おじいちゃんとおばあちゃんの洋服も簡単リメイク♪入院・介護生活にも役立つ洋服のお直し術


子供服や私たち世代の洋服のお直しやリメイクワザはネットや書籍でたくさん紹介されていますが、おじいちゃんやおばあちゃん世代のものってあまりないですよね。
身体が不自由になっていく年齢になると、衣服の着脱もちょっとしたストレスになってきます。
さらに、入院やリハビリなど介護が必要になってくると市販の洋服では不便を感じることが多々起きてしまうのです。

しかし、年齢を重ねていくにつれ身体に不自由を感じるようになっても自分が着たい服を着続けたいもの。
実用性や機能性ばかりを重視した洋服一辺倒だと、身なりへの関心が薄れ、気持ちも後ろ向きになりがちです。

明るく前向きな気持ちで入院やリハビリ生活を送ることって、実は本人だけでなく家族にとっても大切なこと。
予後にも大きく関わるとも言われています。

そこで今回は高齢者の身体の状態に合わせて、着たい服を着られるようにするリメイクやお直し術をご紹介。
子ども服をリメイクして活用するように、おじいちゃんやおばあちゃんの服もお直ししてあげましょう。
お見舞い品やプレゼントしても喜ばれるので、いろいろリメイクしてみてくださいね。

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老後にものを増やさず、今あるものを活用する大切さ

お正月やお盆に実家に帰省し家の中を見回してみると「いらないものが多いなぁ」と思いませんか?
節約・貯蓄志向で生きてきた私たちの親世代というのは「捨てる」ことが苦手な人が多いのです。

年齢を重ねると「いざという時に必要かも」と、ものを捨てられません。
高齢者になってくると体型が変わって着られなくなった10年・20年前に買った洋服なども、ざらに取ってあります。

洋服ダンスには服がいっぱいというおじいちゃんやおばあちゃんも多いでしょう。
自分が着たくて買った服なのですから、ちょっと手を加えてどんどん着させてあげてください。
着脱しやすいようにリメイクしておけば、介護が必要になっても慌てることもありません。

それでなくても医療費などいろいろ出費はかさむのですから、入院やリハビリ時でも使えるお直し服が準備してあれば安心です。
洋服のリメイクだけでなく、介護生活に備えた自分でできる住まいのリフォーム術なども紹介している記事もあるので、こちらも是非チェックしてみてください。



おじいちゃんやおばあちゃんも若い頃に買った洋服が着られるようになれば、生活や気持ちにもハリが出ます。
これ以上、ものが溢れないようにするためにもひと手間かけてあげましょう。

いつかは訪れる遺品整理の時を考えても、本人たちが買ったものをしっかり活用させてあげることはとても大切。
一度も袖を通してなさそうな服、使ってなさそうなカバンなどを処分するには心が痛みます。
リメイクは節約やエコにもなりますが、本人が買ったものをしっかり活用させてあげることは、とてもいい親孝行にもなると思うのです。

手持ちの服をリメイクして着脱ストレスを解消

毎日着るパジャマやよく穿くスカートやズボンなど、少し手を加えてあげて着やすい普段着にリメイクしてあげましょう。

<ボタンをチェンジ>

前開きで何個もボタンが付いているパジャマの上着は、ボタンを取り換えてあげるだけで脱ぎ着がとても楽になります。
現状ついているものよりもひと回りかふた回りくらい大きいボタンに付け替えてあげましょう。
少しボタンが大きくなるだけで、とめ外しの作業が楽になるのです。

付け替えてみてボタンホールが小さい時は、布の裏に補強用の裾上げテープを貼り付けます。
(無ければ余った布などを縫い付けてもOK。裾上げテープは100均ショップにもあります)
裾上げテープも一緒にホールを少し大きめにカットして、ホールの両端だけ手縫いで穴が大きくならないよう、縫い止めておいてください。
スカートやズボンのボタンも同様に、ボタンとボタンホールを少し大きくしてあげるだけで、着脱しやすくなります。
数百円でできるリメイクなので、ボタンでストレスを感じている服があればリメイクしてあげてくださいね。

<マジックテープにチェンジ>

ボタンのとめ外し自体ストレスという場合は、前開きボタン全部をマジックテープに変えましょう。
ボタンがとめにくい袖口などにもオススメです。
ついているボタンを外して、同じ位置にマジックテープを取り付けてください。

