日曜大工って言葉があるように、ひと昔前まではDIYってお父さんの趣味か男の人がする仕事でしたよね。
それが今では主婦向けの情報番組や女性雑誌でも特集が組まれるほど、女性たちにも人気になりました。
工具を使って本格的にと言うのは、初心者女性にはハードルが高いので、今回は誰にでも簡単に楽しくできる”お家DIY”アイデアをたくさん紹介していきたいと思います。
そしてせっかく作るなら、仕上がりがおしゃれだったり可愛かったり、ステキって褒めてもらえるDIYにしたいですよね。
毎日目にするものだから、見た目もやっぱり大事。
しかもコスパも良くつくれなくちゃ、自分でDIYする意味もないですもんね。
100均ショップやホームセンターなどで手軽に購入できる材料で、お家にあるものも活かしながらできる簡単節約DIY。
アパートやマンションなどの賃貸でもできる方法も紹介します。
こんなの欲しい!作りたい!あると便利!って思ったら、ぜひトライしてみてくださいね。
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気分を変えたいと思ったら、空きスペースから簡単DIY
DIYで部屋の雰囲気を変える!と言えば、工具を揃えて棚を作ったり、壁や家具に自分でペインティングしたりなんてイメージしがちですが、そんなに大掛かりにしなくても、簡単にできる方法があります。
大掛かりにすればするほど、費用はかかるし、初心者がするDIYとしては失敗のリスクも高いです。
そこで、今回紹介したいのが空いている壁やスペースを活用して簡単にできる「ウォールステッカー」「タイルシール」「フック」「100均バッグ」「空き箱」を使ったDIY。
それぞれ単品使いでも、組み合わせても使える方法です。
DIYに初チャレンジ!と楽しみながら、お子さん達とも一緒に作業してみてくださいね。
ウォールステッカーでDIY
ウォールシール、ウォールデコとも呼ばれ、セリアやダイソーなどの100均ショップからホームセンター、雑貨店までさまざまな商品が市販されています。
シンクの下や冷蔵庫の扉といった狭いスペースから壁一面まで、ウォールステッカーを使うコトで自在にアレンジすることができます。
初心者さんにはキッチンなどの狭いスペースから、ステッカーのレイアウト決めや貼り方・剥がし方の練習をはじめるのがオススメです。
<ステッカー選びのポイント>
可愛いステッカーシールがたくさん販売されていますが、大人っぽくおしゃれに仕上げたかったら、単色で幾何学的な模様もしくは英字シールと言ったシンプルなものを使いましょう。
ステッカーだけを見るとカラフルなイラストや模様はとても可愛いのですが、たくさんの色がある部屋に貼ると目立たなかったり、逆にごちゃごちゃして部屋全体が安っぽく見えてしまったりします。
カラフルなステッカーは子ども部屋やお手洗いの壁などのワンポイントにオススメです。
シンプルで使いやすく、おしゃれに仕上がりやすいのは丸(ドット)・四角・三角形・星型などのステッカーです。
大きさ違いの丸でランダムな水玉模様を作ったり、同じように大きさ違いの四角でオリジナルの市松模様チックな扉や壁にアレンジしたりと楽しめます。
ステッカーの色は紺・茶・グレー・黒など落ち着いた単色でまとめると失敗しにくいですよ。
その中にワンポイントで英字ロゴを入れたり、シルエットイラストを貼ったりするとよりおしゃれに見えます。
<ステッカーの貼り方のポイント>
直射日光の当たるところは避けて、貼り付ける場所をしっかり乾拭きしてから汚れを取っておきましょう。
マスキングテープを使って、ステッカーを貼りたい位置に仮止めして、全体のバランスを調整してください。
全体にシールを散らばせてみるのももちろんいいですが、わざと一部分だけ余白を大きくとってみたり、川の流れのように貼ってみたり、渦をつくるようにしてみたり、とステッカー自体がシンプルであればあるほど、貼り方次第で表情を変えていくことができます。
