最近では「年金の減額決定の取り消し」を求め、年金受給者の提訴も各地で起きているほか、年金管理システムがサイバー攻撃に合い、基礎年金番号や氏名など125万件もの個人情報が外部に流出する事件が起こったりと、国に対する不信感は募る一方です。
「老後は年金だけでは暮らせない」ことが確実となった今、早めの対策で自分の生活を守るしかありません!
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老後も困らない支出の減らし方
家計を見直す時、もっとも大切なのは減らすことができないと考えられがちな「固定費」に目を向けることです。
固定費とは生活するために毎月必ず支払わなくてはならない「住宅ローン」や「家賃」、その他「生命保険料」や「新聞代」「電話代」などのこと。
ここからムダを見つけて省いていくことで、毎月の固定費は確実に減っていきます。
●住宅ローン
固定費の中でもっとも大きいのは住宅ローンですよね。
住宅ローンの負担を軽くするには「繰り上げ返済」が効果的です。住宅ローンのしくみについてですが、返済が始まった最初の何年かは返済額のほとんどが利息です。そしてもっとも「利息の軽減効果」を得られるのはこの時期。元金に対して利息の割合が大きいうちに返済して無駄な利息をカットしてしまいましょう。
また、ひと昔前なら繰上げ返済をするたびに手数料を取られていました。が、最近ではネット経由での繰り上げ返済なら手数料も無料でできる銀行が増えてきています。
返済の最低額も1円~10万円と少額でも返済できるようになりました。
実際にローン担当者に聞いた話ですが、手数料がかからないので家計の余剰金をちょこちょこ繰り上げ返済にあてる人が増えているのだそうです。
また繰り上げ返済には返済期間を短くする「期間短縮型」と、毎月の返済額を減らす「返済額軽減型」の2種類がありますが、得になるのは断然「期間短縮型」の方です。
毎月の金額が大きいだけに1年でも早く返済を終わらせることが肝心。
老後の生活のためにも退職時には住宅ローンが残っていないことが理想です。
●生命保険料
予期せぬ事故や病気になっても「保障」があれば安心です。
でも、心配だからといって不要な特約までつけていませんか?
じつは安い掛け捨て保険でも特約をつけると1万を超すこともあり、かえって赤字の原因になっていることもあるのです。
また定期的に保険の見直しをしていかないと、これもムダなお金を払い続けることになります。子供が生まれた時、子供の教育費にメドがついた時、住宅ローンを組んだ時、退職した時などライフステージに変化があったときはその都度保険を見直すことでムダな出費を抑えることができます。
当サイトでも保険見直しの必要性について解説していますので、是非参考にしてみてくださいね。
・年金破綻に備えてる?「100年安心プラン」の実態と保険見直しの必要性
●食費
食費の節約で失敗しやすいのは「衝動買い」と「ついで買い」。
スーパーの策略にはまらないよう自分のペースで短時間で済ませてしまいましょう。
当サイトでも食費がグンと下がる方法をいくつか紹介しています。
・【コスパ最強】あなたはどっち派?コストコvs業務スーパー!
・家計簿が苦手な人でも大丈夫!●●を眺めるだけでどんどんお金が貯まる方法
●新聞代
ネット環境が整っている今、わざわざ新聞を取らなくても、ニュースはネットでも読めますしテレビでも観られますよね。
月々3,000~4,000円を払ってまで取りつづける価値は、もうなくなってきたのかもしれません。折り込みチラシも見ることがなくなるので、衝動買いや無駄な出費を防げ一石二鳥です。
●電気代
意外と大きな節約ができる電気代。ここ数年電気代は上がり続ける一方ですよね。
でも工夫しだいで月数千円を減らすことは難しくありません。
その為には電気代が高い原因をしっかり把握した上で、つねに節電意識を持つこと。これだけでもかなりちがいます。
当サイトでも電気代をグンと下げる方法をいくつか紹介していますので、是非取り入れてみてください。
・電気代が高い原因はこれだった!使用量を減らさず料金を節約する裏ワザとは?
・今日から始められる!キッチン周りの電気代を安くする方法
●電話代(携帯代)
最近毎日のように話題に上がる「SIMフリー」。
SIMとは電話番号などの情報が書きこまれたSDカードのようなもので、携帯電話などの端末には必ず1枚入っています。
これがないと通話も通信もできません。
これまでは契約した携帯会社の端末でしか使えないよう制限(SIMロック)がされていました。これが制限解除されたため複数の端末で使えるようになりました。この「格安SIM」カードが爆発的に売れています。
メールやLINEなどがメインな方や、長時間Wifi環境が身近にある方には毎月数千円の削減が無理なくできるのでおすすめです。
当サイトでも携帯代の節約方法について詳しく解説しています。
・徹底コストカットの極意~携帯電話・通信費編~
家計の見直しは決して難しいことではありません。
ただ家計のムダを見つけ改善していくだけです。
前回は老後に必要な資金がいくらなのか65歳から90歳までの25年間の総支出の出し方を、今回は家計を効率的に節約する方法を紹介しました。
個人差はありますが、この方法を実践すれば年間20万近い節約も夢ではありませんよね。賢く節約して、いざというときに備えましょう。
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