近年、さまざまなサービスがポイント投資を提供しています。
有名どころだと楽天証券のポイント投資やdポイント投資があります。
しかし、私タカノツメ、どちらにも無縁な人生を送っております。
ノー楽天、ノーdポイントでございます。詰みました。
しかししかし!
ある日、節約大全ライターの腐女子…もとい富女子(見習い)のaki嬢がグイグイ前のめりにこんなことを言ってきたのです。
タカノツメさん、セゾンカード持ってましたよね?持ってましたよね?セゾンにもポイント投資あるんですよ。やりません?やりますよね?ね?ね?
なに、セゾンのポイント投資??
たしかにセゾンの永久不滅ポイントなら多少なりとも貯まっています。
とはいえ、なにもわからずに始めるわけにもいかないので、あれこれ調べてみると、いろいろなことが見えてきました。
そこで今回は、
- セゾンの永久不滅ポイント運用サービスについて
- やるべきか否か
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をテーマにお送りします。
永久不滅ポイント運用サービスとはなにか
セゾンカード(セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード、クラブ・オン/ミレニアムカード セゾン、など)を利用することで1,000円につき1ポイント貯まる永久不滅ポイント。
こちらを利用したポイント投資が『永久不滅ポイント運用サービス』です。
セゾンカードを利用しているユーザーであれば誰でも簡単に始めることができ、セゾンカードの会員ページである『Netアンサー』にログインし、メニューを選択するだけで始められます。
⇒ セゾンカードインターナショナル公式サイトはこちら
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運用は永久不滅ポイント100ポイント(10万円利用分。チャージは100ポイント単位)からスタートが可能。
ゼロポイントから貯めるとなれば少し時間がかかるかもしれませんが、普段使いしている方であれば比較的簡単に貯まります。
例えば携帯料金と光熱費の支払いをセゾンカードにすることで、大体2万~3万円、つまり月々20~30ポイント貯めることができます。
これからセゾンカードを作って始めるという場合は、早くて3ヶ月、目安としては半年で運用開始できるというイメージです。
もちろん、すでにポイントが貯まっている場合はそのポイントを使って今日から運用がスタートできます。
ポイントを使って行うので現金が増えたり減ったりはしないのでリスクゼロ!と言いたいところですが、ポイントがゼロになる可能性があることは覚えておきましょう。
コースは大きく分けて2つ
楽天のポイント運用やdポイント投資はいわゆる投資信託しかできませんが、セゾンの場合、投資信託と株式投資の2種類から選ぶことができます。
投資信託とは…
ザックリ言うと、プロにお金を預けて、自分の代わりに運用してもらう金融商品のこと。
もっと詳しく知りたい方はこちらのページで解説しています。
[SaLinkDesigner id=6885 layout=horizontal target=none]https://ecoeco-taizen.com/increase/investment/trade-stocks/28771.html[/SaLinkDesigner]
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投資信託コース
4つの運用コースから自分が好きなコースを1つ選ぶことができます。
選べるのは以下の4コース。
コース名 |
概要 |
日本株(TOPIX)コース |
東証株価指数に連動するコース |
アメリカ株(VOO)コース |
米国市場の主要500銘柄(大型株)の株式指数に連動するコース |
アクティブコース |
外国株式・外国債券を中心に積極的にプラスを狙うコース。 |
バランスコース |
国内債券を中心に安定的な運用を目指すコース。 |
日本株(TOPIX)コース
コース名の通り、日本株(TOPIX)と連動するコースです。
投資に興味があれば、「東証株価指数」と「日経平均株価」のいずれも耳にしたことがあると思いますが、どういった違いがあるかまではわからない方もいると思うので簡単に説明します。
まず比較的よく聞く日経平均株価ですが、こちらは東証1部上場会社のうちの「225銘柄」を対象銘柄としています。
一方で、東証株価指数(TOPIX)は東証1部「全銘柄」が対象銘柄となっています。
もし、しっかりと値動きを見てから始めたいという場合は、日経平均株価ではなく、東証株価指数(TOPIX)を見る必要があるので注意しましょう。
アメリカ株(VOO)コース
VOOはアメリカ版日経平均株価とイメージしていただくとわかりやすいと思います。
アップルやマイクロソフト、アマゾンなど、アメリカの500銘柄で構成されています。
アメリカ株全体の動きで運用ポイントが増減します。
アクティブコース
外国株式・外国債券を中心に運用が行われ、年15.0%程度変動する可能性があるコース。
年15.0%程度の変動というのは15.0%程度増える可能性があるということとい、一方で15.0%減る可能性があるということです。
最低の100ポイントで始めたとしたら、年間で15ポイント前後増減が見込まれるということです。
バランスコース
アクティブコースが攻めだとすれば、バランスコースは守り。国内債券が運用の中心となり、年間3.0%程度の変動が見込まれます。
100ポイントの場合、3ポイント前後の増減。プラスが少ないですが、マイナスも少ない安定コースとなります。
それぞれのポイントはマネックス・セゾン・バンガード投資顧問(株)が運用する投資信託の価格に連動して増減します。
人気のコースは?
