学生時代、まわりからよく「なんかすごく疲れた顔してない?」と元気な日でも心配されていたモリオ(@moriospecial)です、こんにちは。
地顔だよバカヤロウ。
さてさて、そんな僕の過去はともかく、「疲れ」にはいろいろありますよね。
遊び疲れなんていう羨ましいものもあれば、当サイト「節約大全」の読者さん世代だと育児疲れや介護疲れに悩んでいるという方も多いことでしょう。
いろんな疲れがあるなかで、今日取り上げたいのは節約疲れです。
将来のために良かれと思って節約を始めたものの、ムリして我慢を続けるあまりかえってストレスを貯めてしまう人が少なくないようです。
挙句の果てには、我慢しすぎた反動から一気に散財してしまい、それまでの節約の努力をムダにしてしまう人も。
そもそも節約を始めたきっかけは貯金を増やして幸せになろうということだったはずなのに、かえって不幸になっていては元も子もありません。
そこで今回は、「節約疲れ」に陥らないよう、節約でストレスをためない心構えと、“これをやっちゃいけない”という節約行動を具体的に取り上げました。
やみくもに節約を始めて失敗してしまわないよう、必ず読んでおいてくださいね。
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「節約疲れ」とは?
節約疲れとは読んで字のごとく、節約することに疲れてストレスになってしまう状態のことをいいます。
そもそもなぜ、節約疲れに陥ってしまう人はストレスになるほどの節約に走ろうとするのでしょうか。
いくら将来のためとはいえ、ストレスを抱えてしまうほどの節約は本末転倒のようにも思えます。
実はそこまで自分を追い詰めてしまう背景には、将来への漠然とした不安があるからなんですね。
給料はいっこうに上がらないくせに、食品や外食代は微妙に値上がりし続けているし、気づけばかつては格安衣料の代名詞だったユニクロでさえなんだかんだでけっこう高い。
いまや大手企業でさえいつ潰れるかわからないこの時代、とにかく「もしも」に備えて貯金しないと!
そう考えて、とにかく切り詰めた節約生活を始める人があとを絶ちません。
しかし、1円でも多く節約しようと、長期間に渡っていろいろなことを我慢していると、気持ちが徐々にすさんできます。
しかも、そうして生活費を切り詰めて節約に励んでいるのに思ったようにお金が貯まらないと、ある日突然、
「わたし、なにやってんだろ・・・」
と徒労感と我慢の限界に襲われて衝動買いをしてしまい、さらなる自己嫌悪に陥ることもあります。
もっとも、節約生活を実践している人がみんな「節約疲れ」に陥っているわけではないんですよね。
世の中には、節約を楽しみつつ、そもそもの目的であった貯金を成功させたりしている人だっています。
かたや節約生活を成功させて目的を達成し、かたや節約生活に疲れて始める前より状況が悪くなっている・・・
どうしてこのような違いが生じるかというと、節約疲れに陥る人は、次で說明するような“やってはいけない節約行動”をやりがちな傾向にあるんです。
やってはいけない節約行動
いまから挙げる行動は、いずれも一般的な節約術だと世間で思われているものです。
しかし、これらをしっかりマジメに実践すればするほど確実に、「節約疲れ」につながります。
逆にいえば、これらの行動をなるべく避けることでストレスのない節約生活につなげていけますから、ご自分の普段の意識や行動でこれらに当てはまっているものがないかチェックしてみてください。
小さすぎる金額の節約にやっきにならない
・部屋の電気をもったいぶる
いくらもったいないからって、四六時中薄暗いなかで過ごしていたら健全な精神の人でも鬱っぽくなってしまいます。
そうして電気代を抑えたつもりでいても、節約できる金額などたいしたものではありません。
それよりも失われる生活の質と心身の健康のほうがずっと大切です。
・風呂の残り湯を洗濯に使う
昔からよく知られている節約術のひとつですね。
洗濯はたくさん水を使いますし、風呂の残り湯も捨てるのがもったいない気がしますから、一見納得感のある節約術ではあるものの、節約できるのはせいぜい1回の洗濯につき10円ちょっとに過ぎません。
それに対し、もしも残り湯を洗濯機に入れるためにバケツで運んだりするなど毎回時間と労力を必要としているなら、本当にその時間と労力が見合っているのか考え直してみる価値はありです。
・数十円の節約ために遠くのスーパーに行く
チラシを見て、「今日は隣町のスーパーで卵の特売日だ!」と喜び勇んで駆けつけたりしてませんか?
あるいは、「先着◯名様には無料で✕✕を進呈!」みたいな謳い文句につられて我先にと必要もないのに買い物に行ったりとか。
金額でたった数十円の節約や、「無料」という響きのために、わざわざ時間を割いて行く価値が本当にあるのか、よーく考えてみましょう。
そういう“甘い言葉”にいちいち反応していたら、人生振り回されっぱなしですよ。
→これらのように生活の身近なものごとについては節約しようと考えず、あくまで普通に過ごしたほうがストレスフリーで快適な生活を送れますよ。
最近では買い物時間の時短としてネットスーパーを活用している人も!
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ものを買う時の基準を“安さ”に置かない
「ふと立ち寄ったショップで目についた服を見たら、なんと50%オフ。
本来こんなに安くなることはない品だから、思い切って買っちゃおうかな。
半額の買い物だったら、節約になってるしね!」
・・・ありがちな買い物ですが、しょせん衝動買いのひとつに過ぎません。
そもそも、それは本当に必要なアイテムだったのでしょうか?
