近視矯正といえば、何を思い浮かべますか?
メガネ?コンタクト?
レーシック手術?
実はワタクシこまち(@h_emon_eclectic)、2016年10月にICLというジワジワと人気が上昇している眼内にレンズを挿入する近視矯正手術を受け、0.1以下だった裸眼視力が1.5弱にまで回復しました。
このICLを受けてから1年が経ったのですが、経過は本当に良好で何の憂いもありません。
世界が変わったというのはこういうことを言うんだなと。
いや、大げさじゃなくて本気でそう思います。
このICL手術、その後のQOL(生活の質)が向上するだけじゃなくて、毎月の固定費を節約する上でも大きなメリットがあるんです。
だって、メガネやコンタクト、それにかかるメンテナンス費用など一切かからなくなるわけですから。
もちろんICLを受けるには最初に費用はかかりますが、手術後にかかるお金が完全にゼロになるわけです。
このままメガネ・コンタクト生活を続けていれば、いつの日か累計ランニングコストが手術代を追い抜いてしまう日が来ることでしょう。
ただ、そうは言っても節約になるからといきなり「目にレンズを挿入する手術」を恐怖感なく受け入れられる人もそうそういないですよね(笑)。
というわけで、僕がICLを受けた神戸神奈川アイクリニック新宿院さんにお願いして、レーシックやICLの術前カウンセリングを担当している俣野さんと広報担当Tさんにお話を訊かせてもらうことができましたので、今日はそのインタビューの模様をお届けしようと思います。
裸眼生活を取り戻して節約もできちゃう、めくるめくICL手術の世界をお楽しみください。
あ、ちなみに今回は世界一コンタクトレンズを乱雑に扱う男、編集部の金無和也(@shinemon_carmag)も同席しております。
神戸神奈川アイクリニックさんの新宿院にてインタビュースタート
今日はよろしくお願いします。
節約大全というサイトの読者に向けて、節約目線でのICLやレーシック手術についていろいろとお訊かせください。
少しでも僕が受けたICLの良いところを知ってもらえるきっかけになればと考えています。
レーシック、ICLはメガネ、コンタクトより節約になる?
では早速なのですが、節約目線で見たときにレーシックやICLがメガネ・コンタクトレンズより優れているポイントを教えてください。
金銭面のメリットといえば特にコンタクトレンズの話なのですが、やっぱりランニングコストの負担というのは大きいと思いますね。
コンタクトレンズのランニングコストとレーシック手術など屈折矯正手術の費用比較は神戸神奈川アイクリニックさんの公式サイトでもされていますね。
そうですね。
コンタクトだとワンデーなのか2ウィークなのか、1ウィークなのか、あとハードなのかとかにもよりますけど、やっぱりケア用品が必要だったりとか、コンタクトレンズそのものを買わなきゃいけないこととか。
今はネットで簡単に買える社会になっちゃったけど、本来コンタクトはちゃんと病院で処方してもらってというようなのをするから、病院代も掛かったり。
あとは目薬も必需品ですし、私はドライアイ用の目薬を買っていましたし。
それからアイボンみたいな目を洗うやつをやっている人も結構いますよね。
私も実際、目薬とアイボンと…って使ってましたし、コンタクトもソフトとハード両方、さらにメガネを使い分けていたから、そのお金が掛からなくなったっていうのがありますよね。
コンタクトもソフトとハードを使い分けていたんですか?
私はハードが一番見えたんですね、乱視があったから。
でもハードを毎日入れるともうなんか辛かったんですよ、ゴミが入ったりすると痛いし。
だから視力が欲しい時はハードをしていて、ソフトは乱視じゃないものを買っていたので0.8くらいしか見えないから、ワンデーのソフトでも良い日はそれを使っていました。
コスト的には2weekとか長く使えるやつのほうがもちろんいいんですけど、アレルギー性結膜炎になっちゃって、2ウィークは病院に禁止されちゃったので。
だから、ソフトのワンデーとハードコンタクトと、あと家に帰ったらメガネで。
何も入れないのが楽だからコンタクトを使わなくていい場所ではメガネっていう風な生活をしていました。
最終的に私はレーシックをしたんですけど、そうしたらもう本当にコンタクトもメガネも買わなくて済むようになったし、アイボンも買わなくて済むようになったし、目薬も買わなくて済むようになったから。
もちろん手術代として掛かるお金はあるけど、その後にはほぼお金かからないですから。
そういう点がコスパ的に手術が優れている点でしょうね。
お金のことでいうと、レーシックやICLは医療費控除の対象です。
1/1~12/31の1年間に医療費で10万円以上使ったら、その分所得から差し引いてくれるという制度で、確定申告すれば領収書ば税金の還付が受けられるんです。
詳細は管轄税務署に確認していただきたいんですが。
高額医療は保険適用の治療で一定以上お金がかかった場合、医療費そのものが返ってくるというやつですね。
レーシックやICLは自由診療なので医療費控除です。
なるほど、所得から医療費が控除されるから税額が下がる。
これが医療費控除ですね。
通常のレーシックやICLは全て対象なんですが、加えてクロスリンキングといって円錐角膜の治療にレンズを…レンズというか輪っかを入れる治療があるんですけど、この治療も対象です。
とりあえず通常の視力矯正手術に関しては全て対象と考えて大丈夫ということですね?
