世の中には投資話が沢山転がっていますが、その多くが「投資は自己責任で…」とか「この投資は元本を保証するものではありません」などと小さく書かれています。
そう…投資には「絶対」とか「必ず」などはなく、あくまで損失が出ることを考慮して行う必要があります。
もし「損失はしたくない、けど資産は増やしたい…」というのであれば銀行の普通預金や定期預金に預ければよいと思うのではないでしょうか。
ですが、私のようなファイナンシャルプランナーに言わせるとそれも賢い選択とは思えません。
つまり経済がデフレ傾向で預金金利が少ない現状では、デフレに金利が追い付かずに現金の価値が下がってしまう可能性があります。
例えば100万円を1年間普通預金に預けても、もらえる金利は数十円程度ですよね。
それでも100万円はキープされているので損はないと考えますが、本当にそうでしょうか?
昨年100円で買えたものが今年は105円だったら、世の中は5.0%のデフレ状態。
そうなると100万円の価値も5.0%下がって、実質的な価値は95万円になってしまいます。
つまり額面上は100万円で変わらないのですが、実際の価値が下がってしまったのですね。
銀行の預金金利がデフレの進行と同等かそれ以上でないと、預金の価値は毎年下がることになります。
本来デフレ経済では一定の預金金利が担保されなくはお金の価値が下がってしまいます。
しかし現在の日本ではデフレ政策を国が推進しているにも関わらず、預金金利は超低金利でアンバランスな経済だと言えるでしょう。
このアンバランス経済対策として投資が重要なのですが前述した通り、投資には大きなリスクがあります。
またある程度の勉強を行わないと多額の資金を投資に回すことはできませんよね。
しかし、今回紹介する「dポイント投資」は 現金ではなくポイントを使った運用方法の一つです。
現金投資のリスクを減らしながら投資について勉強できるツールとし人気を博しており、さらに負けない投資法も利用できる優れものです。
また「dポイント投資」は携帯電話でお馴染みの「株式会社NTTドコモ」が提供する新しい投資の形。
これから投資を始めたいと考えている人にオススメしたいdポイント投資がどのようなものか見ていきましょう。
dポイントを原資に投資するからストレスフリーな投資ができる
まず今回のポイント投資に使う「dポイント」は楽天ポイントやTポイント、Pontaポイントと同じ共通ポイントの一つです。
このdポイントとはNTTドコモが運営する「dポイントクラブ」が提供するポイントで、ドコモのサービス以外にもコンビニやファミレス、カフェなどで獲得、利用することができます。
dポイントは基本的に1ポイントが1円として使うことができ、dポイント加盟店で「d払い(ドコモ払い)」として決済することで利用可能。
そしてdポイントを原資として投資体験ができるのが「dポイント投資」。
本来現金で行うべき投資をなんとdポイントを利用して簡単に行えるサービスだと考えて下さい。
dポイントはさまざまドコモのサービスを利用したり、加盟店でショッピングをしたりすることで簡単に貯めることができます。
つまり現金と比べて多少のリスクがあっても眠れなくなるような心配をすることはありません。
貯めたポイントを使うため例え投資が失敗して全てを失ったとしても、保有する現金資産には影響がなく安心して暮らすことができますよね。
このようにdポイント投資は投資の初心者であっても安心して始められる投資と言えます。
dポイント投資の概要を解説しましょう
dポイント投資はNTTドコモのサービスですが、実際に投資を行うのは「株式会社お金のデザイン」です。
このサービスの仕組みはとても簡単。
dポイント投資のサイトを開いてdポイントを「運用ポイント」に交換することで始めることができます。
運用ポイントに変換されたポイントは、株式会社お金のデザインが運営する投資信託の基準価格(投資信託の時価)と連動することで「運用ポイント残高」の変動が生まれます。
そして投資信託が値上りすれば運用ポイント残高も増え、値下がりするとポイントは減ってしまいます。
つまりイメージ的には株式会社お金のデザイン社の投資信託へdポイントを投資するイメージで、あくまでこれら投資信託の値動きと同じ動きをするというわけです。
