大きな事故につながりやすいもの。
慣れた階段だから大丈夫だろうと過信せず、ここも早めにDIYで対策していきましょう。

プチプラで重宝するのがダイソーの"ピタッと吸着階段マット"です。
ハサミで自由にカットできるので、サイズ調整も簡単。

踏み板の全面に貼り付けてもいいですし、手前部分の1/3程度をカバーするように貼り付けておけば、かなりコスパよく仕上がります。
吸盤の原理で階段にしっかり吸着してくれるので、着脱も楽チンです。さらに汚れたら手洗いもできる優れもの。

階段だけでなく、玄関の上り口や油汚れがつきやすいキッチンのシンク周りなどの転倒防止にも使えて便利です。
階段用の滑り止めマットは、他にもさまざまな商品が市販されています。
かわいい色や柄のマットもたくさんあるので、ネットショップなどで探してみてください。

滑り止めマット以外にもオススメなのが、滑り止めテープです。
階段の角に貼り付けて、滑りを防止します。
必要なサイズにカットして使うことができるのでこちらも便利です。
1,000円ちょっとくらいから市販されています。
色も踏み台に合うように何種類かあり、汚れたら水洗いして再利用できるものもあるんです。

他にも、蓄光できるタイプの滑り止めテープを貼っておけば夜間も安心。
暗がりでもほんのりと光るテープが事故防止に役立ってくれます。
テープを貼り付ける時はまず踏み台をきれいに掃除して、ホコリやゴミが挟まらないようにしてから作業しましょう。

寒い時期はテープの粘着力が落ちるので、暖房で少しあたためて貼るとよく吸着します。
踏み台の端にしっかり貼り付けたら、上から体重をしっかりかけて固定させましょう。
足で踏んで密着させるのもOK。
しっかり貼り付いたのを確認してから、階段は使うようにしてくださいね。

<滑りやすい浴室>

せっけんやシャンプーなどの泡が残りやすい、浴室の濡れた床も滑りやすいもの。
浴室用の滑り止めシールが市販されているので、活用しましょう。

シールタイプなので床に貼るだけの簡単DIYで滑り防止ができます。
100均ショップでも販売されていますし、シール大手メーカーの3M社のものでも数百円から購入できるんです。
洗い場の床だけでなく浴槽にも貼れるので、足の裏があたりやすいよう等間隔に貼り付けておきましょう。

貼る前には湯垢や汚れがないようきれいに掃除し、十分に乾燥させてから作業してください。
階段の踏み台シールと同じように足で踏みつけてしっかり吸着させましょう。

シール以外には吸盤の力を使って貼り付ける、滑り止めバスマットなどもあります。
1,000円から数千円程度で市販されているので、こちらも便利です。
定期的に汚れを洗い流して乾燥させておけば、清潔に使い続けられます。

 

手すりをつけるDIY

細やかに滑り&つまづき防止対策ができたら、次はさらに進んだ介護リフォームへ取り掛かっていきましょう。
介護生活になれば必ず必要になる、手すりの取り付けです。

介護が不要でも手すりを設置することで移動が楽になり、安全性を高めることができるという大きなメリットがあります。
足腰が弱くなったり、怪我をしてしまったりしても、手すりがあれば日常生活も助けなしで送ることだってできるのです。
とっさの時にも身体をしっかり支えられる手すりを、必要な場所にDIYしていきましょう。

<トイレ>

狭い空間でバランスを取りながら衣服や下着を着脱したり、ヒザに負担がかかる屈伸運動をしたりと、複雑な動作が必要になるトイレには手すりが必要不可欠。
おじいちゃんおばあちゃんにとっては手すりがひとつあるだけで、トイレの使いやすさと安全性が格段にアップするのです。
取り付け手順をご説明していきますので、DIYしてみてくださいね。

① 計測して手すりの位置を決める

取り付け場所の参考になる基準値があるので、それを元に計測していきましょう。
トイレにオススメなのはL字型の手すりなので、L字タイプを設置する場合で説明していきます。