あとは生命保険で保険金がおりる場合もあります。
まあ最近の生命保険では対象になっていないんですけれども、昔から入っている方ですと対象となるものもあるので。
要確認ですね。
そういえば噂であるのが、レーシックをやっていると住宅ローンの団信に入れないというやつ。
あれって本当ですか?
ああ、それでもう間違いないですね。
僕らは家を買っていないので確かめようがなかったんですが、レーシックを受けていると住宅ローンの団信に入れないという噂はただの都市伝説。
ただもしかしたらなんですけど、レーシックをやって1~2年以内とか、審査のところで何年以内に手術をしたみたいな項目があったと思うんですよ。
ああなるほど。
その「手術」にレーシックも入るかどうか。
そうですね。自分の時はもう2年以上経ってからか、だからギリギリくらいですかね。
その噂、僕もネットで見たことがあるんですけど、「何年以内に手術を受けているか?」という項目があるのは事実なので、そこからきているような気がします。
ああいうのは審査をする人によっても異なるのかもしれないですしね。
でもそんなことをいったら、相当いますもんね、レーシックを受けている人。
リスクヘッジをするのであれば、家を買ってからレーシックを受けるか、レーシックを受けてから2年、ないしは5年待つか。
どちらにせよ、受けていたら絶対入れないということではなさそうですね。
コンタクトレンズのケアについて
では、ちょっと話を戻しましょうか。
和也もコンタクトを入れているよね?
はい。
ハードコンタクトですね。やっぱりアイボンは必須です。
そうですよね、アイボンをしないとコンタクト入れられない人もいますよね?
夜寝る前…いや風呂に入る前に外すのかな、その時にまずアイボンで目を1回洗うんですけど。
朝、起きた時に目やにが酷くなっちゃうんですよね、コンタクトをしていた次の日というのは。
そうするとそのまま目に入れるとボヤーッとするので、目をもう1回洗って、コンタクトを入れて、それでなんとか1日もつ。
そうなんですよ、ゴミとか入ったらもう地獄ですよね。
はい、肉眼ではよくわからないくらい小さい埃でもめっちゃ痛い。
僕はICL受ける前はずっとメガネで。
っていうのもコンタクトに挫折してるんですよ。
僕もまあまあの乱視だったので、昔、ハードじゃないと視力出ないって言われて。
入れてみたらそれはそれは痛くて…買ったんだけどもう付けられずに、そのままずっとメガネで、みたいな感じだったんです。
だからコンタクトのことがよく分からないんですけど、ランニングコストはやっぱり結構、掛かるんですかね?
ハードは2年間とか使えますね。
今は費用はどのくらいか分からないですけど、私が使っていた頃はたしか1枚3万くらいしましたね。
それを2年置きに交換するのと、あとはずっと(ハードコンタクトを目に)入れていると、アレルギー性結膜炎によるのかレンズにタンパクが付きやすかったりするから、そうするとやっぱり曇ってきちゃって新しいものを買わなきゃいけないときもあるし。
あとハードは必ず毎日洗浄して、液に浸けてというのをやるから、専用の洗浄液を買わなきゃいけないですよね。
洗浄液には浸けているんですけど、取ったらピッと(ケースに)入れて、そこに洗浄液をピューッと入れて…
じゃ、もうこすり洗いしなくても良いやつなんですか?
なんかもう…聞いてるだけでやばいよね。
アメーバ角膜炎とかになるやつだよね。
ちゃんとやったほうが良いです。
でもワンステップで良いみたいな液も確かにありますよね。
昔、目が真っ赤っ赤に腫れあがっちゃって、病院に行ったらばい菌が入っているし、傷も入っているしって言われて。
で、医者に「コンタクトケースを今、持っているの?」って言われて、「見せて」って言われて。
見せたら「毎日洗っていないね、ちゃんと」って言われて、ケースを見ただけでもうバレちゃったんですよ。
いや、液は替えているんだけど、ケースの汚れからコンタクトをその前にちゃんと洗っているかどうかが分かるみたいで。
それでこっぴどく怒られて、ちゃんとしたケアができないんだったらハードコンタクトは使っちゃダメ。
ソフトのワンデーにしろって言われました。
ワンデーは洗わなくて良いけど、1枚のコストが高いですよね。
今はどうなんですかね?私が使っていた頃は多分、1枚80円とか100円くらいの感じですね。
そんな感じでしたね。多分、2,000円台くらいで今は買えるのかな?