また運用ポイント残高の引き出しは自由であり、いつでもdポイントに交換できるのでポイントとして利用したい時にも即座に対応可能なのが便利なところです。
【dポイント投資のイメージ】
1. dポイント獲得
2. dポイント投資サイトへログイン
3. サイトからdポイントを運用ポイントへ交換
4. 投資信託で運用
5. 運用益、運用損
6. 運用ポイントをdポイントへ交換
7. 引き出し(dポイントとして利用)
8. 1.に戻る(繰り返し)
このようにdポイント投資はdポイントを集めて運用ポイントに交換することから始まり、運用後にはdポイントへ戻して利用します。
仕組み自体は簡単なので、投資の初心者であっても問題なく使いこなせるでしょう。
dポイント投資で選ばなくてはいけない2種類のコース
投資と考えると難しいイメージがありますが、dポイント投資はあらかじめ投資するコースが決められており、2種類のコースから自分の投資のスタンスにあわせて選択するだけでOKです。
【dポイント投資のコース】
■ アクティブコース
■ バランスコース
アクティブコースは高い収益(リターン)を目指すコースで、比較的値動きが大きい金融商品に対して投資が行われています。
またバランスコースはアクティブコースと比較して安定した運用を目指す投資で、緩やかな値動きをする債権に比重を置くことで急激な変動を抑えることが目的の投資です。
積極的な投資はアクティブコース、安全性を求めるならバランスコースを選択しましょう。
それではこの2つのコースをもう少し詳しく見てみましょう。
アクティブコースは株式がメインの投資信託に連動
dポイント投資は株式会社お金のデザイン社が運営する投資信託の基準価格と連動しており、この投資信託が上下することでdポイント数も上下します。
アクティブコースは積極的に基準価格の上昇を狙うコースで、実際に連動している投資信託は「世界中の企業の株式に投資するETF」をメインに分散投資を行っています。
(*注)ETFとは上場投資信託のこと
株式会社お金のデザイン社が提供する投資信託は「THEO投信」の名称でいくつかの種類がありますが、アクティブコースで連動しているのは以下の投資信託です。
■ THEOグロース・AIファンド(世界の株式中心)
■ THEOグロース・ファンド(世界の株式中心)
グロースとは「成長」を意味しており、「グロース・ファンド」は成長している企業に対して積極的な投資を行う投資信託。
つまり積極的に成長企業に対して投資を行い、利益を狙う投資信託であると言えます。
それでは実際に投資している上位3つのETFを見てみましょう。
1. VANGUARD FTSE EUROPE ETF
2. VANGUARD MID-CAP VALUE ETF
3. VANGUARD VALUE ETF
(*注)VANGUARD(バンガード)社はアメリカのペンシルベニア州に本社のあるファンド運用会社。VANGUARDが付いている商品はVANGUARD社が運用しているETFです。
これらは世界の株式に投資するETFで日本よりもヨーロッパや北米への投資が多い商品です。
この組み入れ状況から考えても積極的な運用を目指していることが解ります。
ただし積極的な運用はリスクが高いことも忘れないで下さい。
特に海外の投資は株式市場の影響だけでなく、為替の影響も受けることで暴落することも珍しくありません。
アクティブコースは暴騰と暴落の可能性が高いコースだと認識しましょう。
バランスコースは債券中心の安定した値動きを目指すコース
アクティブコースに対してバランスコースは債券投資がメインのETFに投資する、安定した値動きを目指した運用コースです。
それでは実際にTHEO投信で連動している投資信託を見てみましょう。
■ THEOインカム・AIファンド(世界の債券中心)
■ THEOインカム・ファンド(世界の債券中心)
インカムとは「インカムゲイン」を主な収益に充てる投資信託。
インカムゲインは債券や株式等の利子や配当金などです。
つまりこれら商品は世界の債券へ投資して、定期的に受取る配当益を投資信託の利益にしている商品です。
債券は国(国債)や企業の資金調達(社債)のための借入書のようなもので、利子を支払うことで市場から借入を行います。
日本でも「個人向け国債」が有名ですが、これも国が発行する債券にあたります。
