近頃は新聞などのメディアでなにかと「若者の車離れ」が指摘されるようになりましたね。
いまの若い人が昔の若者ほど車に執着しなくなった理由のひとつとして、それが仲間や恋人とつながるための必需品ではなくなったことが挙げられるます。
(いまはスマホがかつての車の立場に取って代わりましたね)
しかし、他にも大きな理由として、昔の若者よりも経済力が低下しているというのも一因。
一般的にいって、車の購入は住宅に次に大きな買い物ですから、お金がないとなかなか手が出ませんよね…。
もっとも、いまやお金がないのは若者に限らず幅広い世代について言えること。
自動車の購入や維持し続けることに対して慎重になる人が増えてきています。
そこで近年急速に拡がりをみせているのが、カーシェアリング。
たしかに自分で購入するのと違って、多額の初期費用こそかからないものの、毎月の会員手数料などがけっこうバカにならないんじゃないの?なんて思ってしまいますよね。
そこで今回は、カーシェアリングは本当にお得で節約に有効なのかについて調べてみました。
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カーシェア、そもそもの仕組みとは
カーシェアリングっていう名前はよく聞くようになったけど、そもそもどんな仕組みのサービスなの?
そう思っている方のために簡単に説明しますね。
カーシェアリングというのは、有料駐車場やマンションの駐車場などをステーションとして、会員が利用時間ごとに一定料金でそのステーションに設置された車を利用できるシステムです。
早い話、車の共同利用ですね。
マイカーの場合だったら自分一人で負担するコストを、会員みんなでシェアすることになるので、その分お金の負担が少ないというわけです。
レンタカーとの違いは、レンタカーは通常6時間や24時間といったある程度まとまった時間ごとのレンタル契約で誰でも利用できるものであるのに対し、カーシェアリングは予め会員になっておけば、10分や15分単位ごとからの小刻みな利用が可能になるものです。
レンタカーの場合、利用のたびにいちいち予約し、ちょっと面倒な手続きを経たうえでレンタカー屋さんに車を借りていく必要があります。
そして、限度時間内に返却したらそれで終了、次の利用は新たに契約し直さなければなりません。
そういったこともあり、ちょっと買い物に行きたいだけとか、駅まで送り迎えしたいだけのときには事実上使えません。
でも、カーシェアリングならいったん会員になって毎月の会費を払っていれば、空いてる枠をスマホやPCから予約してちょっと乗って、そしてまた元のスペースに戻すだけですから、送迎や買い物などの日常使いに持ってこい!というわけなんです。
どんどん高まる需要を受けて、最近では次々といろんな業者が参入していますが、特に有力なのはタイムズカープラス、三井のカーシェア カレコ、オリックスカーシェアといった大手企業のサービス。
特にタイムズカープラスのカーシェアリングは、街中の駐車場にカーシェア用の車を設置しています。
今や設置台数も多くなり、1万ヶ所以上にも増えていることから、利用しやすいといったメリットもあるようです。
節約シミュレーション
カーシェアの基本的な仕組みについて解説したところで、それではこのカーシェアを利用することでいったいどのくらいの節約が可能になるのでしょうか?
カーシェア業界で最大手のタイムズプラスの料金を基準に考えてみましょう。
まず、月額基本料金が1,030円。
課金は15分ごとに206円から。
かかるお金はこの2種類のみです。
(初期費用として入会手数料がかかる場合があります)
月額基本料金には、無料利用分が含まれています。
つまり毎月75分間までは無料利用でき、それを超えてから15分ごとに料金が加算されていくというわけです。
さらに驚きなのが、ガソリン代や保険料が一切かからないという点。
ガソリンが減ったら車のダッシュボードに入っているカードを使って給油すればOK!
全て月額基本料金に含まれているので、提示金額以外は発生しません。
ここがマイカーやレンタカーの場合との大きな違いですね。
では、これを踏まえたうえでカーシェアリングを週2回・1回あたり2時間利用した場合、1ヶ月あたりの料金はどうなるかというと…
月額基本料金 1,030円
利用料金 206円×16時間分=13,184円
無料利用料金分 -1,030円
↓↓↓↓↓
計13,184円
このように破格の利用料金になります。
かりにマイカーやレンタカーを同じように利用した場合、決してこの額ではおさまりませんから、いかにカーシェアリングが経済的にお得かがわかりますね!