でも、ワンデーを使い続けるとなると毎月2~3,000円かかるってことですよね。
それで思い出したんですけど、友だちが昔コンタクト代の節約だって言って、2ウィークとかのやつを付けっぱなしで、使える限りずっと使えばいいんだよって。
なんか、溶けたり破れたりするまで使ってる友だちがいて、素人目にも怖かったですね。
それで本当に角膜炎とか起こすと大変なんですよ。
レーシックができないとか角膜に濁りが出るとか、変な乱視が出ちゃうとかがあるから、やっぱりルールは守ったほうが良い…
そうなんですよ。
あと角膜内皮細胞が減っちゃうとかね、ケアをちゃんとやらなくて。
最悪、失明しますからね。
コンタクトの使い方はほんとに気をつけないと。
そうなんですよね。レーシックができない目にもなっちゃうし。
取り返しつかないですからね、角膜内皮細胞って戻らないんですよね?
そうなんですよ、お目めは本当に大事です。
だからその点は、手術をすればそういう余計なものを入れなくても済むようになるというメリットもありますね。
そういうのもリスクですもんね。
ケアが面倒臭くてやらなくて…若い人って大体最初のうちは大丈夫ですもんね。
で、そのまま適当に過ごして重大なことになっちゃって、気付いたら手遅れでレーシックもできない、みたいな。
ね、そうならない人もいるけど、本当になることもあるから。
僕は彼(金無和也)とずっと学生の頃から一緒なんですけど、同級生で。
彼を見ていたから、コンタクトで良いんじゃないの正直?って。
あまり金も掛かってなさそうだし、ケアも楽そうだなとか思っていましたけど。
ちゃんとやるとお金が掛かるということだね。
僕を参考にしちゃダメ(苦笑)。
毎日の洗浄とかタンパク除去もちゃんとやって。
あれ(ハードコンタクト)ってやっぱり2年に1回は買い替えてくれって必ず言われますよね。
僕はもう今使ってるコンタクトは多分、5年じゃ済まない…。
これは僕の母親の影響が大きくて。
母も20年同じコンタクトを使っていたんですけど、ハードが良いのよ、長く使えるからって言われて。
それで最初からハードにして。
なので度が合わなくなってきたなとか、汚れが取れなくなってきたなと思った時にしか替えていないので、人生でまだ3セット目くらいですか。
じゃ本当に不具合が出て替えなきゃという時に行くから、安全なラインで替えなきゃ駄目だよって言われることもなく…
今の話を総合して考えると、金無和也の生きざまは本当に危険なんじゃないの?って思うんですが。
そうですよね。今、ちょっとなんか色んなことが不安になって…
大変危険ですよ。
もうないかもしれないですね、角膜内皮細胞。
いざ(レーシックを)やろうと思った時、できませんっていうやつ。
コンタクトって目にくっついて取りづらいことありますよね。
そうです。
つけたまま寝てしまって、朝、起きた時に取れないんですよ。
その時はもうとりあえず目薬を入れてから、やったほうが良いです。
無理矢理やらないほうが良いです、本当に。
でも私もレーシックをする前は、どうしても(つけたまま)寝ちゃう時がありましたね。
朝までは寝ないにしてもちょっと寝ただけでも本当に張り付くから。
そういう急に眠くなった時にも、レーシックとかICLをしておけば、いつでも寝られますよ。
朝起きた時にパチッと見えるし。
僕はしょっちゅう(コンタクトしたまま)寝ちゃいますけどね。
え、でも起きた時のあの最高な不快感はありませんか?
コンタクトをして寝ちゃうとやっぱり最高に不快ですね。
ちょっとロングドライブで休憩をしてみようかなって、30分から1時間寝て起きた時もやっぱり、はぁー、みたいな。
ドライブはあるかもね、確かに。
車を運転していて、すっと寝てみたいなのはあるよね、サービスエリアにちょっと寄って。
あと運転中って集中するじゃないですか。
そうすると瞬きをしなくなるんで目が乾くっていう。
凄く悪かったです、-8.5Dで、0.03とかで携帯をこの辺でしか見れなかったです。
美容院に行って、カラーの待ち時間に本を持って来られるんだけど、5cmくらいまで顔に近づけないと見えないですもんね。
ページをめくる時に顔をどかさないとめくれないみたいな(笑)。
一同(笑)
あ、ありがとうございます。
大体、これは鉄板でウケます(笑)。
それが苦痛で、そういう普段の生活の不快感というんですか。
僕はずっとメガネだから温泉とかも何にも見えないし…
そうですね。
でも、俺もメガネをして入るよ、風呂も温泉も。
そうですよね。
ハードコンタクトで海の塩水を浴びた日にはもう大変ですよ。
あぁ、それにハードコンタクトを入れて。
していたら水は入ってこないですか?