人気のコース=増えるコースというわけではありませんが、どのコースを選んだらいいのかわからない!という声もあると思います。
クレディセゾンが2018年3月30日に発表した資料によると、「日本株(TOPIX)コース」と「アメリカ株(VOO)コース」との運用割合は 4:6とのことです。
アクティブコースとバランスコースについては触れられていないのでここの利用者はわかりません。ガッツリ増やしていきたい!という場合はアクティブコース、地道でもいいから…という場合はバランスコースを選択するという感じでしょう。
「アメリカ株(VOO)コース」の利用者が多いのはシンプルにアメリカ株に興味がある、もしくはアメリカ株への投資を手軽に楽しめるからといったところでしょう。
リーマンショック後の2009年6月に底打ちして以来、景気拡大が継続している、つまりアメリカ株は落ちないという考えが関係している可能性もあります。
アメリカ株はすべての証券会社で取引できるわけではなく、マネックスやSBI証券、楽天証券といった限られたところしか対応していません。そういった点からもせっかくポイントがあるなら、と選んでいる方もいそうです。
永久不滅ポイント運用サービスはやるべきか
冒頭でも書いたように始めるならいろいろと調べてからにしよう、ということで実際に運用している人の情報を調べてみました。
こういうのは自分も運用してみました!がいいのはわかっているんですよ。
ですが、事前に調べて見たことでいろいろなことが見えてきました。
2年間運用したら…
今回、事前に調べて参考にさせていただいた方は、29,800ポイント(1ポイント5円相当なので、149,000円相当の運用)を2年間運用して1,072ポイント(5,360円相当)増えたとのこと。
つまり、1年で536ポイント(2,680円:1ヶ月約223円)増えたことになり、年利1.79% という計算になります(もちろん、それぞれの年で運用実績は異なりますが、わかりやすく平均で算出)。
2019年1月現在、普通預金の利率は0.001%なので、利率はかなり高いといえますね。
年利0.001%で付く利息はこの程度
100万円預けて1年で10円、1億円預けても1年で1,000円しか利息がもらえません。
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また、1,072ポイントを貯めようとすると、永久不滅ポイントは1,000円で1ポイントもらえるので、1,072,000円(1年につき536,000円)分)使う必要があるということになります。
そのことを考えるとかなり魅力的ですよね。
ただ、もしこれを見て「すごい!今すぐやろう!」と考えた場合、少し冷静になってください。
今回の例は29,800ポイント、つまり2,980万円利用して貯めたポイントで運用した場合です。
さすがにそれだけの金額を利用するなんてことは普通に生活していたらないですよね。
『クレジットに関する消費者向け実態調査(平成29年11月7日版)』によると、クレジットカードによる平均支払い額は5.8万円とのことなので、単純計算年間で696,000円となり、1年で貯まるポイントは696ポイントぐらいということになります。
そのポイントをすべて使って先ほどの運用結果(年利1.79%)が出るとした場合、年間で12ポイント(12,000円利用相当)しか増えません。
これ、本当に魅力的ですか…?
もっと増やしたいなら株式コース…?
永久不滅ポイント運用サービスは投資信託コースのほかに株式コースがあります。
こちらは実際の株価に連動してポイントが増減するコースとなっており、投資信託みたいな人任せではなく自分で運用するぞ!という方向けのコースです。
自分で売買のタイミングを計ることになるので、完全に自己責任となりますが、株価を分析して売買できるので、上手くいけば大きなリターンを見込めます。
ただし、いくつかデメリットがあるので、事前にそこを把握しておく必要があります。
手数料が高い
まず最大のデメリットを挙げておくと手数料が高い。これです。
投資信託コースの場合、そのまま永久不滅ポイントで運用できるのですが、株式コースの場合、永久不滅ポイントをストックポイントに変えなければいけません。
ポイント交換あるあるですが、なんちゃらポイントをほにゃららポイントに交換というと、それぞれの価値が違うので、いまひとつどれだけの損得があるかが見えません。
今回の主役となるポイントの価値は以下の通り。
永久不滅ポイント:1ポイント5円相当
ストックポイント:1ポイント1円相当
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ここから先はポイントと一緒に円換算した場合いくらになるかも併記していきます。円にすれば同等の価値で考えられますから!