債券は借入の満期まで保有することで額面の全てが返還されるのが基本であり、満期まで保有すれば値下がりすることはありません。
つまり10万円の債券を購入して満期が5年であれば、5年後には10万円が償還されます。
またその5年間に定期的に支払われる利子も受取ることができます。
ただし債券であっても満期前の売買では額面価格が割れてしまったり、為替の影響で実質的に値下がりしたりすることはよくあることです。
例えばドル建ての債券を1ドル120円で100ドル分購入した場合、購入金額は12,000円です。
しかし債券の償還(満期)の際に1ドル100円と円高状態になった場合、100ドルが満額返還されても日本円で10,000円しか返ってこない計算になります。
これでは2,000円の損失になってしまいますね。(利子を考えない場合)
特に海外の債券は安全で配当がよい反面、為替の影響を受けやすいことがリスク要因。
債券メインのバランスコースであっても安全ではないことを覚えておきましょう。
それでは実際に投資している上位3つのETFを見てみましょう。
1. ISHARES IBOXX INVESTMENT GRA
2. ISHARES 7-10 YEAR TREASURY B
3. ISHARES MBS ETF
(*注)ISHARES(アイシェアーズ)はアメリカのニューヨーク州に本社のあるBlackRock社が運用するファンド商品。ISHARESが付いているETFはBlackRock社が運用しているETFです。
債券は安全との意識が高いのですが、ISHARES のように海外の債券に対して投資する以上はリスクを避けることはできません。
アクティブコースよりは値動きが少ない程度との認識が正しいです。
またバランスコースでは投資を行う各国の金利水準に合わせた運用を目指しているので、年間で3.0%~5.0%程度の資産成長を目標としているようです。
dポイント投資はドコモユーザーでなくても大丈夫!
実際にdポイント投資を始めるにはどうしたらよいのでしょうか?
なかには「私のスマホはドコモでないのでdポイント投資はできない」と誤解している人もいますが、そのようなことを心配することはありません。
dポイント投資を始めるには誰でも作れる「dアカウント」を作ることからスタートします。
dアカウントはドコモの「dポイントクラブ」のアカウントで、これを作ることでdポイントクラブに加入することに。
入会はとても簡単でdアカウントやdポイントクラブのサイトから、必要事項を入力するだけで即時入会することが可能です。
そしてdアカウントが発行されたらそのアカウントを使って、dポイント投資のサイトへログインして投資を開始することになります。
【dポイント投資を始める流れ】
1. dポイントクラブのホームページでdアカウントを作成する
2. 作られたアカウントのID、パスワードでdポイント投資のサイトへログイン
3. 投資コースを選択
4. 投資するポイントを設定
5. 自動的に投資が開始
とても簡単なステップなのでドコモユーザーでない人も、ぜひdアカウントを作ってdポイント投資を体験してみましょう。
dポイントを貯めるためにはどうすればいいの?
当たり前ですがdポイント投資の準備はできてコースも決めたけど、投資の原資となるdポイントがないと始めることはできません。
dポイント投資では最低の投資ポイントが100ポイント単位と決められているので、100ポイント、200ポイント、300ポイント…を保有していないとせっかくの準備が水の泡になってしまいます。
実はdポイントを貯めるにはいくつかの方法があります。
■ ドコモの携帯電話(スマホ)を使用
■ ドコモの光回線を利用すること
■ dカード(クレジットカード)の利用
■ dマーケットの利用
■ d払いサービスの利用
■ 街のショップの利用でポイントカードを提示すること
■ 他社のポイントとの交換
dポイントはもともとドコモの携帯電話のポイントなので、ドコモのサービスを利用している人は自然にポイントが付与されます。
ドコモユーザーの中には「気がつかない間にポイントがたくさん貯まっていた」…なんてこともありますよね。
しかしドコモユーザーでない人はどのようにしてdポイントを集めればよいのでしょうか?