でもそういえばこの間ね、社員旅行で一緒に海行きましたけど、泳いでいましたね。
僕はもう海は全然でしたね、何にも見えないから全然面白くない。
プールとかもそうだし。
ウォータースライダーとか怖いだけですもんね。
見えないけど、みんなと一緒になんか階段登らされて…。
挫折しましたね、もう痛くて。
痛いし、なんか異物感みたいなのがもう。
最初、それがもう耐えられなくて。
3日もできなかったな(笑)。
で、結局もうそのままですね。そのまま面倒臭いからメガネで、みたいな。
ここまでお話を聞いてコンタクトのランニングコストはよくわかったんですけど、メガネの人がレーシックを受ける決定的な理由ってどうですか?
メガネの人って、度数が強ければ強いほど、多分、あまり見えないメガネなんです。
強度近視の人ほど、そんなにガチガチにしちゃうと疲れちゃうし、レンズが厚くもなっちゃうし。
多分、マイナス9Dとか10Dとかそういう強度近視の人だと、メガネをかけても0.5~0.6くらいしか見えていませんよね。
あとは階段が歪んで見えるとか。
分かります。
これはメガネの人にしかなかなか通じない話かもしれないけど。
コンタクトみたいな面倒くささはないかもしれないけどQOLは低いですよね。
度が強いメガネをかけている人ほど見え方の質も悪い。
はい。
この辺(視界の端、メガネのレンスが途切れる部分)の境が危ないとか。
あとメガネも何だかんだ言ってレンズを薄くするためにとか、フレームもこれじゃなきゃ駄目とか言って高くされますよね。
そう、高いんですよね。
何だかんだ、最近流行りの安いところに行っても高いですよね。
そうなんですよね。
絶対になにかしら、あなたは強度(近視)だからとか、あなたは乱視があるからとか、横から見ると牛乳瓶みたいになっちゃうとか言われて。
結局、高くなってメガネでも5~6万とか。
そうですね、結局何万かしますよね。
ちゃんと傷が付かないようにしたほうが良いとか、紫外線がどうのみたいなのも入ってきて。
それは関係なくね?みたいなのもしまいには出てくるんですよ。
あ、そうなんですか!
ありがとうございます(笑)。
メガネの人は確かにランニングコストとしてはあまりお金が掛かっていないかもしれないけど、それでもメガネを買うっていうコストが。
そうですね、僕はメガネだったのでわかるんですが、カネには代え難い不便さがありますよね。
そうそう、最悪ですよね。ラーメンとか、電車とかもそうです。
冬のね、ちょっと寒い日の満員電車乗ったりした日にゃブワって曇りますから…。
ほんとにね、ワイパーつけてほしいくらい。
笑っちゃうだろうけど(笑)。
マスクをすると曇るのもそうなんですけど、耳の負担がすごいなと思って。
メガネはあるし、マスクはあるし、みたいな。その負担がすごくて。
あとね、メガネに何か当たった時。
例えば何か飛んで来てバンッと当たった時とかって、全部鼻のパットに衝撃がくるから…
その辺のデメリットがありますよね、メガネはやっぱり。
スポーツはできないしね、動くから。
揺れて視界がおかしくなっちゃう。
ちょっと汗を掻くとずれて恥ずかしいみたいなのもあるし、ジェットコースターは乗れないし。
最近の怖いジェットコースターはそうですよね。
乗るとこの横にメガネ置きみたいなのが設置されてて。
とりあえずみんなに合わせてギャーッと言っておけみたいな。
そうそう、面白くないし不安ですよね、見えないから。大丈夫なの?みたいな、そういうのはすごく感じていましたね。
なんか今の話を聞いていて、普段もう何気なく慣れているから気にしていなかったんだけど、コンタクトにせよメガネにせよすごく手間とか不便さがあるんだなというのはやっぱり実感しますよね。
レーシックとICLを受ける人の比率について
じゃあ、次の質問に移らせてください。
神戸神奈川アイクリニックさんでレーシックとICLを受ける人の比率なんですけど、意外とICLの人って多いんですね。
3割弱くらいいらっしゃる。
ICLって、以前は本当にレーシックが出来ないと言われてICLを知るっていう感じで、前だったら10人来たら1人かせいぜい2人だったんですよ。
でも最近は最初からICL希望の人も増えていますね。
当院は北澤先生がICLのドクターとして有名だし、最初からもう色々調べて、自分はレーシックができてもICLが良いですという人ともいます。
あとはこちらとしてもレーシックもできるけど、強度近視なのでICLがいいかも…みたいな微妙な人は両方話して患者さんに選んでもらうんです。
そういうのもあるので、本当に前よりはICLを受ける方が増えていると思います。
僕もICLは興味あるんですが、やはり費用面がネックで…。
もう少し受ける人が増えてきたら価格は下がりますかね?