永久不滅ポイントをストックポイントに交換する場合、永久不滅ポイント1ポイント(5円)につきストックポイント4ポイント(4円)に交換できます。
つまり、1ポイント交換毎に1円の手数料が取られることになります。
永久不滅ポイントを100ポイント換えようとした場合、400ストックポイントになるので数字上は増えたように見えますが、円換算すると100円取られているということです。
仮に参考にさせていただいた方の29,800ポイントをすべて交換した場合、29,800円もの手数料を取られることに…
さらに!
永久不滅ポイントに戻すときは、ストックポイント5.1ポイント(5.1円)が永久不滅ポイント1ポイント(5円)という交換レートになります。
つまり、永久不滅ポイント1ポイントにつき、0.1ストックポイント(0.1円)が手数料として取られるということ。
よくわからなくなってきたと思うので、わかりやすく表にまとめます。
入金(永久不滅ポイント→ストックポイント) |
1ストックポイントへの交換につき1円の手数料が掛かる |
出金(ストックポイント→永久不滅ポイント) |
1永久不滅ポイントへの交換につき0.1円の手数料が掛かる |
つまり…
永久不滅ポイント1ポイント獲得につき、往復で1.1円分の手数料が取られるわけです。
永久不滅ポイントを10ポイント増やそうとすると、51ストックポイント増やさなければならないということです。
【目標】
永久不滅ポイント10ポイント(50円)
【入金(永久不滅ポイント→ストックポイント交換)手数料】
永久不滅ポイント1ポイント(5円) – ストックポイント4ポイント(4円)=1円
【出金(ストックポイント→永久不滅ポイント交換)手数料】
ストックポイント5.1ポイント×10(51円) – 永久不滅ポイント1ポイント×10(50円)=1円
【実質獲得金額】
50円 – 2円 = 48円
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これを見ると永久不滅ポイントは10ポイント獲得できていますが、円換算すると往復で2円分の手数料が取られていることになります。
2円程度…なんて思うかもしれませんが、実際に売買となるとそんなに単純な話ではありません。
こちらは次の項目で詳しく解説します。
扱っている銘柄が3銘柄のみ
2019年2月時点で日本で上場している銘柄は3,650ありますが、株式コースで取り扱っているのは、以下の3銘柄のみ。
- カルビー(2229)
- 日清食品ホールディングス(2897)
- ホンダ(7267)
※括弧内は銘柄コード
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株式投資を経験している身としては、たった3銘柄…? という感じです。
おそらく、同じく株式投資経験者であれば同じ感想を抱くでしょう。
クレディセゾン曰く「対象となる株式銘柄は、「ポイント運用サービス」をご利用いただいているお客様へのアンケート結果をもとに選定いたしました。」とのことですが、とりあえず少なすぎやしないか、と思うわけです。
ともあれ、実際の株価に連動するので、基本的には通常の株式投資と考え方は同じです。
ただ、投資できる金額の規模が異なります。
少々寄り道になりますが、あまり株のことをよく知らないという方のために簡単に仕組みを解説します。
株式講座をわかっている方は次の講座にスキップ!