マジックテープには、貼り付け作業が簡単な粘着タイプ (糊付き)とミシンなどで縫い付ける縫製タイプがあります。
洗濯を頻繁にしない服であれば、粘着タイプを使えば取り付け作業は簡単です。
パジャマなどよく洗濯するものは、縫製タイプをしっかり縫い付けておきましょう。

ボタンのように丸型になっているマジックテープもあるので、手縫いで円の何箇所かを縫い付けても可愛いく仕上がります。
マジックテープも100均ショップにあるので、この作業も数百円あればできるお手軽リメイクです。

<引っ張りひも付け>

身体がこわばりがちな寒い冬など特に、くつ下や下着の脱ぎ着に負担を感じやすくなります。
指を引っ掛けられる場所をつくって、その負担を軽減してあげましょう。

■ くつ下
口ゴム部分に、リボンもしくはひもを輪っかにして縫い付けましょう。
ひもで指の引っ掛け部分をつくるのです。
くつ下のどの部分に輪っかを取り付けたら、引き上げやすいか本人に聞いて取り付けてあげてください。
場所のリクエストが無ければ、足の後ろ側にくる口ゴム部分に1ヶ所つけておくとスムーズに引っ張れ、着脱しやすくなるのでオススメです。

引っ張りひもと合わせて、くつ下にオススメなのが滑り止め加工。数百円で滑り止め剤が販売されています。
溶剤をくつ下に塗って乾かすだけで、滑り止めがつくのです。
足裏の指の付け根の下部分やかかとに、滑り止め剤を塗りつけて転倒防止に役立てましょう。

入院先でスリッパ生活になった時など、滑り止めくつ下にしておけば安心です。
ただし、つま先につけると逆につまづきの原因になるのでやめましょう。

■ パジャマのズボンや下着
さっと上げたり下げたりすることができるように、2ヶ所引っ掛け部分をつけてあげましょう。
ズボンや下着のワキもしくはワキより前の部分に、指が2~3本入る輪っかをつけてください。
リボンやひもが太いと使いづらいので、5mm程度の太さのものがオススメです。

車椅子生活で役立つアイテムづくり

実用性もあり、オシャレにも見えるお役立ちアイテムを家にあるものを活用してつくっていきましょう。
さまざまなシーンで使えるので、リメイクしてプレゼントしても喜ばれますよ。

<ストールをポンチョにリメイク>

ちょっとお出掛けしたい時、さっと羽織れるものがあると便利ですよね。
大判のスカーフやストールをリメイクすれば、簡単にポンチョができあがります。
頭から被るだけなので着脱も簡単。
よい防寒対策着にもなるので、1枚つくってみてください。

ポンチョにしたいストールが用意できたら、両肩からかけて左右対称になるように整えます。
次に前身頃にくるストールの両端(ポンチョの中心)を縫い合わせて、ポンチョ型にすれば完成です。
着脱しやすいように、大きめに被り口をとっておきましょう。

鎖骨の少し下あたりからおへそくらいまでを目安に両端を縫い合わせてください。
首もとに飾りボタンやおばあちゃんが好きなブローチなどつけてあげると喜ばれます。
男性用のストールや大判マフラーもリメイクして、1枚ポンチョにしておくと重宝です。

ポンチョが上身頃より長過ぎると車椅子に絡みやすくなるので、裾上げするか(裾上げテープを使えば簡単に短くできます)、乗る時にしっかり脇に入れ込むかしてください。

<ストールやバスタオルをひざ掛けにリメイク>

防寒用のひざ掛けにはストールをリメイクしましょう。
夏の冷房対策や食事の際のエプロンなどにも使うなら、バスタオルのリメイクがオススメです。

大判ストールで幅が大き過ぎるものは、二つ折りにしたり両側を中心に折り込んだりして、端をミシンで縫って、ひざ掛けとしてちょうどいい幅に調整してください。
足首にかける側の両端は、車輪に巻き込まれないように三角形に折り込んで、ミシンで縫い止めてください。
足首側だけ台形になるようにして、布の巻き込み防止対策をしておくのです。