でもそういうものですよね?
やっぱりスケールメリットで。
ICLを受けてみて変わったこと
良いよね。
見ていて思うもん。楽になったんだろうなって。
人生が変わった感がやっぱりすごいですよね、月並みですけど。
一歩踏み出すのがちょっと遅過ぎました。
起きて、まずメガネを探す必要がないっていうのがいいですよね。
まだたまに探しちゃいますけどね、クセで(笑)。
あ、でも僕、やっぱりパッて急に明るいとこから暗いとこに出たときとかの光の乱反射みたいなのは気になりますね。
それが唯一の不具合というか。
はい。
輪っかみたいなやつは、多少見えますけど、それはもうしょうがないですよね。
治るより慣れるしかないというのと、ICLはハロー・グレアがレーシックより少ないはずなんです。
その光の輪っかにしても、時間が経って徐々に環境に目が慣れると良くなるんですけど、やっぱり急に明るい部屋から暗いところにパッて出た時とか、夜ですね。
あと車に乗っていて、トンネルにバッて入った時のライトの周りに輪っかが見えて見づらいっていうのがちょっとありますね、まだ。
それは光がボヤッとするっていうこと?例えばああいうところ(蛍光灯を指差して)が光で広がる…
広がっています、多分、ハードコンタクトの人は。
目が悪い人は大体そう見えてますよね。
いやごめん、「俺が見えている感じ」がちょっと分からない(苦笑)。
とにかく光源の周りに輪っかが見えちゃって、ライトがたくさんあるとこだと見えづらいんだよね。
今は大丈夫なんだよ、目が慣れてるから。
僕はコンタクトですが、特に目が疲れてくるとなりますね。
そうですね、乾燥でもドライっぽくなって、乱視っぽくなったりもするので。
乱視がある人は多分、(ハロー・グレアを)感じているし、ハードコンタクトで暗い場所で瞳孔が大きくなっているときも感じたりしますよね。
僕もそういう感じなのかな?なんか説明がちょっと難しいんですけど。
でもやっぱりICLよりレーシックのほうがそれは大きいものなんですか?
そうですね、レーシックでもハロー・グレアをより軽減できるみたいな術式がありますけど、アイデザインレーシックとかね。
それでも基本的には(ハロー・グレアは)ゼロじゃないし、ICLよりは出やすいと言われています。
…この辺りは北澤に聞いてもらうとよりしっかり説明してくれると思いますが。
あとは、度数による違いですね。
強度近視で角膜をたくさん削らなければいけない人はハロー・グレアが出やすかったり、暗いところで瞳孔が大きく開く人ほど出やすいというのはあります。
そこは個人差なので、一概にどうとは言えない部分なんですよね。
ICLも光学部といって、レンズ自体は四角い形をしているけど、度が入ってる光学部というのが真ん中にあるんですね。
それも度数が強くなればなるほどちょっとずつ小さくなりますね、屈折を変えるために。
なので、瞳孔が大きく開くと(光学部から)ちょっとはみ出るから、そのはみ出た部分があると多少(ハロー・グレア)を感じやすかったりとか。
あとホールICLって穴が開いているんですね。
基本的には視力や見え方には影響しませんよといわれているんですけど、最初のうちは輪っかが見えるような気がするという人はいます、暗いところで。
僕もそれ言われました。
ICLが終わった後の検査で、光の輪っかが結構見えるんですっていう話をした時に言われました。
「暗い時の瞳孔がレンズの丸い部分より大きくなっているから、それでちょっと(ハロー・グレア)があるかもね」みたいなことは。
でもそれはしょうがないですもんね?
そうですね、光が眩しく見えたり輪っかが見えたりという多少の不具合を、裸眼で生活ができるようになったというハッピ感が上回ってくれると嬉しいですという感じです。
多くいらっしゃるパターンというのが、大体1週間検診から1ヶ月検診くらいまでは(光の見え方が気になると)言ってても、3ヶ月検診くらいになるとあまり気にならないみたいな感じの人が多いですし、最初からもうハッピーという人もたくさんいらっしゃいます。
「今まで酷過ぎたので、もう光がちょっと滲むくらいがなんだっていうんですか」みたいな。
確かにね、慣れちゃってるだけで本当に不便な暮らしを強いられていたんだなということを実感しますからね。
でも、僕は念のため検診時には毎回、先生に訊くようにしてるんです。
「まだ光の輪が見えるんですが、これはもう治らないですかね?」って。
そしたら「いやー、もう今、この時期(術後半年)まできちゃうともう治らないね」みたいな。
「ですよね…分かりました…」って(笑)。
実際に検査、手術を受けるまでの話
※神戸神奈川アイクリニック新宿院の機器
たくさんの方の検査やカウンセリングを担当されている俣野さんにお聞きしたかったんですが、レーシックやICLの申し込みから検査、そして実際に手術を受けるまでの割合ってどうなんですか?