ドコモユーザーでない人にはインターネットショッピングモールの「dマーケット」で買い物をするのがオススメの方法。
またdポイント加盟店である実店舗を利用して、支払時にdポイントカードを提示することでポイントを貯めることもできます。
現在dポイントが受け取れる主な加盟店を紹介します。
■ ローソン
■ やまや
■ タワーレコード
■ 高島屋
■ ノジマ電気
■ ジョーシン電気
■ 東急ハンズ
■ いきなりステーキ
■ マツモトキヨシ
■ クスリのアオキ
■ オリックスレンタカー
■ その他多数
これらのショップでは各々に還元率に違いがあり、「100円の利用で1ポイント(1.0%還元)」「200円で1ポイント(0.5%還元)」などがありますので、還元率のよいショップを利用した方が効果的ですね。
またポイント交換も効率よくdポイントを集めることのできる方法。
現在dポイントと交換できる他社ポイントを見てみましょう。
■ JALマイレージ
■ PONTAポイント
■ イオンときめきポイント
■ 三井住友カードワールドプレゼント
■ JCB Oki Dokiポイント
■ MUFG CARDグローバルポイント
■ その他多数
dポイントは持っていないけど他社のポイントは持っている人は、交換することですぐにdポイント投資を始めることができます。
dポイントを貯める方法はこちらのページをどうぞ
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dポイントカードを作るならdポイントクラブアプリがオススメ
dポイント加盟店を利用する際にdポイントカードを提示すれば、支払金額に対してのポイントが還元されます。
例えばコンビニのローソンではdポイントカードを提示することで、100円ごとに1ポイントを受取ることができます。(1.0%還元)
dポイントカードはクレジットカードのdカードに搭載されていますが、クレジットカードを保有していない人は専用の「dポイントカード」や「dポイントクラブアプリ」を利用することも可能。
特にdポイントクラブアプリはカード本体を保有する必要はなく、あくまでスマホアプリにデジタルカードを表示させることができるので便利です。
dポイントクラブアプリはdポイントクラブのホームページからダウンロードしたり、スマホのアプリ検索で「dポイントクラブ」と検索したりすることで簡単に見つけることができます。
ダウンロードしたら自分のアカウントでログインして必要事項を入力したら、右端のカードアイコンをタップしたらバーコードの会員カードが表示されます。
あとは加盟店で支払いを行う際に、その画面を提示してポイントを貯めましょう。
大きくdポイントを集めたいならdカードがオススメの理由
dカードはドコモが発行するクレジットカード(クレカ)ですが、dポイントを集めるには最適な機能を搭載しています。
【dカードの種類と概要】
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dカードは年会費が無料の一般カードですが、100円の利用で1ポイントが還元されます。
dポイント加盟店で100円を利用することで、加盟店ポイント1ポイント、クレジットカードポイント1ポイントの合計2ポイントを受取れます。(還元率2.0%)
さらに加盟店の中には特約店が含まれており100円で2ポイント以上の還元を行っているショップも多く、例えばスターバックスではスターバックスカードにチャージすることで100円ごとに4ポイントものポイント還元を実現。
さらにdカード GOLDには凄い特典が付いています。
dカード GOLDは年会費が少々高いイメージがありますが、ドコモユーザーがdポイントを集めるには最強の機能を備えたクレカと評判です。
注目すべき特典は「ドコモ利用で10.0%のポイント還元」サービス。
つまりドコモのケータイ(スマホ含む)やドコモ光の利用料をdカード GOLDで支払った場合、なんと10.0%ものポイント還元が行われるのです。
スマホ代で月に1万円、ドコモ光で5,000円としたら年間で18万円の支払いで、ポイント還元は18,000ポイントになります。
また特約店サービスなどはdカードと変わらないので、ドコモユーザーはぜひdカード GOLDを利用して、dポイント投資の原資を集めて下さい。
dカード&dカード GOLDについてはこちらのぺージをどうぞ
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⇒dカード公式ページはこちら
⇒dカード GPLD公式ページはこちら
dポイント投資は「後出しじゃんけん」で負けないとの噂は本当?