L字の底辺になる横向きの手すりの高さは、便座から220~250mm上に。
L字の角は便座の先端から前方向に200~300mmを目安に位置を決めてください。
印付けにはマスキングテープを使いましょう。
設置位置に貼って、ペンで印をつけておけば壁が汚れません。
手すりの長さはタテ・ヨコどちら方向も600~800mmあれば安心です。

長めのものを選んでおけば、使用する人の身長違いにも対応できやすくなります。
手すりの強度を高めるために、タテ棒は壁の間に立っている柱(間柱)になるべく取り付けるようにしましょう。
壁の中の間柱を探すにはコンコンとノックして音の違いで確かめたり(柱があると音が変わります)、プッシュペンや下地探しと呼ばれる、壁に細い針を刺して確かめる便利グッズを使ったりしてください。

針がスッと入れば間柱はないですが、間柱があると針が入りにくくなるのですぐに分かるんです。
基準値と間柱の位置、使う人が持ちやすい位置を総合的に考慮して、取り付け位置を決定してください。

② 材料を準備する

■ L字手すり
タテ移動にもヨコ移動にも対応できる、L字型の手すりがトイレにはオススメ。
滑り止めや防水加工してあるものを選びましょう。
直径が30mm程度のものが握りやすくオススメです。

手すりを固定する取り付け金具部分は、なめらかになっているものがマスト。
金具に服のそで口などがひっかかりそうなものは事故の原因になるので、ここも選ぶポイントになります。

■ ネジ
固定するネジは壁の材質によって変えてください。
タイルやコンクリート壁なら、金属製のアンカーボルトネジを使います。
一般的な木製の壁で、中の間柱にネジを打ち込むなら木ネジでOKです。

■ 添え木(強度補強が必要な場合のみ)
間柱がない場所だったり、壁が薄く強度に不安がある場合は、厚さ15mm程度の添え木を壁に付けましょう。
添え木は100均ショップのペンキや水性ニスでペイントして打ち付ければ、トイレの雰囲気を壊しません。
添え木をしてから手すりを取り付ければ、かなり強度を高めることができます。

③道具を揃える

作業に最低限必要なのは、メジャー・ドライバー・電動ドリルドライバーです。
電動ドリルドライバーは、女性でも使いやすいミニタイプが市販されています。
2,000円程度から購入でき、介護用リフォームにも他のDIY作業にも使えるので1つあると便利です。

他にもあると便利なのが、先ほど紹介したプッシュペン(下地探し)や木工用ボンド。
木工用ボンドは添え木が必要な時の貼り付けに利用したり、穴あけの失敗隠しに活用できたりします。
手すりの位置調整で穴の位置が変わったら、あけてしまった穴は木工用ボンドで埋め、乾いたら上から壁色に近い色ペンなどで馴染ませておきましょう。

④取り付け作業を行う

計測時につけた印にそって、手すりを取り付けていきます。
電動ドリルドライバーで下穴をあけてから、ドライバーでネジを固定してください。
ヨコ棒の両端を固定してから、タテ棒の上を固定するようにするとスムーズに作業できます。

ネジは必ず、固定部分にあるネジ穴すべてに差し込んで手すりを取り付けるようにしてください。
穴よりネジの本数を少なくする(ネジを止めず穴のままにする)と、強度が弱まります。
L字型にそって3箇所ネジ止めして、しっかり手すりを固定できたら完成です。

取り付け箇所を決めるまでが少し大変ですが、作業はとっても簡単ですよね。
トイレに取り付けられれば、階段や玄関、浴室など必要な場所へどんどん設置できるようになります。
トイレの手すりの取り付けだけでも、業者さんに頼めば1万5,000円~3万円くらいはかかりますが、材料費だけなら数千円程度。
しかも自分の空いた時間で作業できるので、スケジュール合わせのストレスもありません。

  