検査受けたものの怖気づいてやっぱやめちゃう、みたいな人ってどれくらいいるのかなと思って。
検査に来て、その日に手術の予約をする人ももちろんたくさんいらっしゃいますし、ちょっと考えてからやりますと手術予約を入れる方も、それから家族と相談してからという方もいますね。
あとはレーシックをしたかったのに、希望の術式が適応外になっちゃう方もいますからね。
角膜の問題とかでICLしかできないという検査結果になっちゃった方だと、やはりすぐには決めなかったりしますが、カウンセリングで不安を取り除いていくことで、その日には手術の予約をしなくても最終的にやる、みたいな方も多いです。
ですので結構、来院された方の手術率は高いですよ。
希望の術式で手術が受けられないとしても、適応するものに変更して?
そうですね。
あと、色んなクリニックを回ってから来られる方とかもいるし。
他院との比較で最終的にうちを選んでくださる方も多いですよ。
やっぱり他のクリニックでも色々と話を聞いてから考えますという方も…
います、います。
他所に行ってから来る人は割と検査日にそのまま手術予約を入れて帰る方が多いですね。
レーシック希望で、レーシックの適応が出た人であれば、手術を受ける割合って90%とか95%くらいの高さですね。
あと問診票にも一応…こまちさんも覚えているかもしれないですけど、手術希望日時の目安を書く欄があって、すぐにでもとか1ヶ月以内とか2ヶ月くらいとか検討中とか。
やっぱり早くやりたい側に○が付いている人はほぼほぼその日に予約しますね。
検討中だとやっぱり色んな理由があって検討中なので、理由を聞いて、そういう人はやっぱり今日はまだ考えますってなる場合が多いかな。
早く受けたい側に○がついている人はもう9割方やりますね。
やっぱりそうですよね。やりたいから来る人はみんなやりますよね。
そうですね。
で、検討中であってもやっぱり興味があるからこそ来るわけで、とりあえず検査が無料だったら検査だけしてみようという人でも、色々訊いて不安が解消されれば、その日に予約をする人もいるし。
実際に検査に来るまでのほうがすごくハードルが高いんですよ。
僕はこうやって取材を入れさせてもらうことを決めていても、すごく心の葛藤があって…怖いな~みたいなのがずっとあって。
まあある日急に吹っ切れたんですけど。
俺、行くわって言って(笑)。
なにかしらのきっかけが必要じゃないですか。
僕は子どもができたばかりで。
これから子どもと一緒に色々遊びたいなと思ったときに…海に潜ったりとか、そういう子どもが出来ることを色々全部やらせてあげたいなと思って、そこでなんか吹っ切れたのがあったんです。
だから何かしらきっかけがないと、ここのハードルを越えるのは結構しんどい気もしています。
周りで受けた人はいて、周りでレーシックを受けたことがある人がいて、大分前ですけど、受けた後になんかちょっとやっぱり痛そうだったから。結構、前ですけどね。その時は怖いなと思ったけど、ただ凄く快適になっていましたけど、その後、彼は。
そう、赤くなっていて、おぉ、レーザーだ…みたいな驚きはありましたね。
本人の話では照射中はバチバチ音がするとか、ちょっと焦げ臭いにおいがするよみたいことを言っていて。
目にそれはちょっとあり得ないなと思いました正直(笑)。
こまちさんと同じようにお子様が…という方も結構いますし、あと震災もありましたから、災害のとき見えないと不安とか、逃げられないとか、そういうことをきっかけとして挙げられる方も多いです。
一同(笑)
あとはやっぱり周りで受けた人がいるというのは大きいですよね、紹介者さんがいるというのは。
それを感じているのはやっぱり僕ですよね。
実際に受けて、すごく良くなったというのを間近で見ているので。
ずっと快適に過ごしているのを見て、凄く良いなと思うんですよね。
…でも僕は実際にレンズを挿入する現場に立ち会ってるんですよ。
そうだね、撮影してくれてたから全部見ているもんね。
※こまちガチ手術直前の写真
術後はやっぱり目が開けられない時間が何分かありましたね。
でもそれだけだからね、本当に。
そうです、直後です。
術後の休憩室ですか?あそこで「痛いわぁ~」って金無和也に言ってました。
でもICLは痛くない人も結構いっぱいいますよ。
個人差がありますが…。
僕は何分かでしたね、10分、15分とかかな、痛かったのは。
帰るときはもう全然普通で、痛くなかったな。
眩しいし、やっぱり触られている感という、押されている感がありました。
自分がそれを受けると思うと、やっぱりドキドキしちゃいますね。
そうです。
「見ていて」と言われるところを見ていないといけない。
メスとか器具とかが近づいて来るのが分かるから、どうしても目を逸らせたくなるんだよね、反射的に…。
横を見て避けたいみたいなのがあるじゃん?
