蜂は4~5月ごろに冬眠から目を覚まし、8月から9月が一番活発に行動すると言われています。
もしハチの巣を見つけても絶対に近づかないようにしましょう
特に気性の激しいスズメバチは、大きく動く物に対し攻撃する習性があります。
ハチの巣を見つけた場合は住んでいる市・区役所に連絡するか業者に駆除の依頼しましょう。
ただし区役所が対処してくれるのは、危険性の高いスズメバチのみ。
アシナガバチやミツバチは自分で駆除するか、実費で専門業者に依頼しなければならないので注意が必要です。
ちなみにドラッグストアなどで蜂用の殺虫剤も売られていますが、万が一ハチを怒らせてしまうと刺されてしまう恐れもありますので、無理せずにプロにお任せするのが一番だと思います。
また、ハチの中でも“スズメバチ”は9月から11月にかけて最も活動すると言われています。
特に今年2018年は生育環境の恵まれたせいもあり、スズメバチが大量発生しているといったニュースもたくさん放送されているようです。
巣にいる働き蜂が最大数になっており、巣を防衛するために敵に過剰反応するのでとっても危険。
巣が近くになくても襲われる可能性がありますので、十分に注意が必要です。
とはいえ、スズメバチ以外は自分でどうにかしなければなりません。
ですが恐ろしいハチ相手に、どう対処したらよいかなんてわかりませんよね。
そこで、今回は身近にも潜んでいる蜂(ハチ)の生態から駆除方法・巣作りを防ぐ方法などを紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
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ハチの種類
ハチと一口にいっても、さまざまな種類がいます。
代表的なのがミツバチ・アシナガバチ・スズメバチの3種類。
よく名前を聞くハチばかりですね。
【ミツバチ】
ミツバチはこの3種の中で一番小さく、危険性も一番低いと言われています。
性格はおとなしく滅多に刺してくることはありませんが、自分や自分の巣に脅威を感じると攻撃してきます。
ミツバチは一回刺したら死んでしまいます。
これはミツバチの針に”返し”が付いており、一度刺したら抜けにくい仕組みになっているからなのです。
針を刺したハチが針を無理矢理引き抜こうとするため、お腹ごとちぎれて死んでしまいます。
ちなみに”返し”が付いている針を持っているハチはミツバチだけで、他のハチは何度でも刺すことができるようになっています。
ミツバチは花の蜜を身体に付けて飛び回るイメージが強いですよね。
ミツバチの集めるハチミツは昔から健康に良いとされ、最近では健康だけではなく美容にも効果があると話題の健康食品。
ハチミツの中でも“マヌカハニー”と呼ばれる蜂蜜は、身体の免疫を高める非常に良い効果を持っています。
マヌカハニーについてはこちらをチェック!
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また、ミツバチが集めてくる花粉「ビーポーレン」もスーパーフードとして知られています。
ローヤルゼリーの10倍ものアミノ酸が含まれている、アンチエイジング効果の高い成分としても知られていのです。
ミツバチは怖いというよりも、私たちの健康維持にとても役立つハチということになります。
【アシナガバチ】
アシナガバチは細くスラっとした体形が特徴のハチで、性格もスズメバチと比べるとおとなしいです。
そのため巣に刺激を与えたり、アシナガバチ自体を素手で捕まえようしたりしなければ刺してくることはありません。
飛び方もスピードがあるわけではなく、ふわふわと浮いているような感じです。
ですがハチ自体が非常に大きいので、1~2匹でも威圧感があります。
巣の形もお茶碗を逆さにしたような、まるでシャワーヘッドのような形をしています。
ちなみに、ゆかにゃん宅にはアシナガバチが巣を作っていたみたいです。
夏の終わりごろに、エアコンの室外機の下に巣をつくられてしまったんだとか。
ハチがとても大きく、怖くて駆除ができなかったようで管理会社さんに駆除してもらいました。