足首から足の付け根までしっかり隠れても、さらに縦に布の余りが出ると思います。
その部分は前に倒して簡易なアームウォーマーに仕立てましょう。
アームウォーマーになるよう折り倒してちょうど良い部分に、ひもやリボンなどを縫い付けます。
リボンの先にはマジックテープをつけて、ウエストの後ろ(背中側)でひざ掛けをとめられるようにしておきましょう。

リボンをスナップテープに替えて、車椅子のフレームバーにとめられるようにしておいても便利です。
バスタオルを使って、食事の際のエプロンにも利用する場合には、アームウォーマー部分を作らず、端にリボンやひもをつけましょう。
ウエスト部分でとめてひざ掛けに、首回りでとめればエプロンにと活用できます。

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お出かけ服も素敵にリメイク

どんなにデザインが気に入っていても、着たり脱いだりするのがむずかしい洋服はタンスの肥やしになりがちです。
簡単リメイクで着やすい服へと生まれ変わらせてあげてください。

<上着ボタンのリメイク>

ジャケットやカーディガンなど前開きでボタンがたくさんついている服って、手先が不自由になると脱ぎ着が億劫になります。
外出着のせいでお出かけ意欲が減退してしまうと、痴呆やうつの遠因にもなりかねません。
ストレスを軽減して、充実した老後生活を送ってもらいましょう。

このリメイクもとっても簡単。最初にご紹介したボタンチェンジやマジックテープでのお直しをするだけです。
マジックテープでお直しする際は、ボタンはボタンホールの端に縫い付けて、見た目は変わらないようにしておきましょう。
ブラウスやワイシャツなども同じようにしてあげると楽に着脱できます。

<ネクタイのリメイク>

子ども用のワンタッチネクタイのように、おじいちゃんのネクタイもリメイクしてあげましょう。
マジックテープを使って、ネクタイを結ぶ手間を省くのです。

まず本人にネクタイを結んでもらい、首のサイズが分かるようにチャコペンなどで内側に印をつけます。
結び目をゆるめて外してもらい、印を元にネクタイをつけた状態に戻してください。

マジックテープを取り付ける長さだけゆるめます(例えば2cm分のマジックテープを取り付けるなら、重なり部分として4cmゆるめてください)。
ゆるめた首回りの中央(ノットの対面)をカットして、両端にマジックテープを縫い付けましょう。
これでマジックテープで簡単に着脱することができるようになります。

手が首の後ろまで回らない場合は、ノットに近い部分をカットしてマジックテープをつけるか、ネクタイを回して、喉元近くにマジックテープ口を持ってきてから着脱するようにしてください。
その場合はノットが崩れないように裏側を手縫いでとめておくと安心です。

<前開きワンピースにリメイク>

私たちでも時にイライラする後ろファスナー。おばあちゃんにとってはもっと負担です。
後ろファスナーだから着なくなった、お出かけワンピースもリメイクしましょう。

後ろファスナーはそのままで、前身頃の中心にファスナーを取り付けるのです。
着脱しやすい長さの目安は、ウエストより5cm下あたりまで。
ファスナーで大きく前開きできるようになれば、簡単に着替えられます。
ファスナーはワンピースの中にある色から選んで、デザインの一部のように見せるリメイクがオススメです。

作業は中央にチャコペンなどで真っ直ぐラインを引いてから始めましょう。
ハサミでゆっくりライン通りに、切り込みを入れてください。
ファスナーの開き止まりよりさらに4~5cm長めに切り込みます。

切り込んだ両側に5mm~1cm程度の接着テープを貼り、縫い代を補強してください。
縫い代部分をアイロンで押さえて、身頃側に倒します。
開き止りから4~5cmの部分は斜めに倒していき、切り込み終わり部分で自然に縫い代がなくなるようにしておきましょう。
切り込み部分に合わせて、ファスナーをマチ針で仮止めします。
ファスナーの上部は下側に折り込んでマチ針をしておいてください。

しつけ縫いでファスナーを固定したら、表側からミシンをかけていきます。
ファスナーのスライダーを動かしながら、ゆっくり縫っていってください。
ファスナーの両端をミシン縫いできたら完成です。
しつけ糸を外し、ファスナーの上下の端はまつり縫いでとめておきましょう。

