洗濯機は縦型とドラム式どちらを選ぶべき?機能やランニングコストで比較してみました


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洗濯機には縦型とドラム式の2つの種類があります。
「汚れが良く落ちるのは縦型」「乾燥が得意なのはドラム式」などと言われていますが、それぞれ特性やメリット・デメリットが異なるのでニーズに合わせて選ぶ必要があります。

そこで今回は縦型式洗濯機とドラム式洗濯機の性能を比較してみました。

縦型洗濯機の特徴

縦型の洗濯機、洗濯槽に水を張り、底に取り付けられたパルセーターで水流を起こし撹拌しながら洗います。
これは軟水である日本特有の洗い方。
硬水に比べ汚れが付きにくく、熱を加えなくても十分洗浄力が高いということから、日本では縦型の洗濯機がメインとなっています。

メリット
・洗浄力が高く、どろ汚れに強い
・たっぷりの水で洗うためニオイ残りが少ない
・本体価格が安価(10万円以下で買えるものも多い)
デメリット
・生地が傷みやすい
・水を多く消費する
・服を干す手間がある
・乾燥機能がない

日本の水質に合わせて作られた縦型洗濯機の特徴は洗浄力の高さ。
撹拌することで服をこすり洗いするため、しぶとい汚れも落ちやすいメリットがあります。

しかし衣類同士が絡みやすいため、ドラム式に比べ生地の傷みは早いです。
また乾燥機能がないため、衣類を干す手間や洗濯槽にカビが生えやすいというデメリットもあります。

初期費用を抑えたい人や汚れた洗濯物が多い子育て世帯、賃貸マンションで洗濯機置き場のスペースが限られている人におすすめです。

ドラム式洗濯機の特徴

ドラム式洗濯機は横向きについているドラムを回転させながら衣類を持ち上げて落とす”叩き洗い”が特徴。
少ない水で洗剤を溶かして洗うので、泡の濃度が高く頑固な皮脂汚れが得意です。

元々は硬水の欧州で水を高温に熱して殺菌、消毒するために作られましたが、乾燥機能が便利と日本でも普及するようになりました。

メリット
・衣類が絡みにくい
・少ない水で洗えるため節水効果がある
・乾燥機能を使えば干す手間がない
デメリット
・水が少ないため色移りや黒ずみが目立つことがある
・洗剤残りが気になる
・生地が傷みやすい

洗いから乾燥まで一台でできるとても便利なドラム式洗濯。
少ない水で洗濯ができるので節水効果も期待できます。

皮脂汚れは得意ですが、頑固な泥汚れや汗のニオイなどはあまり得意ではありません。
また叩き洗いによって生地の繊維が寝てしまうため、いくら柔軟剤をいれても乾燥機能を使わなければゴワゴワしてしまいます。
ドラム式洗濯機で洗う場合は、基本的に乾燥機能もセットで使う必要があります。

干す手間を省きたい、一日中家を空けることが多く洗濯物を外に干せない、洗った服をすぐに着たい!と言った人におすすめです。

正しい柔軟剤の使い方はこちら
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ライフスタイルに合わせて選ぶことはもちろんですが、軟水の方が石鹸の泡立ちがよくて洗浄力も高く、石鹸カスが付きにくいので軟水国の日本では縦型洗濯機の方が適しています。

ランニングコストが安いのはどっち?

続いて”節約目線”で縦型とドラム式を比較してみましょう。

本体価格

  相場
縦型洗濯機 5万円~10万円
ドラム式洗濯機 10万円~10万円

縦型洗濯機の場合ほとんどが10万円以内で購入できますが、乾燥機能が付いた新しいモデルの場合は15万円以上するものもあります。

ドラム式はどんなに安くても10万円以上、最新モデルになると30万円以上するものもあるそうです。
ここまで来るともはや高級家電ですね・・・。

初期費用を抑えたい人は縦型洗濯機を選びましょう。

水道代

  使用水量 水道代
縦型洗濯機(BW-D11XWV) 標準コースで93L 約21.2円
ドラム式洗濯機(BD-ST9800L/R) 標準コースで78L 約17.78円

日立の洗濯容量11kgの洗濯機で比較しましたが、やはりドラム式洗濯機の方が節水効果があります。

1回の水道代だとあまりさを感じませんが、毎日1回洗濯を1ヶ月間続けた場合・・・

■ 縦型洗濯機 21.2円×31日間=657.2円 
■ ドラム式洗濯機 17.78円×31日間=551.18円

1か月毎日1回洗濯をすると約100円の差がありました。
と言うことは年間約1,200円、洗濯機の買い替えタイミングと言われる10年で考えると約12,000円の差です。