dポイント投資の魅力は投資の初心者が手軽に始められることだけではありません。
実は投資を長年行っているベテランにとっても注目されている投資になっています。
その秘密は「dポイント投資の変動が毎日(投資信託の取引がある日)17時ごろに切り替わる」こと。
これがどのくらい凄いことかすぐに気が付く人は、投資経験のある人で初心者には何のことだか解らないかもしれません。
本来株式などの投資商品はリアルタイムで値動きがあり、それを予想することで売買を行います。
株式の値動きを予想することは難しく「上がると思って購入したら下がった」「下がると思って売却したら上がった」などは日常茶飯事。
しかし予め値動きが解ればどうですか?
値動きが解っていれば投資で負けることはなく、連戦連勝、無配になることも夢ではなくなります。
そこで注目したいのがdポイント投資では17時ごろに価格の改定を行う点。
規約では17時まではdポイント投資の出し入れはリアルタイムで行うことができます。
そうなるとその日の市場の値動きを見ることで、17時までに「上昇する日?」か「下落する日か?」をある程度の確率で予想することが可能です。
予想が上昇と出たらdポイントを全て投資し、下落と予想したら全てを引き出して投資額を0にします。
こうすることで効率的で負けない投資ができることになります。
値動きの方向を調べるには実際に投資しているコースを確認する
それでは初心者がどのようにして値動きを予想すればよいかを説明します。
まず重要なのはアクティブコース、バランスコース共に海外への投資を中心に行っている点です。
そうなると海外の株価指標が重要で特にアメリカのNYダウ、ナスダック指数などが大幅に値上がりしている場合には、dポイント投資も値上がりする確率がグンと高くなります。
その意味では海外の経済指標を見て判断することは大切ですね。
しかし17時までリアルタイムで出し入れすることが可能なので、慌てないで日本の株式市場を見ることも重要。
特に為替が大きく円高に動いている場合には、暴落する可能性があるので注意して下さい。
【後出しジャンケンの流れ(上昇局面)】
1.午前中にTHEO投信で運用しているETFの値動きをチェックする
2.大きく上昇している場合には円/ドルの為替の状態をチェックする
3.大きな円高に向かっていないことを確認できたらその日の日経株価指数をチェック
4.15時の終値の日経株価を確認して上昇局面を最終確認
5.17時までにdポイント投資のサイトにログインしてアクティブコースで投資を行う
【後出しジャンケンの流れ(下落局面)】
1.午前中にTHEO投信で運用しているETFの値動きをチェックする
2.大きく下落している場合には円/ドルの為替の状態をチェックする
3.大きな円安に向かっていることを確認できたらその日の日経株価指数をチェック
4.15時の終値の日経株価を確認して下落局面を最終確認
5.17時までにdポイント投資のサイトにログインして全ての投資を引き上げる
この例はあくまで簡単な流れでイメージ程度に思って下さい。(全ての項目をチェックする必要がない場合もあり、人により様々な判断方法があります。)
ただし一番大切なのはTEHO投信で実際に運用されている「ETFの流れ」と「為替の方向」です。
ここはしっかり覚えておきましょう。
dポイント投資ではブログ形式で毎日の予想を開示している投資家も多いので、それを見て参考にするのもよいでしょう。
しかし投資はあくまで自己責任。
負けない投資法であっても自分の解釈によって勘違いが起きたり、引き下ろしたつもりでしていなかったりすることもあります。
責任を持って自分で判断することが大切です。
dポイント投資のルールが改正され上限が付けられた
dポイント投資は毎日17時までに値動きを判断できることから、一定の経験を積むことで負けない投資が可能です。
これはドコモや株式会社お金のデザイン社「投資を身近に考えて貰いたい」との思いがあって実現されたシステム。
つまりあくまで初心者が投資を始めるにあたっての勉強の機会として始まったサービスです。
しかし負けない投資がベテランの投資家にも注目されることで、多額のポイントを運用する強者も現れました。
そこでドコモは2018年12月から新たに一定のルールを設けることで、多額のポイントを一回で運用できない仕組みを開始しました。
【2018年12月17日以降の改正ポイント】
■ 1日に追加可能なポイントの上限が2,000ポイントまで