貼り付けるレイアウトが決まったら、1枚ずつ丁寧に貼り付けていきましょう。空気が残ってしまわないように、上から布などを使ってよく押さえておくときれいに仕上がります。
賃貸で心配な人は小さめのステッカーで、目立たないところで貼る・剥がすを試してからにしてください。
ウォールステッカーは基本的に端からゆっくり剥がせばとれますが、うまくいかない時はドライヤーをあてて、糊の粘着力をゆるめてみましょう。
無理に剥がすと壁紙が傷つくので、あせらずゆっくり剥がすのがポイントです。
タイルシールでDIY
ウォールステッカーを上手に使って、アレンジできる自信がないという人にオススメなのがタイルシールです。
その名の通り、タイルを模してシートタイプになって販売されているシートです。
ダイソーやセリアなどでも、さまざまなモザイクタイルのシートが陳列されているので、目にしたことがある人も多いと思います。
タイルシールは色の組み合わせや柄などすでにデザインされて商品になっているので、組み合わせや配置を悩む必要がありません。
好きなところへ好きなタイルシートを貼るだけで、お部屋のイメージをチェンジしていくことができます。
貼って剥がせるので、気に入らなければすぐ取り替えられますし、100均ショップのもので試せるので、初心者でもとても試しやすいDIYグッズです。
使う場所としてオススメなのはキッチンや洗面台・お手洗いなどの水まわり。防水や汚れ防止に役立ちます。
キッチンの収納棚や冷蔵庫の扉に貼り付ければ、簡単に家具のリメイクにもなるのです。
洗面台など色の少ない場所に鮮やかなタイルシートを貼ると、一気に場が明るくなりますし、トイレの床に敷き詰めればお手洗い自体が見違えます。お手洗いの床は汚れたら貼りかえればいいので、便利ですよ。
他にもオススメなのが、木製のテーブルや家具にタイルシートを貼り付けて、リメイクする方法です。
濃紺・こげ茶・グレー・黒など渋めの色と木目の相性はとても良く、ぐっと大人っぽい雰囲気にチェンジすることができます。
ダイニングテーブル、子ども部屋の机、本棚や靴箱などでお試しください。
さらに目につく場所でタイルシートでのDIYがオススメなのは、階段の蹴上がり部分。足で踏む部分は滑ると危ないので避けて、階段を見上げた時にいつも見える正面部分にシートを貼るのです。
すべての段に貼ってもいいですが、ランダムに3・5・8・10・11・13段目というように貼り付けてもおしゃれです。
<タイルシート選びのポイント>
濃い色や渋めの色が多いタイルシートを選べば大人っぽく仕上げられますし、白やパステル色のものを選べば可愛くガーリーにアレンジすることができます。
色は統一して、例えば白とするなら、大きさの違う白のタイルを組み合わせてみたり、グレーっぽい白のタイルを混ぜたり、コンクリート風のタイルシートを混ぜてみたりと遊んでも、まとまって見えるので逆におしゃれ感が高まります。
100均ショップだけでなく、タイルシート専門のネットサイトなどもあるので、お気に入りを集めてDIYを楽しんでくださいね。
<タイルシートの貼り方のポイント>
ウォールステッカー同様に直射日光が当たるところは避けた方が無難です。
シートの上下・左右のどちらかにタイルの目地(白い細い線)が付いているタイプのものは、目地が重ならないように、方向を揃えて貼るようにしましょう。
1枚ずつ丁寧に貼っていけば失敗の心配はありませんし、少しずれたと思えばすぐ貼り直して、仕上げていきましょう。
フックでDIY
壁や扉などにウォールステッカーやタイルシートを貼るだけでガラッと雰囲気を変えることが簡単にできますが、実用性のあるDIYには結びつきません。
そこで次に紹介したいのが見せる収納に便利な、フックやノブなどの取っ手パーツです。
昔懐かしいブリキの取っ手、コロンとした木製のフック、可愛いガラスパーツのついたノブなど、探してみるとたくさんの種類があることに驚くことでしょう。
特にセリアではアレンジインテリア商品として、さまざまなタイプのパーツが販売されています。
