【ふるさと納税体験談】引退後の競走馬を支援するサンクスホースプロジェクトに寄付をした話

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久しぶりに書きます、ほりえもんです。

ふるさと納税、めっちゃ盛り上がってますね。
テレビなど大きなメディアで取り上げられることも増えてますし、マネー系の雑誌などチェックしてみると毎月必ず「この自治体がお得だ!ふるさと納税2017完全ガイド」的な特集がどこかで組まれているように思います。

節約大全では早くからこのふるさと納税についてお得ですよアピールをしてきてるんですが、やっと世間が追いついてきた感じじゃないですかね?あ、違いますかそうですか…。

ふるさと納税の認知度が上がってきたこともあり、自治体側もなんとか自分のところに寄付をしてもらおうと必死です。

自治体間で熾烈な返礼品豪華度競争が繰り広げられていますので、我々納税者側にとっては「実質2,000円の負担」でどんどん豪華な特産品をゲットできるふるさと納税バブル状態といえるのではないでしょうか。

「 寄付すれば 豪華なお礼 もらえっぞ 」

急にこんなセンスのかけらもない一句読めちゃうくらいお得です、ふるさと納税。
季語はどれだ。

そこで僕も今年はこのビッグウェーブに乗ってやろうといろいろと下調べを行い、実際にふるさと納税をしてやりました。

というわけで、今回は僕のふるさと納税体験談をつらつらと書き綴りたいと思います。

 寄付をする自治体を選ぶ

ふるさと納税のメリットといえば、なんといってもやはりお礼の特産品。
2,000円の負担でどれだけ高額な返礼品を選んで得をするか!という点に命がけで情報収集している人も多いのではないでしょうか。

僕も最初はガッツリ肉にするか、それとも有名温泉の豪華宿泊券でももらってやろうかと目を皿のようにして寄付先を探していたんですが、ふるさと納税にはこちらの記事のまとめに書いてある以下のような使いかたもあるんですね。

ふるさと納税の大きな特徴として”寄付金の使い道を指定”することができます。
例えば震災復興に向けた寄付金として宮城県に寄付をしたり、自然を守るための森林育成費用として北海道に寄付をしたり。
他にも「旅行で行った思い出の土地の自然保護に役立てたい」「祖父の住んでいる市の介護施設に使ってほしい」といったことがきっかけで寄付をしている人も多くいます。

友人から教えてもらって知ったのですが、ふるさと納税の仕組みを利用してこんな取り組みが行われていました。

引退後の競走馬へセカンドキャリアを!そして五輪へ!
https://www.furusato-tax.jp/gcf/89

プロフ画像見てもらうとわかると思うんですが、僕は根っからのウマラーでございまして。

馬券を買うのはもちろんですが、スポーツとしての競馬観戦も大好き。
引退した馬を追っかけて北海道の牧場めぐりするくらいです。
土砂降りの社台SSで見た引退直後のディープインパクトはカッコよかった…。

さらに好きが高じて去年からは競走馬ファンド(通称一口馬主)へ出資していたりします。
プロフ画像は実際に今出資しているジェードグリーンというお馬さんですし。

こんな僕自身のバックボーンもあり、このプロジェクトを見つけたときは体に電流が走る思いで、すぐにふるさと納税予算として確保していた10万円をフルベットすることを決めてしまいました。

 競走馬の行く末

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20年以上のウマラーほりえもんですが、心の隅にずっと引っかかっていることがあります。
それが引退した競走馬の行く末でした。

ここで少し競走馬の運命について解説させてください。

現在日本では年間7,000頭前後のサラブレッドが産まれています。
競馬はブラッド・スポーツとも呼ばれる優勝劣敗の世界で、特に男馬の場合年間20レースしかないような大レースを勝った馬じゃなければ子孫を残すことができません。