■ THEO+docomo利用者は10,000ポイントまで
今回の改正では1日に追加できるポイント数を2,000ポイントに制限しており、それ以上のポイントを追加することはできません。
この改正により2,000ポイント以上を運用している人は値動きが下がると判断して全額を引き下ろしたら、次に投資する際には1日2,000ポイントの上限があることで全てを再投資することができなくなりました。
改正前までは値上がりが予想された日には全保有ポイントをアクティブコースに投資するのが基本でしたが、そのポイント数に上限ができてしまったのですね。
つまり「値下がりでは全額解約、値上がりでは全力で投資」との戦略が、「値下がりでは全力で解約、値上がりでは2,000ポイントだけ購入」になってしまいました。
例えば10万ポイントを保有している人が、5%の値上がりチャンス局面に今までは全額投資で5,000ポイント(10万ポイント×5%)を貰えたのが、2,000ポイントしか投資できないので100ポイント(2,000ポイント×5%)しか増えない計算になります。
5,000ポイントが100ポイントに…これは少し厳しい改正でしたね。
THEO+docomo利用者の特典は1万ポイントの上限
今回の改正ポイントの2つ目は「THEO+docomo利用者は10,000ポイントまで」です。
THEO+docomoは1万円から始められる積立式の投資で、株式会社お金のデザイン社が提供する投資サービス。
攻めすぎず、守りすぎない「リスクを抑えたバランス型の資産運用」を掲げた積立投資で、スマホから簡単に申込むことができる投資信託です。
THEO+docomoの特徴は以下の「3つのおまかせ」にあります。
【1. おまかせで資産運用】
運用はTHEOのAI(人工知能)が行うので全てを任せることができます。
利用者は入金するだけで後はTHEO+docomoが徹底した分散投資を実現して、リスクの少ない投資を実現させます。
【2. dポイントが貯まる】
THEO+docomoで運用している預かり資産により、毎月dポイントを受取ることができます。
ポイントは1万円ごとに毎月1ポイント貰うことができるので、残高が50万円なら毎月50ポイント、年間で600ポイントが受け取れます。
さらにドコモ回線を利用しているユーザーは、ポイントが1.5倍になるので残高50万円で毎月75ポイント、年間で900ポイントが貯まります。
【3. おつり積立ができる】
予め設定した金額よりも少ない金額で買い物を行った場合に、そのおつり分を自動的にTHEO+docomoの積立に回す機能が「おつり積立」。
これはdカードの機能ですが例えば500円に設定した場合に、400円のコーヒー代金をdカードで支払ったとします。
おつりとして100円が発生しますので、これを積立に自動的に回すことになります。
意識しないで積立ができるので気が付かない間に投資ができてしまう機能ですね
このようにTHEO+docomoは簡単に投資が行える新しい投資システム。
そしてTHEO+docomoの利用者は、dポイント投資の制限が1日10,000ポイントと5倍にアップします。
dポイント投資とTHEO+docomoを併用することで、今回の改正も若干ですが緩和させることができるようです。
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dポイント投資のメリットとデメリット
dポイント投資のメリットを考えるとまずは簡単に投資を始められるところでしょう。
現金ではなくポイントを原資として投資を行うので、ゲーム感覚で投資を体験することができ下落しても大きなストレスにはなりません。
投資初心者で大金を投資した場合では、値動きが気になって夜も眠れないことがありますが、このような心配はdポイント投資において関係のない話です。
心が穏やかであることで、焦らずにゆっくりと投資を勉強することも可能になりますね。
またコースがアクティブとバランスの2種類しかなく、解りやすいのも大きなメリット。
「積極的に運用を行いたい」「比較的安定した運用を目指したい」などのニーズも対応が取れており、個人のスタンスで投資を行うことができます。
そして最大のメリットが後出しじゃんけんができること。
これは世の中の投資にはない画期的なルールで、一定程度の投資経験を積むことで負けない投資も夢ではありません。
私も投資を始めた当初には「明日の新聞が今届けばいいのになぁ」と思うこともしばしばありました。