水道代を抑えたい人はドラム式洗濯機がおすすめですが、長く使い続けなければあまり効果は感じないかもしれませんね。

電気代

  消費電力 電気代
縦型洗濯機
(BW-D11XWV)
洗濯時間約40分
消費電力は120Wh
約3.24円
ドラム式洗濯機
(BD-ST9800L/R)
標準コース~乾燥で約170分
消費電力は約780Wh
約21.06円

ドラム式は洗濯~乾燥まで含んだ電気代で計算、1kWhあたりの電力量料金は27円で計算しています。
やはり乾燥機能は多くの電力を消費するので、乾燥機能のない縦型と比較すると7倍もの電気代がかかります。

こちらも1か月で計算した場合・・・

■ 縦型洗濯機 3.24円×31日間=100.44円 
■ ドラム式洗濯機 21.06円×31日間=652.86円

その差は500円以上です。

乾燥機能を使わなければ1回あたりの消費電力は69Wh(電気代は約1.86円)まで押さえられるのでドラム式の方が安くなりますが、乾燥機能を使わなければドラム式を買う意味が無くなってしまいます。

また縦型は電気代を抑えることができますが、洗った後に取り出して干す手間が発生します。
雨の日は乾くまで時間がかかるので、洗濯した服をすぐに着ることはできません。

電気代を抑えたい場合は縦型を選ぶか、ドラム式で洗う機能のみ使うという方法がありますが、ここは使いたい機能によって異なります。

メンテナンス代

  依頼ペース 1回の費用
縦型洗濯機
(BW-D11XWV)
4~5年に1回 約13,000円
ドラム式洗濯機
(BD-ST9800L/R)
4~5年に1回 約20,000円

プロに依頼する場合、構造が複雑なドラム式の方がどうしても高くなりますが、市販の酵素系漂白剤(オキシクリーンなど)を使い定期的なメンテナンスを自分で行えば、業者にお願いしなくても綺麗な状態で洗濯ができます。

実際にオキシクリーンで洗濯槽の掃除をした体験談はこちらで紹介しています。
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自分でやる場合、月1回ペースがおすすめですが、面倒な場合は数年に1度お金をかけてプロに依頼しましょう。
高くなりますがその分洗濯槽の裏側のカビやホコリ詰まりまで、長年たまった汚れもしっかり除去してもらうことができますよ。

おそうじ本舗でメンテナンスを依頼する

ランニングコストで比較

  1回の水道代(標準コース) 1回の電気代(洗い~乾燥)
縦型洗濯機
(BW-D11XWV)
約21.2円 約3.24円
ドラム式洗濯機
(BD-ST9800L/R)
約17.78円 約21.06円

毎日使う洗濯機のコストで比較してみると、本体もメンテナンス代も安い縦型洗濯機の方が圧倒的に安く使えることがわかりました。

どうしても干す手間が必要になりますが、乾燥機能がない分、電気代はドラム式の7分の1まで押さえることができます。
ドラム式よりも多くの水を使うため水道代は高いですが、それでもその差は4円ほど。
汚れ落ちのよい軟水をたっぷり使い高い洗浄力で洗濯ができるので、ニオイ汚れまでしっかり落とすことができます。

ドラム式は本体代も高く毎日のコストも高めです。
しかし、タオル類や急いで乾かしたい物だけ乾燥に掛けたりと用途によって使い分ければ、コストを抑えることもできますね。

また日中出かけていて洗濯に費やす時間が取れない家庭にとっては、光熱費をかけてでも時間を確保したいもの。
家事にかける時間を減らす面では、ドラム式洗濯機の方が優れています。

ランニングコストだけでなく家事の手間も考えて選ぶべき

ランニングコストで考えれば、乾燥機能のない縦型洗濯機の方が安く抑えられます。
ですが干す手間や、雨の日に洗濯を室内干しにしなければならないことを考えると、やはりドラム式洗濯機のほうが家事の負担と家事の時間を減らしてくれる費用対効果が高い家電になります。

各家庭によって使い方が異なるので、どのように使いたいか、何を節約したいかによって選ぶようにしましょう!

この記事を書いた人
ゆかにゃん

ゆかにゃん

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