大多数の馬の引退後の運命、それは屠殺(とさつ)です。

メスの場合はレースで活躍できなかったとしても母馬として牧場に帰るケースが多いのですが、それでも活躍する仔を何頭も産んだ功労馬でもない限り、子どもを産めなくなってしまえばオス馬と同様に屠殺されてしまいます。

最近節約大全でも編集長がペットの殺処分について取り上げていましたが、

競走馬の場合、平均で体重が500キロ近くとサイズも大きいのでペットと同じような方法で処分されるわけではありませんが、こちらも「安楽死」という手段が取られているわけではありません。

どうも安楽死させるためにはコストがかかりすぎるというのが一番の理由みたいですね。

とても残酷なように感じてしまいますが、ペットの殺処分にせよ競走馬の屠殺にせよ、誰も責任を持って面倒を見れないから行われるわけで、安楽死させることができない理由にしたって誰もコストを負担できないからなわけで、これは経済動物として人間の都合で産まれてきてしまった動物たちの宿命という一面もあると僕は考えています。

競走馬についてよく言われるのが、そんな残酷な運命を何の責任もない馬に強いる野蛮な競技は今すぐ廃止すべきだ!動物虐待の極みだ!!という話なのですが、そういう人に言いたいのは「じゃあ今すぐ競馬という仕組みを廃止してしまえばどれだけの人が路頭に迷ってしまうことになるのかあんたに想像つくのか?」ということ。

競馬がなくなれば殺される馬がいなくなるとか、そんな単純な話じゃないのよ。

競馬産業には馬を生産する牧場から最終的に競走馬を屠殺する業者さんまでそれぞれの生活がかかっているわけです。

また、馬券の売上はJRA(日本中央競馬会)だけでも2兆6千億円弱という膨大なもので、うち10%が国庫納付金として国に収められています。

国庫納付金って、つまり税金のことです。
2,600億円もの貴重な税源になっている産業という側面は無視できるものではないでしょう。(※数字は2016年のもの)

そんな一大産業を簡単にやめてしまえとか言える短絡的思考はよくないんじゃないかと思うわけで。
だって国はもっとギャンブルからの税収を増やそうと目論んでカジノ法案を強引に可決させたりしてるわけでしょう?

必ず訪れる超高齢化社会の税収先細りを考えてみても、これだけの税収が見込める産業をやめられるわけがないと思いませんか?

さらに競馬の収益からはスポーツ振興事業なども行われていますから、マイナー競技のトレーニング施設や遠征費用の捻出など、実は結構重要なポジションを担っていたりするわけですよ。

この複雑に絡み合う事情のなか、それでも数多の名もなき馬たちの犠牲の上に成り立っている競馬産業を思うと、馬券を買うということや競走馬に出資するという行為に対する罪悪感が首をもたげてくることがあります。

そして僕ら一般ファンが馬券を買わなければ、馬主さんが馬を買って走らせなければ産業自体が成り立たなくなるという面だってもちろん理解しています。

僕はそんなジレンマに苛まれながらも、そんな感情は見て見ぬふりをして気持ちに折り合いをつけながら競馬ファンを続けてきました。

2016年はキタサンブラックという北島三郎さんの持ち馬が脚光を浴びましたが、あんなふうにスポットライトを浴びられる存在は毎年7,000頭産まれるサラブレッドの中でもほんの一握りにすぎないんだよなぁとか、どうしても考えてしまいます。

自分が出資している馬でも明らかに走らない(勝てない)仔がいます。
まだ少し先になりますが、引退宣告されるときが来るでしょう。

一応引退後の行き先は「○○乗馬クラブで乗馬になります」みたいなことが告げられますが、競馬を引退するサラブレッド全部が乗馬になってたら日本中の乗馬クラブがすぐに馬で溢れてしまうことはちょっと考えればすぐにわかることです。