空いたスペースにバランス良くフックやノブを取り付ければ、簡単に見せる収納付きの飾り壁に変身させることができるのです。
鏡の横にお気に入りのネックレスやピアスを飾れる取っ手パーツをつける。
キッチンの壁に可愛いフックやノブを使った、キッチン用品を見せて収納できるスペースをつくる。
玄関の壁に帽子やストールを掛けておけるフックをつけるなど、使い方はアイデア次第。
収納以外にも、リビングやダイニングの横の壁にフックを取り付けて、家族写真やポストカードをその上にのせていけば、素敵なギャラリーに。無造作に置かれた感じがおしゃれ感を高めます。
フックやノブは思う以上に便利で、素敵空間をつくってくれる、DIY初心者にはうれしいアイテムなのです。
お気に入りのアイテムをいつも目につく場所に置いておくようにすれば気分がアガりますし、シーズンごとに変える楽しみもできて、整理・整頓上手にもなれますよ。
<フックなどの取っ手の選び方のポイント>
パーツの素材もしくは色を揃えるのが素敵に仕上げるポイントです。
同じフックばかりを使っていては単調で味がでないので、カタチはそれぞれ異なっても素材は木製に揃える、陶器っぽく見えるものに揃えるようにする。
素材は違っても白や青など1色に統一する、ヴィンテージ調に揃えるなどすれば、ランダムに取っ手パーツが配置されていてもデザインされている感を出すことができます。
慣れてきたら、1点(1組)だけ異素材にしたり、差し色でまったく違う色を入れたりとアレンジしてみてくださいね。
<取り付け方のポイント>
壁に穴を開けても大丈夫であれば、ノブはそのまま差し込んだり、フックもネジで止めるようにしましょう。
比較的重いものも安心して掛けられるので、便利です。
ハードカバーの本や写真集などを見せる収納に使ってみてください。
穴が開けられない場合はにニトムズのはがせる両面テープシリーズが貼り付けるのには便利です。
用途別、強度別、壁の素材別に種類があるので、適したものを選んでください。
100均バッグでDIY
100均ショップには紙バッグから布製・ビニール製、カタチやデザインもさまざまにたくさんのタイプのものが販売されています。
わざわざ買わなくとも、服を買った時のショップバッグやノベルティでもらったエコバッグやマルシェバッグなどご自宅にもたくさんの使っていないバッグがあるのではないでしょうか?
そこで、これらのお手軽に使えるバッグを利用してできる簡単DIYを紹介しますね。
必要なのは使わないバッグと壁に貼り付けられるフック(もしくはS字フック)のみ。
収納したいものがある場所のそばにフックでバッグを取り付けて、隠したいものをどんどん入れていきましょう。
例えばクローゼットの壁に取り付けて、Tシャツやトレーナー入れ、ストッキング&タイツ入れ、靴下入れ、子どもの下着入れ、ニット帽やマフラー&ストール入れなど、袋ごとに分けて収納します。
キッチンなら、シンクの下にS字フックでマルシェバッグやエコバッグを掛けて並べます。
バッグの中にゴミ袋を入れればオシャレなゴミ入れに。バッグで分ければ簡単にゴミの分別もできます。
サランラップ・キッチンペーパー・アルミホイルなどもまとめて入れておくバッグを作っておけば、取り出しやすく便利ですよ。
子ども部屋なら、子どものおもちゃ入れに。
お人形・プラモ・レゴなど種類別に入れたり、お兄ちゃん用・妹用など一人ひとりにつくって、そのバッグに入る以上のおもちゃは買わないという約束に使ったりもできます。
リビングなどでは、隠したいリモコン類や生活感のある小物などをまとめて入れられる収納に使いましょう。
玄関では、家族ごとのルームシューズ入れ、お客様用のスリッパ入れにして吊るしておいても可愛いですよ。
<バッグ選びのポイント>
見せる収納でバッグを並べる場合には、色のトーンやデザインに統一感を出しておくとまとまって、おしゃれに見えます。
色はモノトーンに統一して、麻製・綿製・ビニール製・ヒモバッグと素材を変えて並べても素敵なディスプレイに。
入れるものの容量によってバッグの大きさを変えても、色や素材に統一感があればやぼったくは見えません。
