SuicaやPASMOなど、交通機関を利用する際に定番となったICカード(電子マネー)。
タッチするだけで改札を通過でき、とても便利ですよね。
ただ、便利なこと以外あまり詳しく把握せず、当たり前のように毎日利用している人も多いかと思います。
そんな中2014年の消費税増税によってICカードでの電車賃が一円単位となり、利用する距離によっては切符とICカードでの料金に差が生まれたのです。
にも関わらず、多くの方は電車賃の差に気が付かぬまま「便利」というだけで使っているはず…。
1円単位ではあるかもしれませんが、電車を頻繁に使っているなら知っておいて損はないですよね。
そこで、今回はICカードと切符の値段の比較や、ICカード以上に交通費がお得になる節約裏ワザ術を紹介したいと思います。
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距離数によって違う?電車料金の謎
Yahooの路線情報やジョルダンなどで電車の時間や値段を調べる際、“ICカード利用”か“切符利用”かを選択する項目があります。
実は、ICカードと切符では乗車する距離によって料金に差があるのをご存知ですか?
ICカードは、料金単位が一円ずつ。
それに比べ切符はみなさんご存知のように10円単位になっているから。
距離によって繰り上げられたり繰り下げられたりしているのです。
メジャーな路線、JRで比較をしてみましょう。

このように、1~3kmと16~20kmでは切符の方が安くなっています。
この距離を良く利用する場合、切符を買って乗車したほうが結果的に節約につながります。
それ以外の距離はICカードの方が1~5円程安め。
節約上手の方は、距離によって使い分けをしているようです。
Yahooの路線情報やジョルダンなどの乗り換え案内を使えば、どちらが安いか一目で判断することができます。
アプリを入れて乗り換え案内と共に料金もチェックしておきましょう。
どのくらい安くなるのか計算してみました
16~20kmの場合、切符の方が4円安くなります。
例えば往復で計算した場合…
4円×2回=8円
行き帰りで8円節約。
たった8円かと思いますが、回数を重ねるとその差は歴然!
一か月の場合
8円(往復)×25日=200円
一年の場合
200円(一か月分)×12か月=2,400円
ひと月31日、週休二日と計算した場合、年間2,400円以上節約することができます。
やはり長期間で計算するとその差はハッキリしますね。
ただし通勤や通学などの場合は定期券を購入する方が安くなる場合もありますので、まずは乗車案内サイトで差額をチェックしましょう。
これを使えばさらに交通費が節約できる!
実は、意外と知られていない節約ワザがあります。
知る人ぞ知る、節約裏ワザ術を紹介しましょう!
回数乗車券を使う
あまり知られていないようですが、実は都心を走っている電車のほとんどで回数券の販売をしています。
通常、回数券は10枚分の料金で11枚切符を受け取ることができます。
例えば170円区間の場合、1,700円で11枚受け取れるので、170円分お得になるということ。
そんな回数券ですが、使う日を限定すれば更にお得にゲットすることができます!
平日限定回数券なら10枚分の料金で12枚、土日休日限定の回数券なら10枚分の料金で14枚も受け取れるのです。
知らなかった人も多いのではないでしょうか?
回数券の有効期限はたっぷり3か月もあるので、週末に都心へおでかけ♪なんて方にも利用しやすいですね。
一日乗り放題券を使う
「今日は都内をたくさんめぐる!」「観光地を巡る!」
なんて日にお得なのが“一日乗り放題乗車券”
各線によって料金は異なりますが、いちいち切符を買うより確実にお得に乗ることができます。
観光や出張にも使えますね!
神奈川県の名所の1つ「江ノ島」に行くなら江ノ島・鎌倉一日フリーパス券がオススメ!詳しくはこちら
番外編!ICカードの利用履歴を見る方法
ICカードには、乗車履歴や料金履歴が残っています。
駅の切符販売機にカードをいれ、利用履歴を印字すると一覧で見ることができますよね。
実はこれ、アプリでも見ることができるのをご存知ですか?
「Suica Reader」というアプリを使えば、いつでもどこでも利用履歴が確認可能!
ちなみにSuicaだけでなくPASMOの履歴も読み取ることができます。
読み取った履歴はCSVファイルで出力することができるので、家計簿や経費計算にも便利。
アプリは無料で利用できますが、NFC(近距離無線通信)に対応している端末のみで利用が可能となっています。
普段何気なく利用しているICカード。
実は距離や回数によっては切符や回数券を利用したほうが、交通費を節約することができます。
一度見直してみてはいかがでしょうか?
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