前回の記事では、
・外貨預金の人気が高まっていること
・銀行店頭での外貨預金は手数料が高く、おすすめできないこと
・手数料の安い住信SBIネット銀行がお得であること
をお伝えしました。
大手銀行の店頭手数料が1米ドルあたり片道2円ほどであるのに対し、住信SBIは片道9銭(0.09円)ですから、その差は圧倒的。
このことを知っていたら、わざわざ店頭で申し込もうとは思わないですね。
なお、住信SBIネット銀行以外にもネットバンクはたくさんあるんですが、いずれも住信SBIほどの安さには及びませんね。
「外貨預金の儲け=為替差益-手数料」ですから、手数料は低ければ低いほど良いに越したことありません。
ですから、もし外貨預金口座を持つなら住信SBIネット銀行が断然いいでしょうね。
ただ、今回お伝えしたいのはもっとお得な情報です。
住信SBIネット銀行より手数料がお得になる方法があるとしたら…
以下で詳しく見ていきましょう。
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住信SBIを上回る取引コストの低さ
上記のとおり、数ある銀行で圧倒的な手数料の安さを誇る住信SBIネット銀行の外貨預金口座。
しかし、そんな住信SBIネットの10分の1の取引コストで済む方法があります。
それは、FX(外国為替証拠金取引)で外貨を運用すること。
具体的には、FX口座を開設し、そこにお金を入れて運用することです。
FXがなんのことかまったくわからない方に向けて簡単に解説すると、
日本語で「外国為替証拠金取引」という名称が表すとおり、一定額の証拠金(保証金)を担保にして、その証拠金額以上の外貨を売買することをいいます。
ちょっとわかりにくですよね。
かりにあなたが1万円を持っていてそれをFXの口座に入れるとします。
これを米ドル(1ドル=100円と仮定)に換金するとしましょう。
常識的に考えれば、100ドル(=1万円÷100円)になると思いますよね。
でも、1000ドルの取引ができるんです。
これはどういうことかというと、「100ドル(1万円)を証拠金(担保)にして1000ドル分(10万円分)の取引ができる」ということなんです。
上記は元金の10倍の取引なので、“レバレッジ10倍”というのですが、この倍率は取り扱い会社によって異なります。
とにかく、このように少ない元手でも大きな額の外貨取引ができるので株のデイトレーディングと同様に一攫千金を夢見る人も少なくありません。
さて、このFXですが、少しばかり知識のある方ならこう思ったかもしれません。
「FXって、株のデイトレーダーみたいに外貨の売買を短期で繰り返して為替利益を稼ぐやつでしょ?」
確かに、そのような短期の運用をする方が多いのは確かですが、必ずしも短期売買を繰り返す必要はなく、ずっと長期間寝かせておくこともできるんです。
そうしてしばらく寝かせておいて、為替相場が円安になって利益が出せるタイミングでお金を引き出せば良いのです。
で、このFXというのは、売買の際の取引コストがすごく安いんですね。
何度も書いているように、住信SBIネット銀行の手数料は1米ドルあたり9銭(0.09円)ほどですが、FXの取引コストはなんと0.3銭(0.003円)というものもあります。
外貨預金の最安値レベルである住信SBIのさらに10分の1以下の取引コストで済むのですから、その安さは圧倒的。
だから銀行の外貨預金の代わりに使うと、コストを一気に抑えられるというわけです。
FXには“手数料”がない?
さて、ここでちょっと気になった方もいるかもしれません。
上の説明で、FXに関しては手数料ではなく、取引コストという表現を使っていることに。
実はFXの場合、売買にあたっては主に2種類の取引コストが必要になるのです。
まず1つ目は、取引手数料。
ただし、これについては最近どの会社も無料になってきています。
もうひとつの取引コストがスプレッドといって、こちらがFX取引において毎回かかるコストです。
スプレッドとは具体的には「通貨を売るときの値段」と「買うときの値段」の間の幅(例:1ドル100円10銭~12銭)のことをいい、この例でいうと2銭がスプレッドとなります。
スプレッドは金額が固定されておらず、取引の時間帯や相場の状況によって変動しますが、どんなに動いても外貨預金の手数料ほどの水準にはならないのが一般的ですね。
スプレッドは取引のたびにかかるという点で、実質的に外貨預金の手数料と変わりはないのですが、上記のように厳密には手数料とはいえないので、FX売買について説明する際は取引コストという表現を使っています。
意外と知られてないからこそチャンス!
このようにFXの取引コストは圧倒的な安さを誇るため、
・取引額が大きければ大きいほど
・取引が頻繁であればあるほど
外貨預金と比較して、利用者にとってはお得な外貨運用方法だといえます。
ではなぜ、中高年の方を中心にいまだ世間の人の多くが手数料の高い銀行の店頭取引を利用しているのか。
その理由はただひとつ。
このような情報を知らないから。
インターネット取引がリアル店舗での取引と大きく異るのは、対応するスタッフが必要ないので人件費がかからず、その結果手数料などのコストが低く抑えられていること。
だから、以下で挙げているDMM FX、GMOクリック証券、外為ジャパンといったFX業者は極めて低いコストで取引を行えるのです。
しかし、そういった実態をインターネットに触れない層は知らない。
そのために、大きな損をしています。
投資や資産運用において、手数料というものはパフォーマンスを大きく左右するもの。
ここをご覧になったあなたはもう、むざむざ高い手数料を払って負ける勝負をすることはないでしょう。
ぜひ、取引コストの低い方法を用いて、確実な資産運用を試みてくださいね。