昔は駅のホームでも吸うことができたタバコ。
最近では吸える場所がどんどん減っていますね…。
愛煙家のみなさんは肩身の狭い思いをしているのではないでしょうか?
タバコは嗜好品として知られていますが、一度吸うと高い依存性があることから、「依存性薬物」としても知られています。
そんなタバコを吸うことで発せられる煙には、健康被害を及ぼす害がいっぱい!
しかも吸っている本人だけでなく、副流煙による受動喫煙としてそばにいる人にまで影響を及ぼします。
タバコの煙が引き起こす周りへの迷惑=スモークハラスメント
ただ単に不快な思いをさせるだけでなく、時にはその煙が周りの人の健康を害してしまい、最悪の場合“裁判沙汰”になるなんてこともあるのです。
そこで、実際にあった事件の紹介や、今流行りのアイコスを使った対策法などを紹介したいと思います。
受動喫煙で起きた実際の事件を紹介
タバコを直接吸っていなくても被害を受けてしまう副流煙による受動喫煙。
中には「周りの人の方が深刻な影響を受ける」として知られています。
実際に裁判まで引き起こした事件をいくつか紹介しましょう。
職場での受動喫煙で損害賠償!?
職場での受動喫煙の影響で、持病であった心臓病が再発したとして、横浜市内の自動車教習所に勤めていた男性が会社に損害賠償を求めました。
裁判は数年にわたり、結局2016年5月に会社側が原告に100万円を支払うということで和解が成立。
この裁判は大きなニュースとなっていたため、ご存知の方も多いと思います。
受動喫煙による周りの人への影響は、思った以上に大きいもの。
知らぬ間に周囲の健康を蝕んでいる可能性があるのです。
マンションのベランダで喫煙、損害賠償に
一日に何度もマンションのベランダで喫煙していた男性。
上の階に住む女性が再三注意をしていたようですが、結局受け入れてもらえず…
結局長い間タバコの煙を吸い続けたせいで健康被害を生じてしまいました。
マンション自体には、ベランダが禁煙というルールはなかったとのこと。
ですがマンションのベランダや廊下は共用部分であるため、女性の訴えは認められました。
結果、名古屋地裁は喫煙者に5万円の支払いを命じ、その後確定となりました。
仮採用された職場で受動喫煙の被害、本採用を取りやめられたが…
仮採用された職場で勤務していた男性。
受動喫煙により体調を崩してしまい、会社に職場環境の改善を求めたところ本採用が白紙に。
この裁判は約3年間続きましたが、結果東京地裁は会社側に475万円の支払いを命じ、その後確定となりました。
このように、実際にタバコの煙=受動喫煙による副流煙で裁判となる問題は、数多く起きています。
喫煙者はマナーのある吸い方をするべき
タバコを吸うことで、たくさんの被害が起こります。
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で、金無和也も紹介しているように、最も気になるのが癌へのリスク。
タバコに含まれる有害物質が原因となり、通常よりもかなり高い確率で癌を発症してしまうようです。
喫煙者の方は、その点も十分踏まえながら好んでタバコを吸っていますよね。
ですが、受動喫煙をしている周りの方は、好き好んでその煙を吸っているわけではありません。
無理やり吸わされている…という表現が正しいのかもしれませんね。
受動喫煙で被害を広げないためにも、アイコスを普及させるべき
受動喫煙を増やさないためには、タバコの煙自体をまき散らさないことが大切。
ですがタバコを吸う行為は、煙が出るのが当たり前。
いくら人のいない方向に吐きだしたとしても、服や髪に付着すればあの独特のいやな臭いを発します。
そこで登場するのが、最近話題のアイコス(IQOS)
“煙の出ないタバコ”として話題となり、今でも入手困難とされていますよね。
アイコスは電子タバコではなく「加熱式タバコ」
火を使わずにバッテリーの力で熱を発生させるため、通常のタバコのように煙や灰がでません。
事前に充電して使用しますがスイッチ1つで加熱がスタート、20秒程で吸うことができます。
燃やしていない&灰がでないため、吸い殻はそのままゴミ箱に捨てることもできます。
そして、注目すべき点はやはり“煙が出ない”ということ。
これは受動喫煙を確実に防止することができます。
ただし熱を使うため、水蒸気による煙は発生します。
ですがタバコの煙のようなしつこい煙ではなく、すぐにサーっと消えてしまうほど薄いもの。
また、タールが含まれていないので、タバコ独特のいやな臭いがしないのです。
実際、節約大全のスタッフである愛煙家の金無和也も、アイコスを購入しました。
いつもなら金無和也がタバコを吸って戻ると、普段タバコを吸わない私にはすぐにわかります。
あのツーンとした臭いは、体調の悪いときに嗅ぐと本当に辛いんですよね…。
アイコスを購入したとのことで、試しにそばで吸ってもらいましたが「本当に吸っているの?」というほど煙や臭いを感じませんでした。
といっても全くの無臭!ではなく、何と言うか燻製のような香ばしい香り。
これはタバコの葉を加熱しているせいなんだそうです。
アイコスを使い始めてから、金無和也の周りからタバコ臭さが消えました。
吸って戻ってきているようですが、残り香もないのでこっちが気付かないほど。
私もイヤな臭いをかがなくて嬉しいですが、それ以上に愛煙家の金無和也にとっても「周りを気にせず気兼ねなく吸える」という点はメリットですよね。
加熱式たばこも禁煙治療が保険適用に!
今までは紙巻タバコのみ条件が合えば保険適用で禁煙治療が受けられましたが、なんと厚生労働省は加熱式たばこでも禁煙治療を保険適用対象とする方針を固めたと発表しました。
節約大全内でも紹介していますが、加熱式たばこは有害性は否定されていません。
紙巻きたばこに比べて一見安全なように見られますが、もちろん同じようなリスクもあります。
加熱式たばこを保険適用にする目的にはガンなどのリスクを減らし、将来の医療費を抑える狙いがあるようです。
禁煙外来も利用がしやすくなりそうですね。
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まとめ
タバコの煙くらいと軽視されがちですが、その被害は人の健康被害にまで及ぶほど。
自分さえよければ良いと言わず、周りを考えて吸うことこそが大人のマナーですよね。
タバコを廃止すればいいのに!
と言った意見が多いようですが、私はそこまで思いません。
吸いたい人が周りを考え、マナーを守って吸うことができるのであれば、タバコはあって良いものだと思っています。
また、今回は実際に損害賠償にまでなった事件をいくつか紹介しましたが、実際のところタバコの煙(副流煙)がきっかけで本当に健康を害したのかは不明。
明確な証拠がない問題なので、ただ吸っていた煙が流れてきただけでも被害者となってしまいます。
とはいえ、最初から煙や匂いの出ないアイコスを使っていれば否定できるはず。
人に迷惑をかけず、アイコスを使い自分だけで楽しむことができる人こそが、本当の愛煙家と言えるのではないのでしょうか?
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