2020年9月1日より「マイナポイント」がスタートします。
マイナポイントとは、マイナンバーカードを取得した人に向けたポイント還元施策。
これはマイナンバーカードを普及されるための取り組みとしてスタートしますが、利用額に応じたポイントがもらえお得に買い物ができるので、“ポイ活”にもなると話題になっています。
マイナポイントの仕組み
行政の効率化や利便性を向上させるためにスタートしたマイナンバー制度。
国民ひとりひとりに通知カードが配布されましたが、通知カードを元に手続きを行うことで顔写真、ICチップ付きの「マイナンバーカード」を交付してもらうことができます。
身分証だけでなく電子申請などにも使えますが、普及率は2020年4月時点で約2,000万枚と低く、まだまだ活用されていません。
そんなマイナンバーカードを普及促進させるべく考えられたのが今回のマイナポイントです。
マイナポイントはマイナンバーカードにキャッシュレス決済を連携させることで、決済金額の25%、上限5,000円分相当のポイントが付与されます。
付与は2020年9月1日~2021年3月31日までの期間限定制度となっておりましたが、期間延長が決定しました。
2021年4月中にマイナンバーカードの申請をした場合に限り、マイナポイントの期間が2021年12月末まで延長されます。
還元されるポイントはキャッシュレス決済事業からの付与となるため、マイナンバーカードだけでなくキャッシュレス決済サービスの普及も目的とされているのです。
連携できる決済サービスは限られていますが、2020年8月現在、ICカードやQRコード、クレジットカードなど約100種類が連携可能です。
⇒ 登録キャッシュレスサービス一覧
マイナポイント付与までの流れ
キャッシュレス決済サービスを使い、マイナポイントを受け取るためにはマイナンバーカードの取得と「マイキーID」と呼ばれるものが必要になります。
マイナンバーカードが手元にない人は、まず最初に交付申請を行いましょう。
スマートフォンやパソコンだけでなく、証明写真機や郵便でも申請が可能ですが、交付までは概ね1か月ほどかかります。
マイナンバーカードが届いたら、次にマイナポイントを予約・申込みをして「マイキーID」を取得します。
スマートフォンやパソコンから申込みができますが、それぞれアプリやソフトのインストールが必要です。
アプリを立ち上げたらマイナンバーカードをカメラ機能で読み込み、4桁の暗証番号を入力します。
この暗証番号はマイナンバーカード受け取り時に設定しているものになりますが、不明の場合は交付時にもらった控えを確認しましょう。
暗証番号が正しく入力されるとマイナポイントの予約が完了し、マイキーIDが自動的に発行されます。
「マイキーID」の発行が完了したら、次にマイナポイントの申込みを行います。
アプリを立ち上げ、「マイナポイントの申込」をタップし、連携させるキャッシュレス決済サービスを選択します。
これで申込みは完了です。
2020年9月~2021年9月までの間に、登録したキャッシュレス決済サービスを使うことで、その金額に応じたポイントが自動的に付与されます。
付与されるポイントは支払額の25%です。
ただし上限は5,000円分まで、買い物だけでなくチャージでも付与対象となります。
付与例
1万円分買い物をした場合・・・2,500円分のポイントが付与
2万円分買い物をした場合・・・5,000円分のポイントが付与
マイナポイント支援端末でも手続きが可能!
市区町村の窓口や郵便局、コンビニ、携帯ショップなど約9万箇所に設置されているマイナポイント支援端末でも、マイナポイントの予約や申込みができます。
⇒ マイナポイント支援端末設置場所一覧
他にも各コンビニではマルチコピー機で申し込むことも可能です。
こちらの場合、平日9:30~20:00/土日祝9:30~17:30と時間が決まっているので注意しましょう。
⇒ マイナポイント申込み マルチコピー機操作手順
またセブンイレブンに設置されているセブン銀行ATMからも申込みができます。
詳しい操作手順はこちらから確認できます。
⇒ マイナポイント申込み セブン銀行ATM操作手順
申請でマイナポイントがもらえる!
2021年4月末までにマイナンバーカードを申請すれば、マイナポイントの対象となります!