そこはもう、察するしかない世界です。

そんなモヤモヤした気持ちを抱えていた僕のもとに届いたとてもエキサイティングなニュースがこの「サンクスホースプロジェクト」だったのです。

 ふるさと納税で救える命がある

今回僕が寄付をしたのは岡山県吉備中央町。
吉備高原にあるNPO法人吉備高原サラブリトレーニングという引退したサラブレッドのリトレーニング専門団体への寄付です。

このNPO法人、競走馬を引退したサラブレッドを馬術のオリンピックへ!というスローガンを掲げているようですが、実はそれにも反対意見があったりします。

サラブレッドは競走馬として速く走ることに主眼を置いた品種改良を数百年間続けてきた品種であり、気性がキツく馬術には向かないそうなのです。
馬術には馬術専門に改良された品種が存在しますから、競馬上がりのサラブレッドを無理やり馬術に持ってくることで逆にレベルを下げることになってしまうと危惧する声まであるのだとか。

ただ、そこは僕が考えるところではないのかなと考えています。

一頭でも多くの馬が天寿をまっとうできることにつながればという気持ちしかありません。

速く走るために産まれてきたサラブレッドですが、みんながみんな足が速いわけじゃない。
気性の穏やかなホースセラピーにぴったりなサラブレッドだっているでしょうし、乗馬としてキビキビ動くことが得意なサラブレッドだってきっといるはず。

「足の速さだけじゃない、サラブレッドの活用方法に多様性を」

サンクスホースプロジェクトの理念を意訳するとこんな感じになるかと思います。

ここに問題提起して実際に行動を起こした発起人のJRA調教師の角居先生の行動力には脱帽と感謝しかありません。

もちろん、人間の都合による動物の殺処分に関してはまだまだ問題が山積みです。

サラブレッドの屠殺がどうこうという話をすると、そもそも食べるために育てられている家畜に関してはどうなんだ?という声も聞こえてきますし、最近もニュースを騒がせている鳥インフルエンザで10万羽のニワトリを殺処分という話題についてはもう人間によるホロコーストにしか思えないですし。

あれを見て何も感じない人は自分の鈍感さを疑うべきと思っちゃいます。
まあ、だからといって何もできないですし、あれを放置すれば人間が大変なことになっちゃうということももちろん理解していますけど…。

ああ、こういう話題はどうしても歯切れが悪くなっちゃいますね、すみません。

 申込みとサンクスホースプロジェクトの返礼品

ウダウダ言っててもしかたないので早速ふるさと納税の申込みをしてみましょう。

申込みはめっちゃ簡単で、ふるさとチョイスの各ページにある「このプロジェクトに参加」をクリックして必要情報を入力していくだけです。

この入力で返礼品も選択します。
サンクスホースプロジェクトの返礼品は以下のとおり。

———————————————-
【1万円以上の寄附】
 TCCオリジナルグッズセット

【3万円以上の寄附】
 TCC会員権3か月 or 吉備中央町の特産品Aセット
 TCC現会員の場合・・・吉備中央町の特産品Aセット

【5万円以上の寄附】
 TCC会員権6か月 or 吉備中央町の特産品Bセット
 TCC現会員の場合・・・吉備中央町の特産品Bセット

【10万円以上の寄附】
 TCC会員権1年間 or 吉備中央町の特産品Cセット
 TCC現会員の場合・・・サンクスホースプロジェクトWebページSpecialThanks名前掲載+吉備中央町の特産品Cセット

【50万円以上の寄附】
 TCC会員権1年間+岡山乗馬倶楽部 外乗トレッキングサービス&メンタルチェックペア体験
 or 岡山乗馬倶楽部 入会金&会員権 6か月+サンクスホースプロジェクトWebページSpecialThanks名前掲載+角居勝彦氏サイン入りプレミアムグッズ

【100万円以上の寄附】
 TCC会員権1年間+岡山乗馬倶楽部 乗馬5級ライセンス取得ペア取得無料
 or 岡山乗馬倶楽部 入会金&会員権 12か月+サンクスホースプロジェクトWebページSpecialThanks名前掲載+角居勝彦氏サイン入りプレミアムグッズ