<セットアップにリメイク>

ウエスト部分でワンピースを上下に切り離して、セットアップにリメイクして着やすくアレンジしましょう。
ストレッチ性のある布なら、上はカットソーのように着られます。
スカートはゴムウエストにして楽に穿けるようにするのです。

まずウエスト部分の縫い合わせをほどくか、ハサミで布をカットしてワンピースを上下に分けてください。
カットしやすいように、背中のファスナーは先に取り外しておきましょう。
カットできたら、背中のファスナーの開きはミシンで縫い閉じてください。

次に上身頃は裾にロックミシンをかけて、内側へ1cm幅で折り込みミシンで縫い止めます。
ロックミシンが無ければ、裾を1cm幅で三つ折りにしてアイロンで押さえてからミシンで縫えば、キレイな仕上がりに。

次にスカートのゴムウエスト部分をつくっていきます。
ワンピースの布をそのまま使ってゴム通しするなら、ウエスト部分の上から1cmを内側に向かって織り込み、アイロンで押さえていきます。
次に幅2cmのゴムが通せるように、2.5cm分をさらに内側に折ってアイロンをかけ、3つ折りされたゴムを通すベルト部分をつくります。

3つ折りしてできたベルト袋の下側をミシンで一周縫いましょう。
ただし、ゴムが通せるように、最後の5cmくらいは開けて縫い終えてください。
この方法だとスカートの長さが短く感じられたり、スカートの長さをもっと長くしたりしたい場合は、別布を縫い付けます。

10cm程度の幅(丈を長くしたければそれ以上のお好みの幅)×ウエストの長さの別布を用意してください。
外表で別布を2つ折りにし、さらに両端を1cmほど中に折り込んでアイロンをかけ、筒状にします。
1cm折り込んだ部分でワンピースの布を挟み、ゴムを通すベルト袋をつくって下側をミシンで一周縫いましょう。
何箇所かマチ針でとめておくとミシンで楽に縫えますよ。

ゴムが通せるように、最後の5cmくらいは開けて縫い終えるコトをお忘れなく。
ゴムを通せるベルト袋ができたら、ベルト口にゴムを通します。
ゴム通しがあれば便利ですが、なければヘアピンにゴムをはさんで通すと簡単に作業ができます。

試着して、ゴムのサイズを決めたらゴムの両端を重ねて縫い合わせてとめてください。
ゴムがきれいに通ったら、通し口をなみ縫いで閉じましょう。
最後にゴムがよれたりねじれたりしないように、ワキの縫い目に重なるようにに縫ってとめておけば完成です。

入院時や自宅療養で役立つリメイクアイテム

家にある本人たちが着ていない服をリメイクして、再利用していきましょう。
準備しておくと便利な介護用下着へのリメイク術などもご紹介していくので、いざという時のために備えておくと安心です。

<冷え予防アイテムにリメイク>

着ていないトレーナーやセーターがあれば、毎日の生活に役立つあったかグッズにリメイクしていきましょう。
冷えは万病のもとと言われるように、身体が弱っている時にはあたたかくして過ごすことが大切。
簡単にできるリメイクばかりなので、着ていない服で1セットつくっておくと便利ですよ。

まず、トレーナー(セーター)を次の順序でハサミで裁断してください。

1.両袖を腕の付け根の部分でカット→アームウォーマーorレッグウォーマーに
2.胸の下を真っ直ぐに断裁→上部分は肩当てに、下部分は腹巻きに

■ アームウォーマー(レッグウォーマー)
袖口部分は手首(足首)側にはめるようにして、肩口側にゴムを通して身体にフィットさせるようにします。
肩口は再度カットして、使いやすいサイズに袖の長さを調整してください。

次に肩口側の部分を三つ折りにして、ゴムを通せるようゴム通し口分だけ開けて、ぐるっと1周ミシンをかけます。
ワンピースリメイクでご紹介したゴムウエストと同じようにゴムを通して、通し口を閉じればできあがり。
別布でゴム通し部分を縫い付けても、ワンポイントになって可愛いですよ。

■ 肩当て
ハイネックやタートルネックの場合はネック部分をカットし、ワキの縫い目をほどいてください。
ネック部分は首巻きとして使いましょう。
肩口、ワキ、裾(ネックをカットした場合は首周りも)部分はパイピングテープで挾み、ミシンで縫い付けてほつれないように布端の始末をします。
パイピングテープは100均ショップにもありますし、手芸店などにはミシン縫いしなくてもいい、アイロンで接着できるタイプもあるので探してみてください。
布端の始末が簡単にできるので、リメイク時にあると重宝します。