マイナンバーカードが手元に届いた後にマイナポイントを申込みし、2021年12月末までにチャージまたは買い物をすれば上限5,000円分のポイントが受け取れます。
マイナンバーカードとの連携で付与されるポイントは決済金額の25%、上限5,000円までとなっていますが、一部のキャッシュレス決済サービスでは、独自にポイントを上乗せするお得なキャンペーンを開催中です。
普段使っているサービスやもらえるポイント数を軸に選びましょう。
【WAON】
イオンが提供する電子マネー「WAON」では、上限5,000円分のマイナポイントが付与されます。
独自ポイントの付与は終了しました。
⇒ WAON:マイナポイント事業はこちら
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【Suica】
Suicaでは、マイナポイント分とは別に独自のJREポイント1,000円相当が付与されます。
ただし2021年4月までにマイナンバーカードを申請している場合のみ。
9月まで特典ポイントとしてJREポイント1,000円相当がもらえます。
■ 付与条件:Suicaへのチャージ
⇒ Suica:マイナポイント事業はこちら
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【au PAY】
au PAYでは、上限5,000円分のマイナポイントが付与されます。
■ 付与条件:au PAY残高へのチャージ(au PAYカードでも対象)
⇒ au PAY:マイナポイント事業はこちら
【d払い】
d払いでは、マイナポイント分とは別に1,000円相当を上限としたdポイントが付与されます。
dポイント特典がもらえるのは3月末までに連携、チャージが済んだ場合のみとなりますが、d払ただし2021年4月までにマイナンバーカードを申請している場合のみ。
9月まで特典ポイントとして1,000円相当がもらえます。
■ 付与条件:d払いへのチャージまたは買い物
dカードを使った場合は特典ポイントは付与されません。
合計6,000ポイントもらうためには、d払いを使うようにしましょう。
⇒ d払い:マイナポイント事業はこちら
【PayPay】
PayPayでは上限5,000円分のマイナポイントが付与されます。
■ 付与条件:PayPayのチャージまたは買い物
チャージの場合は即時付与となりますが、買い物の場合は30日後の付与となります。
⇒ PayPay:マイナポイント事業はこちら
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【LINE Pay】
LINE Payでは上限5,000円分のマイナポイントが付与されます。
独自ポイントの付与はありません。
⇒ LINE Pay:マイナポイント事業はこちら
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【メルペイ】
メルペイでは上限5,000円分のマイナポイントが付与されます。
独自ポイントの付与はありません。
⇒ メルペイ:マイナポイント事業はこちら
【楽天ペイ】
楽天ペイでは上限5,000円分のマイナポイントが付与されます。
独自ポイントの付与はありませんが、楽天ペイの利用が最大1.5%になるので最大26.5%付与受けることが可能です。
最大1.5%還元を受けるためには以下の条件が必要。
・楽天カードで楽天キャッシにチャージし、チャージ残高で支払い
楽天カード払いや楽天ポイント払いの場合は26%還元になるので、使い方によって付与されるポイントに差が発生します。
上限は一切ないので、大きな金額の買い物をすればするほどお得にポイントが貯まりますね。
⇒ 楽天ペイ:マイナポイント事業はこちら
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【ゆうちょPay】
ゆうちょPayでは、マイナポイント分とは別に1,500円相当を上限としたゆうちょPayポイントが付与されます。
ただし2021年4月までにマイナンバーカードを申請している場合のみ。
9月まで特典ポイントとして連携するだけで1,500円相当がもらえます。
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■ 付与条件:マイナポイントの連携のみ
マイナポイント分としての5,000ポイントは、ゆうちょPayの利用でもらえます。
独自ポイントは連携するだけで付与となるのでカンタンですね!
マイナンバーカードの申請方法をおさらい
マイナポイントをもらうためには、マイナンバーカードを手元に用意しなければなりません。
交付申請はとってもかんたんです。
いずれも通知カードに印字されているQRコードが必要になりますので、手元に用意しておきましょう。
指定場所で申請する場合
街中にある証明写真機から申請ができます。
「個人番号カード申請」を選択し、撮影用のお金を入れてから交付申請書のQRコードをかざします。
撮影した写真をそのまま送信できるので、面倒な手間もありません。
スマートフォン・パソコンで申請する場合
スマートフォンで顔写真を撮影し、交付申請書のQRコードを読み込み写真を添付して送信します。
パソコンの場合は交付申請用のWEBサイトにアクセスし、顔写真を添付します。
撮影する顔写真は指定の寸法や規格を満たす必要があるので、こちらを確認してから撮影するようにしましょう。
⇒ 顔写真のチェックポイント
郵送で申請する場合
郵便局などに置かれている個人番号カード交付申請書に必要事項を記入し、顔写真を貼りつけてからポストに投函します。
どの方法も手元に届くまでに概ね1か月ほど時間がかかりますので、余裕を持って申請するようにしましょう。
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マイナポイントで5,000円もらう施策動画
■動画概要
マイナンバーカードの普及のためにスタートする「マイナポイント」。
キャッシュレスサービスを連携させることで国から3,000ポイントもらうことができますが、さらに連携したキャッシュレスサービスより独自ポイントがもらえるキャンペーンを開催しています。
- 「マイナポイント」ってどういうもの?
- 紐付けるべきおすすめのキャッシュレスサービスってどれ?
など、実際に動画で紹介しています。
『節約大全公式Youtubeチャンネル』にてその他、お役立ち動画配信中!
⇒
『節約大全公式Youtubeチャンネル』はこちら
まとめ
普及率が低いマイナンバーカードですが、持ってれば住民票や戸籍証明書などがコンビニで手軽取得できます。
また将来的に必須になる可能性もあるので、マイナポイントのタイミングで申請し、お得にポイント還元を受けながら備えておくと効率が良いですね。
マイナンバーは日本に住民票があれば交付されているので、例えば子供の分のマイナポイントももらうことができます。
連携させるキャッシュレス決済は15歳未満の場合、法定代理人が行うことが認められているので、親のクレジットカードやキャッシュレス決済に紐付けることが可能です。
ただし同じキャッシュレス決済サービスに複数のマイキーIDを紐付けることはできません。
使うサービスを1本に集約できないのは残念ですが、良く使うキャッシュレスサービスを紐づけておけば複数の決済方法でお得にポイントをもらうことができますね。
【関連記事】
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