明日の新聞が今見られるのなら株取引で負けることなどありませんから。
それに近い状況がdポイント投資にはあるのですから驚きですよね。
もしかしたらこれはメリットを通り過ぎて「ズル」の範疇かもしれません…
しかしドコモさんは太っ腹ですね。
次にデメリットを考えてみましょう。
デメリットはやはり昨年12月の改正にある「1日の上限が2,000ポイントまで」の部分になります。
それまでは制限のなかった一日のポイント投資量が2,000ポイントまでに制限されたのですから、これは非常に残念な改正です。(世間では改悪と呼んでいますが仕方がないですね)
THEO+docomoの利用者は5倍の10,000ポイントまでが1日の制限ですが、それでも1万円相当額なので多いとは言えません。
太っ腹すぎて無理があったのかもしれませんが、今回の改正はデメリットになると考えます。
アクティブとバランスを切り替えることでデメリットを解消
今回の改正によりデメリットが生まれたdポイント投資ですが、対処法として有効な方法を少しだけ紹介します。
【THEO+docomoを少額利用する】
まずは正攻法ですがTHEO+docomoを利用することで、1日10,000ポイントまでdポイント投資が利用できます。
THEO+docomoは1万円から利用できるので、最小額でサービスを利用することで条件は達成されます。
THEO+docomoも投資ですが引き下ろしも簡単にできるので安心して入金できます。
また投資方針を「安定運用」にすることで大きな下落を避けることも可能です。
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【アクティブとバランスを切り替える】
大量のポイントを運用しているケースでは一度全てを下ろしてしまうと、また全てを投資するのは難しくなります。
例えば10万ポイントを運用していて下落が予想されることから全てを引き下ろした場合、10万ポイントの全てを再度投資するには50日かかります。(上限2,000ポイントの場合)
そうなると現実的には後出しじゃんけん作戦は実行できなくなり、少数ポイントでの運用になってしまいます。
そこでアクティブとバランスの切り替えで対応すれば、引き下ろさずに運用を続けることが可能。
つまり値上がりが予想される日にはアクティブコース、値下がりが予想される日にはバランスコースにコースを変更します。
dポイント投資ではコース選択は1つしかできないので、コースの切り替えは全資産が対象。
値下がりが予想される日はバランスコースも値を下げますが、アクティブコースほどの値下がりはありません。
また値上がりが予想される日にアクティブコースに切り替えると、その値下がり分を超える値上がりが期待できます。
この方法なら大量のポイントを保有していても効率よく運用することができます。
ただしバランスコースであっても値下がりはするので、改正前の利回りは期待できないことを覚えておきましょう。
【アカウントを複数作る】
dポイントクラブではアカウントの数に上限がなく、1人で複数のアカウントを作ることが可能になっています。
そこでアカウントをいくつか作り、それぞれのアカウントでdポイント投資を行います。
一つのアカウントで1日2,000ポイントが上限なので、5アカウントで10,000ポイント、10アカウントで20,000ポイントが1日の上限になります。
ただしその分のアカウントを管理する手間が発生しますので、時間がある人しか使えない方法かもしれませんね。
スマホで簡単に運用成績が見られるから楽しく始められる
いかがでしたか?
dポイント投資は初心者でも簡単に始められる投資として最適な商品だと思います。
また投資を開始したらポイント投資のホームページで簡単に運用状況を確認することもできるから、どこにいてもポイントの増減を見ることができます。
また自分で値動きを予想して後出しじゃんけん作戦を実行するのもよいでしょう。
後出しじゃんけん作戦は単にポイントを増やすことが目的ではなく、投資を学び値動きの予想を勉強するきっかけになります。
きっとdポイント投資の値動きが予想できるようになったら、本格的な投資にチャレンジしても大きな損失を受けることはなくなるでしょう。
さっそくdアカウントを作成してdポイント投資を始めてみましょう。
おっとその前にdポイントを集めることを忘れずに!
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