【スズメバチ】
スズメバチは上2種に比べて大型で非常に獰猛(どうもう)な種類。
巣に近づくだけでも大勢で襲ってくる特徴があり、特に初秋になると繁殖のために攻撃性が高くなるので注意が必要です。
巣の形はフラスコを逆さにしたような形か、丸い形で出入り口の穴があいているのが特徴です。
スズメバチに関しては、市町村によっては自治体が無料で駆除してくれます。
ただし駆除を行っていない自治体や、防護服のみ貸してくれる自治体など場所によってそれぞれ。
スズメバチの巣ができてしまっている場合は、一度市町村に連絡をしてみることをおすすめします。
柔軟剤の香りにご用心
最近は香りの強い柔軟剤が多く販売されています。
柔軟剤の本来の使用目的は「繊維を柔らかくすること」ですが、柔軟剤の香りを香水代わりに使う方も多くいます。
ですが、柔軟剤の香りが強すぎると「スメハラ」や「逆スメハラ」といった問題だけではなく、甘い香りのする洗濯物に蜂(ハチ)が寄ってきて危険な目に遭遇しやすくなります。
実際、我が家でも晴れた日には洗濯物の近くを飛んでいるスズメバチを何度か見たことがありました。
さらに朝方や昼間に干し、ハチがくっついていることに気がつかないまま洗濯物を取り込んでしまった…なんてことも。
その際は1匹で済みましたが、「人を殺してしまうほどの有毒」をもっているスズメバチが家の中にいるなんて怖くて仕方ないですよね。
柔軟剤を使った洋服はとてもいい匂いがしますが、あまりにも香りが強いと周りの人間に迷惑をかけるだけではなく、自らを危険な目に遭わせてしまうかもしれないので注意が必要です。
ハチに出会った場合の対処法
ハチに出会ってしまったら、とにかくハチを刺激しないことが一番です。
蜂にビックリして走ったり、手で振り払おうとしてしまう人が多いのですが、ハチを興奮させてしまう原因になり危険性が増してしまいます。
ハチの目は近くが見えにくくなっているため、すぐに蜂の視界から逃れることが大切。
姿勢を低くしてゆっくり後ろに離れていくようにすれば、刺激せずに逃げることができますよ。
また、ハチは甘い匂い・黒いものに寄ってくる習性があります。
山や茂みの草刈りなどハチがいそうな場所へ行くときには香水や整髪料を付けないようにし、黒いものを身につけないようにしましょう。
もし万が一刺ハチに刺されてしまった場合は、
1 すぐに毒を絞り出す(つねったり、ポイズンリムーバーなどを使いましょう。絶対に口で吸い出さないこと)
2 患部を洗ったりして冷やす。
3 ムヒアルファEXなど抗ヒスタミン剤が入っている軟膏を塗布する。
4 安静にする
5 出来るだけ病院へ行く
特に以前ハチに刺されたことがある方がまた刺されると、アナフィラキシーショックを起こす可能性が高くなるので、すぐに病院へ行くようにしてくださいね。
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身近に巣を作られていた場合の対処法
ハチを寄せ付けないことが大切ですが、知らぬ間に巣ができてしまえばしょうがないですよね。
ミツバチやアシナガバチに巣を作られてしまった場合は、業者に依頼するか、自分で駆除しなければなりません。
自分で駆除
これは巣が小さい(直径10センチ未満)場合か、種類がスズメバチでない場合のみ行なってください。
巣が大きいとそれだけ働き蜂の数も多くなっていますので、自分が刺される可能性も高くなります。
用意するものは
・殺虫スプレー(できればハチ用のもの)
※ミツバチの場合は殺虫剤が効きにくいため、必ずハチ用のものを使う※
ハチ用殺虫スプレーの場合ノルズが長く、距離をとって吹きかけることができるので、他の害虫用のスプレーよりも安全です。
・白色の長袖、長ズボン、帽子(出来れば防護服)
防護服については、市区町村によっては防護服を貸し出してくれるところもあるそうなので、まずは聞いてみると良いですね。
ハチを興奮させることになるので、間違っても黒い服を絶対に選ばないでください。
・軍手、タオル
出来るだけ肌をさらさないように付けておいたほうがいいです。