もし安くなってなかったとしても、欲しいと思えるものだったのでしょうか?
たとえばもともと1万円の商品が半額の5千円で買えたとして、以前から本当に欲しくて、なおかつ必要なものなら、たしかにお得な買い物といえるでしょう。
でもそうでないなら・・・前から欲しかったわけでもなく、いま生活に必要というわけでもないのなら、5千円得したのではなく、5千円余計な出費を生んでしまったと考えるべきなんです。
しかも往々にして、こういう買い物はそのとき急に熱が高まって買っただけだから後悔につながりがちです。
→ものを買うときは、安さや割引率を基準に置かず、たとえ安くなってなくても欲しいものかどうかを考えてみることが大事です。
セール品しか買わないなど必要以上の縛りを設けない
夕方、スーパーの惣菜売り場で割引シールが貼られる頃になるととたんに人が群がっているのを見たことがありませんか?
しかもそこにいる人たちの何人かは、いつもその時間を狙ってやってくる同じ顔ぶれ。
世の中には、セール品を買うためにやっきになっている人がいますね。
こういう人たちは、セール品を買うことがお得だと信じ切ってそれを実行するための労力を惜しまなかったりします。
果たしてこの人たちのいったいどれだけが、セール品しか買わないと決めてしまうことで自分の行動が売り手側に振り回されていることに気づいているでしょうか?
当の本人たちは、自分はセール品を買って節約してるんだと主体的に過ごしている気になっていても、その実、何をセール品に選定し、どんなタイミングで売るかは売り手側が決めています。
つまり、セール品しか買わないと決めてしまうことは、その売り手側の都合に合わせて生きることなんです。
→安く売るのには、たとえば生鮮品だったら食材が傷みだしたので処分したいなど売る側にもそれなりの理由があります。
セール品を買うことで自分だけ得をしていると考えないようにしましょう。
家族を一方的に巻き添えにしない
「わたしはこんなに節約を頑張ってるのに、あなた(夫)はまたこんなムダな買い物をして・・・いったいどういうつもりなの!?」
特に女性に多いのですが、節約生活に邁進しだすとパートナーなど家族のお金遣いに我慢がならなくなることがよくあります。
たしかに、いくら一人で節約を頑張ってたところで、貯金などを成功させるには家族一丸とならなければ節約の効果は見込めません。
ただ注意が必要なのは、女性の場合はこまめな節約が比較的苦になりにくい一方で、男性は箸の上げ下げまで口を出されると強いストレスを感じがちです。
この違いは、性差によるものももちろんありますが、女性は家計を預かることが多く家計の実態や状況を事細かに把握している一方で、男性は家計を奥さんに任せきりにしていたりして、状況がよくわかっていないために生じがちです。
逆に、家計簿を一緒につけたり、家計の状況について具体的な数字を見せながら話し合う時間を週に一度は設けたりすることで、夫も状況を理解して意識がガラリと変わることがあります。
くれぐれも、家族を一方的に節約に巻き込むのではなく、しっかりと說明し理解を得たうえで行いましょう。
→ 「夫はまったく節約に協力してくれない・・・」と嘆く前に、理解を求めるなどやるべきことをやりましょう。
節約は家族の総力戦です。
ひとりでは戦えませんから。
「続けられる節約」の心がまえを身につけよう
“やってはいけない節約行動”、自分に当てはまっていたものはありませんでしたか?
いざ節約を始めると、まじめな人ほど極端なくらい生活のあらゆる場面で節制を試みがち。
でも、すべてを締めようとすると息の抜きどころがなくなってストレスになり、せっかく始めた節約生活を続けることができません。
節約とは小さな積み重ねがものをいう行為ですから、いかに長く、ストレスなく続けられるかが大事。
特に、好きなものまで我慢すると息が詰まって人生の満足度まで下げてしまいます。
そこで、生活において節約する場面をオール・オア・ナッシングで考えるのではなく、「我が家では洋服代は節約するけど、食べることが大好きだから食費は必要以上に切り詰めない」など、優先順位をつけて考えるようにしましょう。
また、水泳に息継ぎがあり、音楽にも休符があるからこそリズムが出て続いていくように、節約生活もなんでもかんでも締めるのではなく何かひとつだけでも我慢しないでいいポイントをつくると、そのポイントがご褒美的な存在になって長く続けていけるものです。
「自分へのご褒美」などといって、無駄遣いの言い訳を与える行為とはまったく違いますよ。
そして最後に、必ずおぼえておいてほしいことをひとつ。
節約生活を実践する人は、将来の不安から貯金などを目的に行うことが多いことは冒頭で触れたとおりですが、「将来の不安」というあいまいな存在を恐れるあまり、いまを楽しむことを忘れないでください。
貯金額と幸福度は比例しません。
具体的な利用目的があってする貯金ならともかく、漠然とした不安を理由に行う貯金に幸福はありませんよ。
貯金とその手段としての節約はあくまでも最低限必要な限度で続けるのが、節約疲れを起こさず充実した人生を送る秘訣です。
「完璧を目指さず、たまにはズボラでもいいじゃない。だって人生は長いんだもの。モリオ」
ケチと倹約は全くの別物!勘違いしがちな節約の落とし穴とは…
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