反射が避けようとするのを一生懸命抑え込むみたいな、そんな感じ。
ただ、痛くはないから。
痛がりの俺でもそこは大丈夫だった。
私も相当怖がりだけど出来ましたよ。レーシックですけど。
自分はもう緊張し過ぎて覚えていないです。
クリニックに入社してからここでレーシックを受けたので、みんなに見られているんですよ。
クロージングする気だ…(笑)。
でも真面目な話、金額的にもやっぱそうそう簡単にできるもんでもないし…っていうのがありますよね。
僕が受けたICLは両目で68万円。
見え方の質が良いとされるアイデザインレーシックが40万円くらいでしたっけ?
色々な面倒くささから全て解放されるのはわかっていても、それだけの金額をパッと提示されると二の足を踏んじゃいますね。
俺はトータルで払う金額を考えて、得すると思えばやっちゃうタイプだね。
こまちさんはそうだよね。
スマホも一括で買うって言ってたもんね。
そうそう、iphoneもヨドバシで一括で買ったらポイントが得なんだよ…って今はそういう話じゃない(笑)。
俺は分割払いに弱いタイプなんで…何かきっかけがあったら受けるから、ね?
いやいや、別にこれは金無和也にICLを勧める会じゃないから、大丈夫だよ(笑)
手術時間なんてほんとわずかですから。
15分を乗り越えればこの世界に来れますよ。
そうだね。
ただやっぱり検査から手術までが精神的にちょっとしんどかった。
ICLは検査が2回あって、やるって決めて検査に来て、さらにもう1回来て、そこから手術まで1ヶ月くらいあって、みたいな。
その期間、ずっとドキドキして待っていたのはありましたね。
当日クリニックに向かっている時とか、一番ブルーですよね。
そうなんですよ、本当に憂鬱でした。
僕の場合は更に写真も撮られるし、みたいな…。
そのときは見てやってください。
俺がこんなことをされていたのかっていうのを(笑)。
自分では見られないからね。
人のやつを見たらどういう、こうなっていたんだみたいなのは、あるのかなと思うんですけどね。
カウンセリング時によく質問される、レーシックへの不安
※こまち実際のカウンセリング風景
と、今みたいなことですよね?手術前不安に思われることというのは。
そうですね、手術が怖いとか、あとはやっぱり失明や後遺症のことを気にされている方が多いです。
やっぱりニュースが色々あったじゃないですか、レーシック後のことで。
それでレーシック難民という言葉もできて、気にする人がやっぱり多いんじゃないかなと。
僕ももちろんそうだったので。
失明は当院ではした人は1人もいませんということは、はっきり言えますし、そもそもレーシック自体失明の危険を伴うような手術ではないですからね。
それから適応検査の結果で何かリスクがある人にはちゃんとリスクの説明をするし、レーシックはリスクがあるけどICLだったら大丈夫とか、それぞれの患者さんが安心して手術を受けられるようなものをちゃんと勧めるよう心がけています。
例えば角膜厚と近視強度の兼ね合いで、レーシックはできるけど再手術ができないような条件であれば、再手術ができないからICLのほうが良いですよとかですね。
適応検査では角膜形状から詳細にチェックを行うので、例えば角膜の形状がちょっと不正な方であれば合併症を起こすリスクがあるから、レーシックは止めたほうが良いですよとか、そういうこともきちんと話します。
あとはハロー・グレアが出やすい条件というのも検査でわかりますし、45才を過ぎて老眼の人であれば、レーシックでは老眼が治らないことをお伝えしたりとか。
相当昔ですが、某クリニックで感染症が起こったことあったじゃないですか。
ああいうことへのリスク管理についてはいかがでしょうか?