・長い棒や虫取り網
巣を落とすために使います。
・ノコギリやスコップなど…
ハチの巣は頑丈に接着されているため、ノコギリやスコップなどを使い巣を根元から切り離します。
ハチは人間と同じ昼行性のため、夕方から夜にかけてその巣の働き蜂が外から帰ってきます。
そのため駆除は夕方から夜が良いでしょう。
駆除の手順
1 風上から巣に向けて殺虫剤を吹きかける
殺虫剤を吹きかけるとハチが飛びまわりますが、これはビックリしているだけなので吹きかけるのを止めないようにしてください。
下から殺虫剤をかけると落ちてきたハチを身体で受け止めることになるので、オススメできません。
2 羽音がしなくなったら巣を落とす
虫取り網の中に巣を落とすようにすれば、周りを汚さずに落とすことができます。
3 落とした巣を掃除して完了
ハチは死んでいても触れると筋肉の収縮運動で針が出てきて刺されることがあるので、死骸には素手で絶対に触れないようにしてください。
決して簡単ではないため、くれぐれも「あ、これ無理だ」と思ったらハチの駆除を専門とする業者の方に頼むようにしましょう。
業者に頼む
スズメバチの巣や、大きな巣の場合は業者の方に頼んだ方が安全に駆除できます。
市区町村によってはスズメバチの駆除は無料で行ってくれるところもありますので、まずは相談してみると良いでしょう。
業者の方に直接頼む場合は料金や対応可能地域をしっかり確認してから頼むと、トラブルなくスムーズに駆除してもらうことができます。
駆除にかかる料金はハチの種類や、巣の位置(高さなど)によって変動しますが、大体1万~2万円かかります。
無料見積もりをやっているところもあるので、複数社に見積もってもらい料金の安いところに依頼すれば安くハチの駆除をすることができますね。
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ハチに巣を作らせない方法
身近に巣を作らせないためには、ハチトラップを設置する、ハチ自体を寄せつけないようにする、の2つの方法があります。
ハチトラップを設置する
これは「春先に女王蜂が巣を作り始める前にトラップで仕留めてしまう」というもです。
そのため、巣が作られた後には働き蜂をおびき寄せてしまうだけになるため、6月以降の設置は止めておいたほうがいいでしょう。
蜂トラップは市販品の他にも、1.5Lや2.0Lの大きなペットボトルで自作することもできます。
簡単にですが、作り方を紹介しようと思います。
【作り方】
1 ペットボトルの上部に2cm×2cmの窓を作る
2 清酒:酢:砂糖=2:1:1の割合で誘引剤を作る
3 誘引剤をペットボトルの中に入れ、木の高さ2mほどの場所に吊るしておく
誘引剤は1~2週間ほどで効果がなくなるので、定期的に交換してください。
蜂トラップによってひっかかった蜂の中には生きているハチもいる可能性があるため、誘引剤を交換する時には気を付けてくださいね。
ハチ自体を寄せ付けないようにする
今回は木酢液を利用した方法を紹介します。
用意するものは、木酢液と水と溶液を入れる容器のみと非常にシンプルです。
木酢液は、炭を作るときに出る水蒸気を冷やし、液体にしたものを指します。
200種類以上の成分が入っており、ハチ対だけでなくガーデニングにも活用できます。
木酢液はスモークのようなにおいがしますが、これがハチには効果的!
山火事と勘違いして寄り付かなくなるともいわれていますので、殺虫剤よりも安心して使用できるはずですよ。
使い方もとってもシンプル。
水と1:1に薄めた木酢液をハチに来てほしくないところに置くだけ
これだけでハチどころか蚊が発生することも防ぐことができるようです。
とても簡単なので、ぜひ試してみてくださいね。
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まとめ
夏から秋にかけて一気に攻撃的になるハチですが、基本敵に刺激を与えなければ刺されることはありません。
ばったりハチに出くわしてしまっても、慌てず騒がず落ち着いて行動してくださいね。