ミニ講座【株式投資の仕組みを簡単に解説】
株式投資は100株を1口とする取り決めがあります。
例えば、カルビー(2229)の株価が3,300円だとしましょう。これが1株の価値、つまり1株買うのには3,300円が必要ということになります(実際には手数料が掛かりますが、ここでは除外します)。
ですが、先ほど書いたように100株単位でしか株は買えないので、3,300 × 100 で330,000円が最低でも必要になります。
次に、利益がどう出るか、です。
いま3,300円で株を買ったので、これより1円でも上がってくれれば利益が生まれます。
わかりやすく100円上がったとします。すると、株価は3,400円となるので、
3,400 – 3,300 で100円の利益が出ていることになります。
ただ、100株持っているので、100円 × 100株 で10,000円の利益が出るということになります。逆に100円株価が下がってしまったら10,000円の損失が出る、ということです。
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株式コースで永久不滅ポイントを増やすことは可能なのか
さて、基本的なことがわかったところで、セゾンの株式コースで永久不滅ポイントを増やすのが現実的か考えてみましょう。
改めてストックポイントの価値をおさらいすると、「1ストックポイント=1円」です。
※キャプチャはSTOCK POINTのヘルプより。
では、先ほどのカルビーを買おうとした場合、100株分、330,000ポイント(33万円相当)必要かというと、その心配はありません。セゾンの株式コースは1ストックポイントから交換が可能です。
つまり、0.0003株から取引ができるということです。100ストックポイント(100円相当)使った場合、0.03株。
えー…意味がわからない単位ですね。
とりあえず、0.03株だと、100円の値動きで3ストックポイント(3円相当)の増減があるということです。
さて、ここで改めて先ほどの永久不滅ポイントを10ポイント増やす場合について考えてみましょう。上記の0.03株を例にシミュレーションしてみます。
0.03株だと100円の値動きで3ストックポイントが増減すると書きました。つまり、10ポイント増やそうとした場合、約334円の値動きが必要(334 × 0.03 = 10.02)ということになります。
株式コースで運用ができる銘柄は1ヶ月でそれぐらいの値動きはあるので、運が良ければ1ヶ月程度で10ストックポイント増やすことは十分に可能です。
もちろん、買ったところから同じぐらいの値幅下落する可能性もありますが、いったんそこは置いておきましょう。
永久不滅ポイントを10ポイント増やす場合は?
では、今度は永久不滅ポイントを10ポイント増やしたい場合を見ていきましょう。
5.1ストックポイントで永久不滅ポイント1ポイントなので、先ほどのストックポイント10ポイントだと、1ポイントしか交換できません。永久不滅ポイントを10ポイント交換しようとした場合、51ストックポイントが必要になってきます。
取り扱っている3銘柄はいずれも1年で1,000円~2,000円の値動きがあればいい方です。
下がった時に買って、ある程度上がったら売る、また下がったら買い直して売る…こんなやり方もあります。
が、図のように上手くいくものではないので、ひとまず一度保有したらしばらく放置して株価が上がるのを待つパターンで考えてみましょう。
そうなった場合、最大の変動幅を狙うのは現実的ではないので、大きく見て500円株価が上がったら売ると仮定します。また、1年で永久不滅ポイントを10ポイント増やしたいという設定でいきます。
先ほどの0.03株だった場合、500 × 0.03 = 15となります。
51ストックポイント…小さい数字なようでなかなか手ごわいのがわかりますよね。
買ったところから1,700円株価が上昇してくれれば0.03株でも51ストックポイント増えますが、そんな値動きは対象3銘柄ではその年の大底で買って天井で売るぐらいの難易度なので、現実的ではありません。
株価の上昇は500円という条件を変えない場合、株の取得数を増やすしかありません。
その場合、0.11株以上の取得が必要になります。
500 × 0.11 = 55ということです。
この0.11株を保有するには367ストックポイントが必要になるので、永久不滅ポイント92ポイントを使って交換することになります。
92永久不滅ポイント × 4 = 368ストックポイント
※交換レート:永久不滅ポイント1ポイント(5円)につきストックポイント4ポイント(4円)に交換
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この時点で、手数料として92円が発生しています。
次に、0.11株取得して、500円株価が上昇し、利益確定したとします。こちらは、先ほど書いたように 500 × 0.11 = 55ストックポイントです。5.1ストックポイントにつき永久不滅ポイント1ポイント交換なので、51ストックポイントを使えば永久不滅ポイント10ポイントに交換できます。
これらを踏まえて改めて全体の手数料と実質の利益がいくらになるか計算してみましょう。
【目標】
永久不滅ポイント10ポイント(50円)
【入金(永久不滅ポイント→ストックポイント交換)手数料】
永久不滅ポイントポイント92(460円) – ストックポイント368ポイント(368円)=92円
【獲得ストックポイント】
500円の上昇 × 0.11株 = 55ストックポイント(55円)
【出金(ストックポイント→永久不滅ポイント交換)手数料】
ストックポイント5.1ポイント×10(51円) – 永久不滅ポイント1ポイント×10(50円)=1円
【実質獲得金額】
50円 – 93円 = -43円
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増えた永久不滅ポイントは先ほどと同じ10ポイントですが、最初に交換するストックポイントが多くなっている分手数料が増えているので、円換算すると、なんと43円のマイナスになっていることがわかります。ストックポイントが4ポイント(4円)残っていることを加味しても、39円のマイナスに。
仮に、株を保有したところから2,000円動くことがあれば、2,000 × 0.03 = 60 となるので、以下の計算が成り立ちます。
【目標】
永久不滅ポイント10ポイント(50円)
【入金(永久不滅ポイント→ストックポイント交換)手数料】
永久不滅ポイントポイント25(125円) – ストックポイント100ポイント(100円)=25円
【獲得ストックポイント】
2,000円の上昇 × 0.03株 = 60ストックポイント(60円)
【出金(ストックポイント→永久不滅ポイント交換)手数料】
ストックポイント5.1ポイント×10(51円) – 永久不滅ポイント1ポイント×10(50円)=1円
【実質獲得金額】
50円 – 26円 = 24円
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これなら最初の手数料を抑えつつ、利益も手数料で削れるとはいえ、プラスになります。
しかし、先ほども書いたように、扱っている3銘柄は年間で1,000円~2,000円の値動きの銘柄であり、その銘柄で大底で買って天井で売ることができた場合、といった不可能に近い条件のもとで達成できるので、現実的ではありません。
以上のことから、永久不滅ポイント運用サービスの株式コースはやるだけ無駄、というのが率直な回答です。
もしやるなら、1年と言わず、最初に交換したポイントだけで、何年もかけてじっくりと…ということをやっていけばいつかはプラスになります。
しかし、わずか数十円のためにそこまで頑張りたいと思いますか?