カーシェアリングの利用方法
それではカーシェアリングの使い方や特徴を紹介します。
※利用方法※
まずは利用するサービス会社の会員登録を行う必要があります。
インターネットや直接店舗に行くことで入会できます。
その際、免許所やクレジットカードが必要。
入会が終わったら、パソコンや携帯電話から車種と利用時間を予約します。
時間になったら予約したステーションに行き、予約した車を会員カード(ICカードや携帯電話の場合もあり)で解錠します。
車に乗り込み、グローブボックスに入っている鍵でエンジンをかけ、利用スタート。
※返却方法※
元のステーションに車を停め、鍵をグローブボックスにしまいます。
車をおりて会員カード(ICカードや携帯電話の場合もあり)で扉を施錠します。
店舗に行くのは初回時のみ。
次からは無人のステーションで借りることができます。
気をつけなければならないのが“借りた車は元のステーションに返却”しなければならないということ。
なので、なるべく自宅に近いステーションで借りるべきですね。
10年でこの差!マイカーとカーシェアリングを比較してみました。
マイカーを購入し、10年間維持し続けると570万円以上の維持費が発生。
週に2回、3時間程度利用したケースで比較すると、400万円以上の差となります!
毎日長時間乗る方にはおすすめできませんが、週末にだけ車を利用するといったニーズの方には本当におすすめ!
毎回違った車種に乗れる楽しみ方ができるのも、カーシェアリングならでは。
車の維持費が減れば、大幅な節約につながること間違いなしですね!
今では町のコインパーキングに、カーシェアリング用の車が常駐しているのを多く見かけるようになりました。
自宅の近くから利用すれば、マイカーと同じ感覚で乗ることができますよね!
ですが雨の日などはすでに利用されている可能性もあります。
借りる日が決まっているのなら、事前にレンタルの予約を行っておけば安心ですよ!
どんな人に向いている?
さて、このように一見マイカーやレンタカーに比べグッとお得なカーシェアリングですが、必ずしもメリットばかりではありません。
共同利用という性質上、休日や祝日は他の方の利用が集中して使いたいときに使えないこともあったりします。
自分のものではないので、乗りながらタバコを吸ったり、荷物を置きっぱなしにしたりすることも当然できません。
また、カーシェアのステーションが自宅から徒歩ですぐ行けるところにないと、そこまで行くのがおっくうでけっきょく利用しなくなることも。
特に雨の日は大変ですね。
そして、日常的に車の使用頻度が高く利用時間も長い方の場合は、結局はマイカーを所有したほうが安く上がることもあります。
地方住まいで移動が車中心の人にとっては、カーシェアはあまりお得ではないでしょう。
そういうわけで、カーシェアリングの利用が向いているのは駐車場代などが高い都市部に住んでいて、カーシェアステーションが自宅の近所にある方といえます。
もっとも、今後ますますカーシェアリングが普及し、ステーション数も増えていくでしょうから、もし利用できるのであれば積極的に利用してみるといままでのマイカーやレンタカーに比べてかなりの節約効果が発揮できると思いますよ!
当サイトおすすめのカーシェアリング会社を紹介
タイムズカープラス
月額:1,030円~
ステーション数:2,800カ所以上
利用時間:15分206円から可能
駐車場として認知度の高いタイムズカープラス。
ステーション数が全国9,000箇所以上にあり業界トップ!
首都圏や関西の一等地にも設置されているため、アクセスもよく返却時も便利です。
カーシェアリングと聞くと小型車をイメージしますが、カープラスは外車も配備。
BMWやワーゲンなどの“憧れの車”も15分から気軽に乗ることが可能!
料金体系も分かりやすく、利用しやすいといったメリットもあります。
法人・学生プランの場合は月額基本料が無料です。
⇒ タイムズカープラスの公式サイトはこちら
カレコ・カーシェアリング
月額:980円~
ステーション数:800カ所以上
利用時間:10分80円から可能(平日プランの場合)
10分から利用ができる手軽さで主婦層からも人気の高いカレコ・カーシェアリング。
月額料金・利用料金ともに業界最安値で利用しやすいのが特徴です。
ステーション数はまだ少ないですが、首都圏を中心にエリアを拡大中!
車種のバリエーションも豊富に揃っています。
年間契約で月会費が無料!
学生さんなら学生証提示で月会費が4年間無料になります。
まとめ
マイカーとの金額の差に驚いた方も多いのではないでしょうか?
あまり乗らないのに車を持っていては、お金のムダになってしまいます。
カーシェアサービスを利用して、賢く車にかかる費用を節約しましょう!
⇒ 維持費を下げられる軽自動車の魅力とは?
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