一人一台スマートフォンを持っている時代といわれていますが、未だに固定電話やFAXを契約している人もいるのではないでしょうか。
なんとなく契約したままになっているかと思いますが、実際ちゃんと使っていますか…?
「使用頻度は少ないけど、なんとなく解約しないほうがいいと思って」
「親戚から年に数回、固定電話に連絡があるから…」
「子供の学校の連絡網のために解約せずにいる」
このような理由で解約せずにいる方も多いと思いますが、すっかり出番が少なくなった固定電話やFAXは正直なところ”なくてもなんとかなる”場合がほとんどです。
使っても使わなくても、固定電話は契約しているだけで年に2万円以上も掛かっていることをきちんと把握していますか?
固定電話は解約しても問題ない
なんとなく解約しないほうがいいといったイメージがある固定電話。
本当に契約しておいた方が良いのかどうか調べてみました。
クレジットカードの審査問題
昔は固定電話があるとクレジットカードの審査が通りやすいといわれていましたが、これは固定電話があると住所が確定し在籍確認がしやすいといった理由で有利になっていたのです。
しかし現在は固定電話を持たない人のほうが多いため審査に影響はしません。
子供の園や学校関連
役所や子供の幼稚園・小学校関係の書類に固定電話を記載している方もいると思いますが、実際に固定電話に連絡が来ることはほとんどありません。
特に幼稚園や小学校は民間業者に委託した一斉メールサービスを利用しているところがほとんど。
紙の連絡網は一応ありますが、共働き家庭も多くほとんどが携帯電話番号を記載しています。
固定電話でやり取りしている親戚がいる
実家や親戚など、年配の方との連絡手段に固定電を使用している人は解約しづらいかもしれません。
ですが掛けてもらう連絡先を携帯電話番号にしてもらうだけなので、絶対に固定電話がなければいけないといこともありませんね。
なんとなく持っていた方が良いといわれている固定電話、こうやって見てみるとそこまで必要ではないことがわかりますね。
中には固定電話がある=印象が良いというイメージを持っている人もいるようですが、固定の場合は転送サービスを利用しない限り、外出時にすぐに確認することもできません。
場合によっては帰宅するまで数時間放置してしまう、なんてこともあります。
その点、携帯電話なら掛けたい相手にすぐに掛けることができ、着信をすぐに確認できるので固定電話以上に信頼があるのではないでしょうか。
固定電話を解約すると年に2万円も節約できる
固定電話には以下の料金が発生します。
代表的なNTTの場合…
【初期費用】加入権 約3万円
【基本料金】1,700円
【通話料】一般電話宛て 3分:8円~80円 / 携帯電話宛て 1分:20円~40円
通話料は8円~と安くなっていますが、携帯電話宛てにかけると最低でも20円発生します。
そして使っても使わなくても基本料金が毎月1,700円発生するので、年間で2万円以上もかかっているのです。
今や必要性がほとんどない固定電話、これを機に思い切って解約し年間2万円浮かせてみませんか?
解約方法はとっても簡単。
契約している会社に連絡し、解約手続きを行います。
【NTT連絡先】
NTT固定電話からかける場合: ⇒ 116
NTT東日本へ携帯電話からかける場合 ⇒ 0120-116-000
NTT西日本へ携帯電話からかける場合 ⇒ 0800-2000-116
解約するデメリットとは
固定電話を解約した場合、いくつかデメリットも発生します。
FAXが使えなくなる
もしFAXを活用している場合、固定電話を解約することで使えなくなります。
受信はできませんが、送信のみならコンビニで1通50円程度で送ることができるので、送信回数によっては解約したほうが安くなりますね。
「固定電話はあまり使わないけど、FAXだけはどうしても使いたい」
このような人には「インターネットFAX」がおすすめです。
通常は電話回線を使いFAXを送受信しますが、インターネットFAXはパソコンやスマートフォン、タブレットなどから直接FAXを送信することができます。
外出先ですぐに確認することができるのでわざわざ自宅や会社に戻る必要もありませんね。
出力はプリントする必要がなくPDFになるので、FAX専用機や用紙・トナーなどを準備する必要もありません。
データはパソコン上で管理することができ、必要なデータだけ選んで印刷することもできるので、通常のFAXより大幅にコストカットできる点もメリットになります。
節約大全でおすすめしているのは「eFAX」
月々1,500円で150ページまで送受信が無料ででき、万が一のサポート体制も充実しています。
30日間無料トライアルができるので、試しに使ってみてはいかがですか。
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災害時の連絡手段が減ってしまう
災害時、携帯電話の場合は回線混乱が起きる可能性があります。
長時間にわたり連絡が取れなくなるので、どうしても不安になってしまいますよね。
固定電話の場合、実は災害時でも安定して連絡を取ることができます。
デメリットと呼ばれるのは以上です。
他には「留守番中の子供と連絡を取るために必要」といった意見などもありますが、それもキッズケータイや格安スマホを持たせれば良いのでいくらでもクリアできますね。
どうしても必要な場合はIP電話を検討してみては
それでもやっぱり固定電話が必要な場合、費用を節約するためにIP電話に切り替えてみてはいかがでしょうか。
IP電話は050から始まるインターネットを経由した通話方法。
メールのように声をデジタル化して届けるため、固定電話と同じように電話をすることができます。
イメージはスカイプやLINE通話と同じですが、異なる点は050から始まる電話番号を発行できるというところ。
そのため番号を知っている人であれば、固定電話や携帯電話からも連絡を受けることができます。
月々の基本料金が300円~と格安で利用できますが、IP電話にはいくつかデメリットもあります。
緊急通報が使えない
「119番」や「110番」などの緊急通報電話が使えません。
ただし最寄りの警察署や消防署の電話番号を控えておけば直接発信することができるので、控えておくようにしましょう。
フリーダイヤルなども発信不可
通話料が無料になる「0120」や、電話する側が通話料金を負担するナビダイヤル「0570」などにも発信することができません。
ただし携帯電話から発信すれば問題なくかけることができるので、発信先を分けて使うようにしましょう。
停電時は使用不可
固定電話は電話線から直接電気を供給しているので停電時でも使用できますが、IP電話は停電すると電源を確保できなくなるので使うことができません。
主なデメリットは以上となりますが、どれも携帯電話を持っていれば問題ありません。
費用を抑えたいけど固定電話は欲しい、自宅につながる電話番号が欲しいという人はIP電話を契約するようにしましょう。
固定電話を節約して固定費を節約しよう
契約しているだけで年間2万円は必ず掛かかる固定電話。
解約することでデメリットも発生しますが、どれも対策できるものばかりなので問題なければ解約し固定費を節約しましょう。
実は私の実家もセールスばかり来ていた固定電話を解約し、年間で2万円以上の固定費を節約できました。
必要な電話は両親の携帯電話に直接来るようになっているので、特に困ったこともありません。
むしろしつこいセールスがかかってこなくなりメリットと感じているところもあるようです。
ただし子供がいる家庭は、高学年になり子供同士で電話のやり取りをするようになると固定電話を使う機会が多くなるようなので、そのために費用が抑えられるIP電話に切り替えてみてはいかがでしょうか。
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