株主優待や配当金がもらえない
すでにやる必要がないという結論を出している中でさらに追い打ちを掛ける必要はないのですが、仕組みとしてお伝えしておくと、永久不滅ポイント運用サービスでは株主優待や配当金がもらえません。
通常、株式投資では株を保有すると株主優待や配当金がもらえます。
しかし、ストックポイントの場合、実際に株を保有するわけではないので、それらを受け取ることができません。
注文がリアルタイムに行われない
株式投資の場合、成行というその時の株価で発注をする方法があります。
しかし、永久不滅ポイント運用サービスの場合、その日の14時半まで注文を受け付け、その日の終値で発注されます。
つまり、その日の株式市場が開く9時の注文でもその日の株式市場が閉まる14時59分に注文してもその日の終値で注文されるということです。
その結果、この値段で買いたい!はもちろん、この値段で売りたい!といったことが運用者側ではコントロールができないということです。
結果として、注文を入れた段階よりも安く買える場合や高く売れる場合もありますが、自分が取引したいと感じた株価で注文できないのはトレードにおいてかなりのストレスです(元々、終値で注文してトレードするという方は別ですが)。
もし、永久不滅ポイント運用サービスを利用してポイントを増やしたい!という場合は、ストックポイントに交換する必要がない投資信託コースを選ぶようにしましょう。
ポイント投資ならdポイント投資や楽天ポイント投資
さて、永久不滅ポイント運用サービスは基本的にオススメしないと伝えましたが、この記事を読んでいるということは、ポイント投資自体に興味があると思います。
近年、ポイント投資サービスは増えてきていますが、その中でもオススメのサービスを紹介します。
dポイント投資
dポイントはドコモユーザーのイメージが強いと思いますが、dアカウントを作れば誰でも貯めることができます。
dカード決済もしくはd払いであれば、基本100円で1ポイントなので、1,000ポイントで1ポイントの永久不滅ポイントよりも貯まりやすいです。
100ポイント単位で運用が開始できるので、10,000円利用分からスタートできるので気軽に始められます。
また、セゾンカードを利用している場合、永久不滅ポイント200ポイントでdポイント1,000ポイントに交換が可能です。
「dポイントクラブ ポイント移行申請書」を書き、郵送する必要があるので、多少手間が掛かりますが、永久不滅ポイント200ポイント=1,000円相当なので、等価交換と損することはありません。
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楽天ポイント運用
楽天カードでお馴染みの楽天でもポイント運用があります。使うのはもちろん楽天ポイント。
楽天ポイントは通常、購入代金の1%(10,000円の購入なら100ポイント)になりますが、ショップによってはポイント2倍になっていたり、ポイントが倍増するキャンペーンを定期的に行っています。
楽天ポイント運用も100ポイント単位で始められるので、10,000円利用分(ポイントの付与が1%の場合)で運用が開始できます。
[SaLinkDesigner id=6889 layout=horizontal target=none]https://ecoeco-taizen.com/increase/investment/trade-stocks/39221.html[/SaLinkDesigner]
今後もポイント運用サービスは手軽に投資体験ができるサービスとして増えていくことが考えられます。
どのサービスを利用するのがお得かを考えながら、ポイントを上手に増やしていきましょう。
貯めたお金を増やす方法を知りたい方はこちらもチェック!
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