【500万円以上の寄附】
 サンクスホースのオーナー様12か月分+角居勝彦氏と行く!北海道競馬馬オークションご招待+岡山乗馬倶楽部 乗馬5級ライセンス取得ペア取得+サンクスホースプロジェクトWebページSpecialThanks名前掲載

※現在TCCの会員の方は、お礼の品の「TCC会員権(3ヶ月・6ヶ月・1年間)」はお選びいただけません。
———————————————-

今回僕は10万円の寄付なので、TCC会員権1年間を選択しました。

TCC会員というものがイマイチよくわかってないのですが、「いつでも引退後のサラブレッドに会いに岡山の吉備中央町にいらしてください!」と書いてあるので、実際にクラブにいる馬と触れ合えたりするんでしょう、勝手にそう思ってます(笑)

来年は家族旅行がてら岡山へ行ってみようかな。

今回僕はクレジット決済を選びましたので、この後にカード情報を入力したら終了です。
ほんとこれだけ、あっけなく10万円が岡山県方面に羽ばたいていきました。

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決済終了すると確認メールが届きます。
寄付先の自治体から連絡がくるまでは消さずに大事に保管しておきましょう。

そして、10日後くらいに吉備中央町役場から封書が。

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寄付金受領証明書とふるさと納税ワンストップ特例制度で使う用紙が同封されていました。

ワンストップ特例制度についてはこちらの記事で解説している、

2015年度分(2015年4月1日~に納税する分)においては、基本的に確定申告が不要になります。
その制度の名は「ふるさと納税ワンストップ特例制度」
ワンストップ特例制度は、確定申告をしなくても”寄付した自治体”から”住んでいる自治体”に寄付情報が直接通知される仕組み。

ふるさと納税先が5自治体以内であれば自分で確定申告しなくても寄付先の自治体が代理で申告してくれるよ、という制度です。

ただ、ワンストップ特例制度を利用するためにはふるさと納税をした自治体に申請書を送る必要があります。

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申請書に加え、本人確認書類と平成28年からはマイナンバーの記載も必要になりました。
準備して送るのがぶっちゃけ結構めんどくさいですのですが、平成28年分のワンストップ特例制度の申込締切は1/10とのことなので(吉備中央町の場合)、年の瀬のクソ忙しい合間を縫って書類を準備して、なんとか発送しました。

今回の教訓は、かけこみでふるさと納税すると書類準備に殺されるということです。
来年はやってみたいなふるさと納税!なんて考えてる方は遅くとも11月中にはやっておいたほうがよさそうです。



最後に、寄付金受領証明書のアップを貼っておきます。

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※これは確定申告する場合必要な書類ですので、ワンストップ特例を利用する人も念のためとっておいたほうがいいです!

 まとめ

ミスチルの桜井さんと小林武史さん、そして坂本龍一さんが出資して作られた「ap bank」という非営利団体があります。

これの設立時に桜井さんは「音楽で多くのお金を手にすることに罪悪感を持つようになってしまったが、ap bankを通じて未来ある事業に出資をしていくことでそういう気持ちが薄れた」というような趣旨の発言をされていました。

スケールは全然違うんですが、今回僕のふるさと納税もそんな贖罪の気持ちが強いです。

抗えない仕組みの中で競馬ファンを続けていく以上、競走馬の未来に少しでも明るい光が射すようお手伝いができる今回のプロジェクトはとてもありがたいものでした。

2017年以降も僕が競馬ファンを続けていく限り、プロジェクトが存続していく限りずっと寄付を続けていきたいと感じた2016年ほりえもんのふるさと納税体験記でしたとさ。

⇒ お得で嬉しい節税対策・ふるさと納税まとめはこちら!


著者情報
ほりえもん

ほりえもん

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散財大好き、貯金なしのギリ30代。投資系に興味あるのでマネーにまつわる記事を中心に。節約を覚えて40歳までに貯金するぞ!(わりと切実)

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