<階段>

滑り防止だけでは不安な時は、手すりも取り付けてあげましょう。
手すりを握って上り下りできるようになるだけで、移動がとても楽に感じられるようになります。
取り付けまでの流れはトイレと一緒です。
階段の形状、利用者の使い勝手を考えてアレンジしていってください。

①計測して手すりの位置を決める

階段にも取り付け高さの基準値があります。
床面(踏み台面)から750mm程度を目安に取り付け位置を決めてください。
手すりは階段の両側取り付けが理想ですが、まずは下りる時の利き腕側を優先して取り付けるようにするのがオススメです。

段数の多い階段で計測作業をする時にあると便利なのが1m程度の棒です。
度々メジャーで高さを測るのは面倒なので、棒に床面からの高さの線をつけて、その線どおりに壁にペンで印つけします。
壁の印つけはトイレの時と同じようにマスキングテープを活用して、跡が残らないようにしてください。

高さを決める時に気をつけてもらいたいのが、踏み台に置く棒の位置です。
階段の下の段は踏み台の手前の位置に棒を置いて印をつけ、最終段では踏み台の真ん中に棒を置いて高さを決めると、階段と手すりの傾斜角度が異なってしまいます。
棒の位置はどちらも踏み台の手前に揃えるなど、棒を立てる場所も揃えて、取り付け高さの印をつけてください。

次に手すりを止める間柱を探します。
見つかったら、間柱の場所に金具を取り付けられるよう高さの位置を記しておいてください。

②材料を準備する

■ 手すり
直径が30~35mm程度で、滑り止め加工してあるものがオススメです。
取り付け金具部分に服が引っかからないものを選びましょう。

■ ネジ、添え木(強度補強が必要な場合のみ)
ネジはトイレでも説明したように、壁の材質に合うものを購入してください。
強度が不安なら、添え木を買うのも忘れずに。

③道具を揃える

作業に最低限必要なのは、メジャー・ドライバー・電動ドリルドライバー。
さらにあると便利なのが、高さの位置決めに便利な棒・穴隠しや添え木付けに重宝な木工用ボンド・間柱を探すプッシュペンです。
ジャストサイズで取り付けたい手すりがなかったら、余分な長さをカットできるノコギリも準備しておきましょう。

④取り付け作業を行う

計測時につけた印にそって、手すりを取り付けていきます。
電動ドリルドライバーで下穴をあけてから、ドライバーでネジを固定するのは、どこに手すりを付ける時も同じです。
両端の金具を仮止めしてから、手すりをのせて印どおりの角度になっているかどうか確認します。
問題なければ真ん中の金具を間柱の上に取り付けてください。

金具を壁にしっかり取り付けられたら、ネジで金具と手すりを固定しましょう。
これも電動ドリルドライバーとドリルがあれば、簡単に作業できます。
最後に手すりの両端に滑り止め防止のキャップをはめれば完成です。

高さの位置決めだけしっかりできれば、階段の手すり付けも作業は簡単。
取り付ける階段の段数や形状によっても異なりますが、材料費だけなら数千円~2万円程度で済みます。
それがリフォーム業者に依頼すると5万円~10万円とかかってくるのです。

ドアノブを交換するDIY

古いお家なら必ずひとつはあるドアノブ。トイレや洋室扉など様々な場所に使われています。
握力が弱くなる高齢者には、握って回すドアノブって意外と不便なもの。

レバーを下げるだけで開け閉めできるレバーハンドルなら楽に使えます。
ドアの側面についている金属のフロント板(扉を止める突起がはめ込まれている部分)の天地が60mmのドアノブなら、レバーハンドルに交換することができるんです。
交換可能と分かったら、より詳細なサイズを計測していきましょう。
ドアノブがついていた場所にぴったりはまる、レバーハンドルを探さなければいけないからです。

まず重要なのが、バックセットと呼ばれるドアの端からドアノブの中心(ノブを止めているネジ)までのサイズ。
次に側面のフロント板の幅と、ビスピッチと呼ばれる板をとめている上下のネジの間の長さです。
ドアの厚みもはかり、フロント板に刻まれているメーカー名もチェックします。
同じメーカーのものならサイズが合いやすいので、ぴったりのレバーハンドルを見つけやすくなるんです。