あの感染症を起こしたクリニックっていうのは、正直衛生管理が本当にずさんで…。
コスト重視で、本来は滅菌したり、ちゃんと使い捨てでやらなきゃいけないような器具を再利用していたっていう医療機関としてはあってはいけないことをやっていたことが原因なんです。
うちのクリニックはちゃんと手術室もクリーンルームっていって、綺麗に管理をされた部屋でやっていて、角膜移植手術もできるくらいのレベルでやっていて、もちろん器具の衛生管理も徹底しています。
当時のニュースでも、器具の使い回しが原因っていうのは報じられてましたよね。
はい。
そういうことをやっちゃったから、感染症が起きちゃっただけで。
普通の病院はそういうことを絶対にしませんし、もちろんうちのクリニックも絶対しませんという説明はさせていただいています。
訊かれたことにはしっかりと答えて、当院としての取り組みについてそういう(不安を持っている)患者さんが納得できるようなお話をする…。
不安を取り除くという感じですかね。
やっぱり気にされている方も多いですか?本当に大丈夫なの?みたいな感じの方…
そうですね、質問がありますか?というのは必ず訊くので、そうすると結構やる気満々で来ていても「本当に大丈夫ですよね?」とかはやっぱり訊いてくる方はいらっしゃいます。
失明のこととかはほぼ訊かれますし、私も自分がレーシックをする時に、やっぱり知らない人は「失明しないの?」って絶対訊かれましたからね。
親からも「大丈夫なの?」って訊かれましたし、やっぱりそれはみんな思うことなんだと思います。
レーシック手術後に不具合が起きて訴訟が…みたいなことも色々報道されていたじゃないですか。
ああいうレーシック難民のような事態には何故なるのでしょうか?
やっぱり条件が悪い状態で無理矢理レーシックをしちゃった人だと術後に調子が悪くなる人が多いと思うんですけど。
かなり調子が悪くなっちゃうものなんですか?
あれは大袈裟じゃなくて結構本当にそういう状態なんだろうな、とは思いますか?
他のクリニックのことはそんなに分からないですけど…。
やっぱり(レーシック適応)ギリギリの条件とか、45才以上とかでいわゆる手元重視の方にはあまり勧めない、当院だったら勧めないだろうなという条件でも(レーシックを)やっちゃった人や、あとはインフォームド・コンセントの説明をちゃんとせずにやっちゃった人というのは、そうなってしまってもおかしくないかなとは思います。
角膜も厚くて、ちゃんと再手術もできるという条件の人であれば、ほぼほぼ皆さんハッピーという風になるけど、ただでさえ強度近視で、角膜も薄くて、再手術もできなくて、という方の場合はやっぱり(視力や見え方の質が)下がるリスクもあって。
そうなったとき再手術もできないということになれば、やっぱりその人はどうしたら良いの?ってなっちゃうじゃないですか。ICLをやっていないクリニックだったら他にやりようがないから、その人はもうコンタクトかメガネをするしかないんです。
強度近視だとレーシックで沢山削られちゃっているからハロー・グレアも強いし、悪循環ですよね。
なので、当院だとあまりそういう条件が良くない人には(レーシックを)勧めない。
なるほど、適応ボーダーライン上の人でも商業重視のクリニックだとレーシックをやってしまう。
その結果、術後の不具合を訴える人が多く出てしまっていると。
神戸神奈川アイクリニックさんの場合は条件が良くなかったら、ギリギリの人だったらもう止めてしまいますか?
そうですね。
適応を出さないか、ICLを勧めるか、ですね。
そういうことですね。
ICLが神戸神奈川アイクリニックさんにとっての切り札的な存在になっていることがわかりました。
僕もICLを受けて本当に世界が変わるほどの満足度を得られましたし、感謝してもしきれない思いです。
今日は興味深い話をたくさんお訊かせいただき本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
僕がICLを受けるときはぜひよろしくお願いします!
インタビューを終えて
かなり長丁場の話になってしまいましたが、レーシックやICLといった近視矯正手術のお得さや利便性が少しでも伝わればいいなと思います。
どうしてもランニングコストを比較しての金額面や、コンタクトレンズのケアを怠った際の危険性から手術を~という話になりがちなんですが、実際にICLを受けた僕にしてみれば一番のメリットはそこじゃないんです。
インタビュー中何度も出てきますが、実際に手術を受けて20数年ぶりの裸眼生活を取り戻したことで本当に世界が変わったかのような気分を味わえましたし、その気持ちは手術から1年以上が経過した今でも変わっていません。
今回のインタビューはレーシックとICLを受けた3名とコンタクトレンズ1名という構成ですが、はからずもコンタクトの金無和也に3人で裸眼生活の快適さを自慢し続けるみたいな流れになってしまいました。
これは本当に狙ったわけじゃなくて、レーシックやICLを受けた人ってその快適さから自慢せずにいられないんだなと、インタビュー音声を聞き返していてあらためて思いました。
あとは金無和也のコンタクトケアがなってなさすぎて、俣野さんTさんともに引き気味だったのが今思い出しても笑えてきます(笑)。
さらにこの記事を読んで、一人でも多くの人に近視矯正手術の素晴らしさが伝わってくれればいいなあと、そんなことを考えながらまとめとさせてもらいます。