ふだんから素敵だな、おしゃれだなと思うバッグに出会ったら、ストックしておくと見せるバッグ収納づくりで重宝します。
<取り付け方のポイント>
重いものを入れたい場合はネジでフックをしっかり固定してください。
テープで止められるフックもいろいろ市販されているので、掛けられる最大重量を確認して購入するようにしましょう。
空き箱でDIY
カフェみたいな飾り棚をつくりたいなぁと思っている人に試してもらいたい、空き箱を使ったDIYです。
工具がない人でも簡単に棚をつくることができます。
お家にある木箱やアルミ・ブリキの箱、100均ショップのカラーボックスなどを活用してつくるのです。
やり方は簡単で箱の底を壁にくっつけるだけ。
壁に穴を開けて良ければ、ネジでしっかり取り付けてください。賃貸でムズカシければ、先にも紹介したニトムズのはがせる両面テープシリーズで固定しましょう。
今ある収納の上にもう少し収納スペースを増やしたい、リビングや玄関におしゃれな見せれる収納をつくりたいという人は是非トライしてみてください。
大きさや素材の異なる箱を4~5個用意して(もっと多くても可)、タテ置きしたりヨコ置きしたりして飾り棚の配置を決めます。
今ある収納を生かす場合は、その収納棚の上に並べるのが簡単ですが、少し浮かしてデコボコになるようにつけても飾り棚感が出ておしゃれに見えます。
空いた壁を活かして飾り棚をつくる場合は、箱の底の位置は垂直に揃えて、上のラインはデコボコにして味を出しましょう。
空き箱をタテに並べる場合には、箱の中央線が一直線にならないようにそれぞれを左右にずらして、アンバランスな飾り棚にするとこなれた感じが出ます。
ヨコ並びにもタテ並びにもスペースが足りない時は大きさの違う4つのボックスを風車の羽根のように配置してつくってもおしゃれに見えますよ。
もう少し本格的な収納が欲しい場合は空き箱の飾り棚の下にりんご箱やワインの木箱を置いて、棚をつくりましょう。
りんご箱ならネットでワンコイン~1,500円程度で手に入れることができます。
このりんご箱の棚にセリアの蓋つきボックスを組み合わせると、隠したい小物の収納も楽にできます。
黒のボックスならスタイリッシュに、白ならやわらかな雰囲気になります。
りんご箱には本などの重いものなどがしっかり収納できるので、ひとつ置くだけでも重宝しますよ。
<空き箱選びのポイント>
味のあるヴィンテージっぽい木箱を組み合わせて飾り棚にするだけで、おしゃれなカフェのような空間をつくることができます。
木箱の中にシンプルなアルミ箱や味のあるブリキ箱をミックスするのもオススメ。
子ども部屋にはビタミンカラーのカラーボックスを組み合わせて取り付ければ、元気いっぱいな可愛い飾り棚に。
用途やお部屋の雰囲気に合わせて、いろいろな素材や色の組み合わせを楽しんでみてください。
<取り付け方のポイント>
せっかくのおしゃれな飾り棚も水平に取り付けられていなければ、棚としては欠陥品。
特に飾り棚だけ下から浮かせてつける場合には(例えば壁の中央に取り付けるなど)、水平器の役割をしてくれるアプリをスマホにダウンロードして、そのアプリを使いながら作業すると失敗しにくくなります。
先に紹介したフックを使った飾り壁収納をつくる時にもあると便利ですよ。
まとめ
初心者でも簡単にできる「ウォールステッカー」「タイルシール」「フック」「100均バッグ」「空き箱」を使ったDIY、いかがでしたでしょうか?
それぞれのアイテムだけを使ったDIYを紹介してきましたが、ひとつの部屋の中で組み合わせても使える方法ばかりです。
ウォールステッカーとタイルシートをミックスしたり、空き箱を使った飾り棚の横にフックも取り付けて見せる収納スペースを設けたりと、アイデア次第でアレンジは無限大です。
DIYは試せば試すほど発見や学びがあり、上手になっていきます。
どれも気軽に試せる方法ばかりなので、やりたいと思ったものからトライして、あなたらしい素敵なお家DIYを楽しんでくださいね。