オール電化の家庭は乗り換えちゃダメ!電力自由化で登場した新プランとオール電化の相性を調べてみました

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あなたの家はオール電化を導入してますか?
年々増加しているオール電化の住宅ですが、エネルギーをすべて電気でまかなうので、もし電気料金の変動があると家計にダイレクトに影響します。

おりしも2016年4月から電力自由化がスタートすることで、いままでのように、“地域の電力会社としか契約できない”という状況が終わりを告げます。

これからは自分で電力の購入先と料金プランを選んで契約することになるわけですが、オール電化を導入している家庭にとってお得な電力会社やプランはあるのでしょうか。

今回はその点について解説します。


いまやこんなに増えたオール電化の家庭

冷暖房や料理、給湯など家庭のエネルギーをすべて電気でまかなうオール電化。
導入している家庭がいまではすっかり増えましたね。
2013年度に562万戸を突破し、すでに全戸数の1割を超えているんだとか。
なんと、2025年度には1000万戸を超え、全体の20%に達する見込みだそうです。

地方の一般家庭の家に生まれ育った僕にしてみれば、オール電化を取り入れてる住宅って昔はセレブなイメージがあったんですが、いまや単身用の賃貸アパートでさえオール電化のところもありますもんね。
ずいぶん時代は変わったものです。

ただ、そうやって一般層にも浸透したとはいっても、裕福な家庭ばかりではありません。
もし電気料金が大きく値上がりすると、オール電化でエネルギーをすべて電気でまかなっているような家庭は電気代の請求額がはねあがり、悲鳴をあげる方も続出するでしょう。

2016年に電力自由化がスタートすることで自分で購入先を選択できるわけですが、どうせなら料金の安いプランに切り替えたいと思うのが自然です。

では、オール電化を導入している家庭にピッタリな料金プランはどのようなものなんでしょうか?

実はすでに最もお得なオール電化の料金プラン

結論から言いましょう。

地域電力(東京電力や関西電力のこと)が従来から展開しているオール電化専用プランが、最も安く電気料金を抑えられます。

東京電力でいえば「電化上手」、関西電力でいえば「はぴeプラン」ですね。

電力自由化にともなって打ち出された新プランではなく、以前からあるこれらのプランのほうが、他のどの会社のプランよりもお得なんです。
同じ東京電力や関西電力の新プランよりもです。

「えっ、電力自由化って既存の電力会社より安いプランを用意している新規参入会社がたくさんあって、いままでよりお得になるものじゃなかったの?」

電力自由化について少し知識があれば、そんなふうに思っている方もいるかもしれませんね。

けっきょく新プランよりも従来のオール電化専用プランのほうがお得になってしまうのは、実は東日本大震災以来のある事情が関係しているんです。

原発が停止して深夜の発電コストが上がってしまった

原発の停止がどう電気料金と関係するのか。
それを説明するために、まずは火力発電と原子力発電の違いについて知っておく必要があります。

まず火力発電というのは、稼働のオンオフをその都度調節できます。
電気の需要の高い日中にフル稼働させ、逆に需要の低くなる夜間は停止するなどこまめな調整ができるんですね。

それに対して原発は、いったん稼働させたら昼夜を問わずずっと一定の働きを続けます。
頻繁にオンオフを繰り返すことができないんです。

つまり、原発が稼働していると需要の低い夜間に作った電力が余ってきます。
そして、たとえばオール電化の給湯システムであるエコキュートは、そのように電力量単価が低い夜中にお湯を作ることで、低額に抑えられた電気料金を実現できていたんです。

しかし、東日本大震災を機に国内の原発は停止し、コストの高い火力発電に頼ることになってしまいました。
そのため夜中に電気が余ることがなくなり、低い電力量単価を維持できなくなったので、各電力会社としてはオール電化のプランは割に合わなくなってしまったんです。

でも電力会社としては割に合わない既存のオール電化専用プランをやめるともいえないので、せめて新規の契約を減らすべく、震災以降はオール電化のCMの露出量をグンと減らしているというわけです。

電力自由化にともない、各社が魅力的な料金プランを提示していますが、ことオール電化に関していえば、上述のような理由で既存の電力会社のプランよりお得なものを提示できないという事情があるんですね。

結論 → すでにオール電化の家庭はそのままのプランで!

このように、オール電化の家庭にとってはけっきょく従来どおりのオール電化専用プランが一番お得ということになります。
すでにそれらを契約している方は、電力自由化スタート後も切り替える必要はないというのが結論です。

もっとも、これはあくまでも2016年3月現在の事情であり、今後原発が再稼働するなどして夜間の電力量単価を再び低く抑えることが可能になれば、従来プランより魅力的なプランが登場する可能性は多いにあります。

そうした新たな動きにしっかりキャッチアップしていくためにも、今後も引き続き当サイトをこまめにチェックしてくださいね。

エネチェンジを使って、自分の家にぴったりな電力会社をみつけよう



⇒ 電力自由化のその後とは・・・

⇒ 電力自由化ってなに?基本的情報~おすすめ会社はこちらでチェック


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モリオ

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車を持ってないのに車が好きな横浜在住30代男子。都市部では車は贅沢品!持たないことが節約なんです!…と買えない言い訳をこぼしつつ今日も役立つ情報をお届けします。

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