計測したサイズがすべて揃う新しいレバーハンドルを購入できたら、早速取り替えます。
ドライバーとキリを用意しておいてください。
片方ずつ、ドアノブの台座のネジをゆるめてドアノブを外します。

同じネジ穴を使う場合は、穴が変形しないようにゆっくりゆるめてください。
次にドアの側面のフロント板もネジをゆるめて外します。
手前に突起を引き抜くように取り出しましょう。

なかなか抜けない時は、ドアノブが取り付けてあった穴の中心にドライバーを入れて、両手でゆっくり手前側にドライバーを水平に引くと抜けやすくなります。
古いものが外れたら、新しいフロント板と突起部分の部品を穴に差し込んでください。
その時、突起部分の向きが古いドアノブの時と揃うようにしてネジで固定します。

次に片方ずつ、レバーハンドルを仮止めしていきましょう。
元のネジ穴が使えない時は、キリで下穴をあけてから作業してください。
いきなりしっかり固定せず、ゆるめに仮止めしてスムーズに動くかどうか確認します。

うまく扉が止まらないなど問題がある時は、突起が逆についている可能性が高いので、再度やり直しましょう。
問題なければ、しっかりネジを締めて固定してください。これで作業は完了です。

使いやすい扉になりましたね。
レバーハンドルはシンプルなものなら2,000~3,000円であり、交換の手間もそれほどかかりません。
気をつけなければいけないのは、サイズがぴったりの新しいレバーハンドルを見つけることだけ。
ちゃんと計測し、ホームセンターやネットで探してぜひDIYしてみてください。

  

夜の事故を予防するDIY

高齢になると夜のトイレも近くなるもの。
暗い廊下や階段に対策できるDIYを最後に紹介して締めたいと思います。

<人感センサーライト>

暗くなるとセンサーが自動的に働いて、人が動くと点灯してくれる人感センサーライトを必要な場所に置きましょう。
コンセントに差し込むタイプ、電池式で置くだけのもの、いろいろ市販されています。
1個1,000円程度からあるので、事故を考えればお安いものです。
電池式なら停電時にも役立ちます。

<光るスイッチプレート>

暗がりで廊下や部屋の電灯スイッチを探すのも高齢者にとっては負担です。
スイッチをすぐに見つけて明るくできるように、スイッチプレートにもひと工夫しておきましょう。
いまあるプレートの上に両面テープで貼り付けるだけの、蓄光できるカバーが数百円で市販されています。
柄もいろいろあるので、選ぶのも楽しいですよ。

より手軽に済ますなら、スイッチプレートに100均ショップの蓄光シールを貼り付けるという手もあります。
光が弱ければ、より高性能な蓄光テープがホームセンターなどで市販されているので、それを貼り付けてください。

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まとめ

介護に備えたリフォーム術について、いかがでしたでしょうか?
おじいちゃんおばあちゃんが安心して、快適に暮らせるためにできるDIYは紹介したようにたくさんあります。
手軽にはじめられることばかりなので、気になる場所からDIYしていってください。
一見大掛かりに感じる手すりの取り付けなども業者を使わずDIYすることで、かなりの節約ができます。

早めに取り掛かっておけば、高齢者に多い家庭内の事故も未然に防ぐことができ、将来の介護不安の軽減にもつながっていくのです。
小さい子どもやペットにも安心・安全な住まいになるので、同居しているならDIY効果はさらにアップします。
おじいちゃんおばあちゃんに不便な場所はないか聞きながら、楽しく住まいの介護用DIYを進めていってくださいね。

DIYを活用すいることで様々な節約に!節約大全では様々なDIY術をお伝えしています!



この記事を書いた人
カワウソさん

カワウソさん

小さなことからコツコツと・・・! 日々の生活で心がけている節約術を中心に記事を書いています。
さがす