次に、ワキをとめられるように8cm程度の幅広ゴムを縫い付けます。
ワキの裾部分を幅広ゴムでつなぐのです。
後ろ身頃にはゴムを縫い付け、前身頃側にはマジックテープでゴムがとまるようにします。
ゴムの端に2~3cm程度のマジックテープを縫い付け、前身頃の裏のゴムをとめたい部分にもマジックテープを取り付けてください。
前身頃をマジックテープで簡単に着脱できるようにしておけば、寝たきりで身体が不自由になっても着替えが楽にできます。

■ 腹巻き
前身頃の真ん中を縦にハサミでカットします。ほつれが気になる布端部分すべてを、パイピングテープで始末してください。
カットした中央部分を前で重ねて、腹巻きとしてちょうど良くフィットする場所にマジックテープを縫い付ければできあがり。
この腹巻きも身体が不自由になっても楽に着脱できます。

<前開き下着にリメイク>

入院時や介護しなければならなくなった時、着替えさせやすい前開きの下着は必ず必要になってきます。
時間がある時に肌着やTシャツなどを前開きにお直ししておきましょう。

まず、前身頃の中央を縦にハサミでカットします。
次にマジックテープを付けられるように、コットンの綾テープをミシン縫いで取り付けしていきます。
コットン綾テープは必要サイズ+2~3cm準備して、上下の端は三つ折りし、ミシン縫いして処理しておきましょう

右側の前身頃のカットした端を2~3mm内側に折り込みアイロンがけし(ほつれ防止)、中央で左身頃に重なるように、右身頃の端に綾テープを縫い付けてください。
左身頃はカットした端をパイピングテープなどで処理し、綾テープが重なる部分(綾テープと左身頃両方)に4~5箇所マジックテープを付ければ、前開き下着の完成です。
綾テープは数百円で購入できます。お家になければ別布をゴム通し袋のように筒状にして、縫い付けて代用してもOKです。

<ファスナーで介護用パジャマにリメイク>

下着だけでなくパジャマも脱ぎ着しやすいように、ファスナーを使ってできるリメイクがたくさんあります。
前開きだけでなく、他の箇所も簡単に開け閉めできるようにリメイクしていきましょう。

■ 肩~袖口ファスナー
点滴や注射などの治療が毎日必要になった時に重宝するリメイク術です。
寒い時期など特に、点滴の間ずっと袖をまくり上げていたり、注射の度に袖を上げ下げしたりするのはしんどいもの。

鎖骨のあたりから袖口までファスナーを付けて、必要な場所だけ簡単に開け閉めできるようにリメイクしましょう。
スライダーが2個ついているダブルファスナーを取り付ければ、全開することも部分開けすることも両方できます。
ダブルファスナーも数百円で市販されており、両腕を開けるなら2本用意してください。

まず、ファスナーを取り付ける場所にチャコペンなどで印をつけます。鎖骨あたりの首口から袖口まで真っ直ぐに開口部のラインを付けてください。
ラインに沿ってハサミでカットしていきます。
ダブルファスナーの長さ(40cmか60cmが使いやすいです)に合わせて、どこまで切り込みを入れるかは袖口側の部分で調整しましょう。

袖口はつながったままでも、肩から手首近くまで開けることができれば支障はありません。
ダブルファスナーをつける切り込み線の両側に、布を補強する5mm~1cmの接着テープをアイロンで貼り付けます。
袖口側の端は縫い代分の1cmの切り込みを、開口部の線とは垂直になるように入れてください。

接着テープを貼った1cmの縫い代を内側に倒してアイロンをかけ、ダブルファスナーを縫い付けられる開口部をつくります。
ファスナーの縫い代とパジャマの布を中表に合わせて、開口部にしつけ糸で仮縫いしましょう。

次にファスナーをミシンで本縫いします。
ミシンがけできたら、しつけ糸はほどいてください。

最後にファスナーの表側から、ファスナーの横にミシンでステッチをかければできあがりです。
両腕につける場合には、もう片方も同様に作業してください。
ダブルファスナーの色をパジャマとは違う色にして、ワンポイントに見えるようにするとおしゃれに仕上がります。

■ 前面ファスナーズボン
先ほどの肩口ファスナーと同じように、パジャマのズボンも使いやすいように介護用リメイクしていきましょう。
ズボンのウエストから裾の近くまでセンターライン部分にファスナーをつけて(両足)、ズボンの前面を開けることができるようにするのです。
そうすることで、寝たままの状態で着替えたり足を拭いたりする時に便利に使えるようになります。

必要な場所だけ開けたい場合はダブルファスナーを、開け閉めが簡単にできればOKならシングルファスナーでリメイクしてください。
まず、ズボンのセンターラインあたりに切り込み線をチャコペンでつけます。
ファスナーの長さに合わせて、裾側で切り込み線の長さは調整してください。

全開させる必要はありません。
ハサミで切り込む前にウエストのゴムがズレないよう、切り込み線の両側(4箇所)を手縫いで布とゴムを縫い止めます。
ウエストゴムが固定できたら、ハサミで切り込み線どおりにカットしてください。

あとは肩口ファスナーと同じように作業を進めます。
補強用の接着テープをアイロンで貼り付け、裾側の端を1cm左右に切り込み縫い代をつくります。
内側に倒してアイロンをかければ、ファスナー用の開口部のできあがり。

縫い代と中表にファスナーを置き、しつけ糸で仮止めします。
ミシンで本縫いしたらしつけ糸を取り、ステッチをかければ完成です。

両足1本ずつなので、同じ作業を2回繰り返します。
ファスナーが長いので肌に当たって冷たく感じる場合は、ファスナーの後ろにあて布を縫い付けてください。
別布で幅3cm×ファスナーの長さ分の筒状のあて布を用意します。
パジャマの縫い代+ファスナー+あて布と重ねてしつけ糸で仮止めしてから、ミシンで本縫いしてください。
ファスナーの金具が肌に直接当たるのを防ぎ、皮膚への食い込み防止にもなります。

このようにファスナーを取り付けられるようになるだけで、介護に役立つリメイクがたくさんできるようになるのです。
オムツの取り替えがしやすいようにズボンの股下全体をファスナーにしたり、上着を寝たままの状態でも脱ぎ着させやすいように、袖口から裾まで脇の部分をファスナーにしたりとアレンジはさまざまあります。
用途やおじいちゃん・おばあちゃんの症状に合わせて、上手にファスナーリメイクを取り入れてみてください。

<スカーフで簡単帽子>

入院中や通院時、髪の乱れは気になるものです。
美容院に行くことも、シャンプーさえもままならない時などは、使っていないスカーフを帽子のように見せるアレンジ巻きで、おばあちゃんの気分をアゲてあげましょう。

1.大判のストールを三角に折る
2.直角部分を眉間のあたりに置いて、スカーフで頭を包むようにする
3.三角形の底辺の部分を頭上に向かって折上げ、両端をおでこの方に持ってきて1回結ぶ
4.残った両端を頭の後ろに持ってきて、先を固結びして固定する
5.眉間に垂らした端を結び目に折に込めば帽子の完成

三角に折った底辺の方を前に持ってきて、両端を後ろでクロスさせてから、先をハチマキのようにおデコやサイドで結んでもOK。
スカーフが1枚あれば、簡単に帽子風に巻けるので結び方もいろいろアレンジして楽しんでください。

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まとめ

高齢者の身体の状態に合わせて、着たい服を着られるようにするリメイクやお直し術、いかがでしたでしょうか?
おじいちゃんとおばあちゃんがいつまでも元気で、老後も楽しく生活していくことは、本人たちだけでなく家族にとってもとても大切なことです。

衣類の着脱で生じがちなストレスを軽くし、前向きな気持ちで過ごせる環境づくりは、痴呆や引きこもり予防にも役立ちます。
もし入院やリハビリ生活になったとしても、介護しやすいリメイク服を準備しておけば、当人だけでなく介護する側の負担も大きく軽減できるのです。
簡単&プチプラでできるリメイクがたくさんあるので、できそうなものから是非トライしてみてくださいね。

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この記事を書いた人
カワウソさん

カワウソさん

小さなことからコツコツと・・・! 日々の生活で心がけている節約術を中心に記事を書いています。
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